歯学教育モデル・コア・カリキュラム一覧表(令和4年度改訂版)
大分類一覧
歯科医師として求められる基本的な資質・能力
A 生命科学 注 大項目をクリックすると、それぞれの学修目標を見ることができます。
B 歯科材料と歯科医療機器
C 社会と歯学
D 臨床歯学
E 診察・診断と治療技能
○歯科医師として求められる基本的な資質・能力
PR:プロフェッショナリズム(Professionalism)
 人々の命と健康を守るために、人間の多様性に配慮し、人間性を尊重しつつ、歯科医師の職責を十分に自覚し、利他的な態度で医療に関わりながら、歯科医師としての道を究めていく。
GE:総合的に患者・生活者をみる姿勢(General Attitude)
 個人と社会のウェルビーイングを実現するために、患者・生活者の心理及び社会文化的背景や家族、地域社会との関係性を踏まえ、説明責任を果たしつつ、ニーズに応じて柔軟に自身の専門領域にとどまらずに診療を行い、総合的に患者・生活者を支える歯科医療を提供していく。
LL:生涯にわたって共に学ぶ姿勢(Lifelong Learning)
 より安全で質の高い歯科医療を実践するために、絶えず省察し、 生涯にわたって自律的に学びながら他の歯科医師、医療者と研鑽し続けるとともに、積極的に医療者教育に関わっていく。
RE:科学的探究(Research)
 社会に適応する医学を創造していくために、医学・医療の発展のための歯学研究の重要性を理解し、科学的・批判的思考を身に付けながら学術・研究活動に関与していく。
PS:専門知識に基づいた問題解決能力(Problem Solving)
 患者・家族の抱える問題に対応しつつ、医学・医療の発展に資するために、医学及び関連する学問分野の知識を身に付け、根拠に基づいた医療を基盤に、経験も踏まえながら問題解決に努めていく。
IT:情報・科学技術を活かす能力(Information Technology)
 医療・医学研究をさらに発展させるために、発達し続ける情報社会を理解し、人工知能(AI)やデータ活用を含めた高度科学技術を活用していく。
CS:患者ケアのための診療技能(Clinical Skills)
 安全で質の高い歯科医療を提供するために、臨床技能を磨き、それを遺憾無く発揮し、患者の苦痛や不安に配慮した診療を実践していく。
CM:コミュニケーション能力(Communication)
 患者の意思決定を支援して、安全で質の高い歯科医療を実践するために、患者及び患者に関わる全ての人の状況を考慮した上で良好なコミュニケーションをとり、信頼関係を構築していく。
IP:多職種連携能力(Interprofessional Collaboration)
 患者中心の歯科医療を提供するために、医療、保健、福祉、介護及び患者に関わる全ての人々の役割を理解し、お互いに対等な関係性を築きながら、チームとして協働していく。
SO:社会における医療の役割の理解(Medicine in Society)
 健康の代弁者として公衆衛生の向上を図るために、医療は社会の一部であるという自覚を持ち、経済的な観点・地域特性を捉えた視点・国際的な視野も持ちながら、公正な歯科医療を提供していく。
歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)概要
診療参加型臨床実習の内容と分類