↓授業日程表を表示 教科の特徴 ヒトのからだの中では様々な物質の合成・分解が、酵素を触媒とする多種多様な化学反応によって担われており、生命はそれらが滞りなく正常に営まれることで維持される。また、生体内での化学反応の異常は病気の原因をもなり、時には個体を死に至らしめる。生化学では、種々の臓器あるいは組織の細胞で機能している物質がどの様な過程を経て合成・分解されているのか、またそれらの合成・分解に関わる化学反応がどの様に調節されているのかについて学び、生命現象を分子をとおして理解する。本教科は臨床医学・臨床歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を提供するために必要な基礎的な知識の根幹となるものである。授業では代謝学、分子遺伝学に分け、代謝学では糖代謝、脂質代謝、アミノ酸代謝、核酸代謝について講義を行う。分子遺伝学では 遺伝子概論、遺伝子複製転写翻訳メカニズムの詳細と疾患との関連についての講義を行う。本教科は他の基礎科目だけではなく臨床科目とも関連し、医学・歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を提供するために必要な基礎的な知識の根幹となるものである。(コンピテンシー7) ナンバリング B0901-2B 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) 生体を構成する基本的物質の分子構造と機能との相関、それらの生体内での代謝とそれを調節している機構について理解し、多くの生命現象をそれに関わる分子や物質を例にあげ説明できる。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1)酸化・還元反応と代謝の関係を説明できる(5%) 2) 糖質の機能と代謝について説明できる(10%) 3)エネルギーの嫌気的,好気的生成系について説明できる(10%) 4)脂質の機能と代謝について説明できる(10%) 5)アミノ酸,タンパク質の構造と機能,代謝について説明できる(10%) 6)酵素の性質と反応機構について説明できる(10%) 7)核酸の代謝について説明できる(10%) 8)遺伝子の働きについて説明できる(10%) 9)遺伝性疾患と遺伝子異常や細胞周期について説明できる(10%) 10)分子生物学的手技について説明できる(10%) 11)腫瘍について説明できる(5%) 3.方略(LS:Learning Strategy) 1)受動的方法:講義 2)能動的方法:クリッカーよるポストテスト・講義中のディスカッション 3)媒体:教科書、参考図書、スライド 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 定期試験、中間テスト(総括的評価):100% 講義内容の理解度を空欄補充、真偽選択、多肢選択、論述などの記述試験で評価する。 中間試験(1回実施)40% 定期試験60% ※1回から14回までの範囲を中間試験で問う。 ※16回から26回までの範囲を後期定期試験で問う。 後期定期試験は中間試験以降の範囲とする。 ※中間テストの追試験は行わない。 ※定期試験追再試験は全範囲を出題する。 事前・事後学修 事前学修:各回の授業内容項目についてシンプル生化学の該当部分(シラバスに提示した部分)を読んでおくこと。(各15分から20分) 第1回:シンプル生化学(P.1-15,227-239)を読むこと(20分) 第2回:シンプル生化学(P.1-15)を読むこと(15分) 第3回:シンプル生化学(P.19-28)を読むこと(20分) 第4回:シンプル生化学(P.134-138)を読むこと(15分) 第5回:シンプル生化学(P.141-144)を読むこと(15分) 第6回:シンプル生化学(P.241-253)を読むこと(20分) 第7回:シンプル生化学(P.138-140,145-147)を読むこと(20分) 第8回:シンプル生化学(P.138-140,145-147)を読むこと(20分) 第9回:シンプル生化学(P.33-45)を読むこと(20分) 第10回:シンプル生化学(P.161-168,171-175)を読むこと(20分) 第11回:シンプル生化学(P.170-188)を読むこと(20分) 第12回:シンプル生化学(P.49-62)を読むこと(20分) 第13回:シンプル生化学(P.49-62)を読むこと(15分) 第14回:シンプル生化学(P.189-210)を読むこと(20分) 第16回:シンプル生化学(P.73-77,89-105)を読むこと(20分) 第17回:シンプル生化学(P.77-88)を読むこと(20分) 第18回:シンプル生化学(P.211-217)を読むこと(20分) 第19回:シンプル生化学(P.211-217)を読むこと(20分) 第20回:シンプル生化学(P.293-298)を読むこと(20分) 第21回:シンプル生化学(P.297-301)を読むこと(20分) 第22回:シンプル生化学(P.346-353)を読むこと(20分) 第23回:シンプル生化学(P.353-354)を読むこと(20分) 第24回:シンプル生化学(P.356-363)を読むこと(20分) 第25回:シンプル生化学(P.315-318)を読むこと(15分) 第26回:シンプル生化学(P.315-321)を読むこと(20分) 事後学修:当日の授業内容を再度見直し、重要なポイントをリストアップしてノートを作成する。(各30分程度) 第1回:生体を構成する元素について理解し、まとめること(30分) 第2回:物質間および物質とエネルギーの相互作用を理解し、まとめること(30分) 第3回:糖質の構造および機能について理解し、まとめること(30分) 第4回:糖質の代謝(解糖系)について理解し、まとめること(30分) 第5回:糖質の代謝(クエン酸回路)について理解し、まとめること(30分) 第6回:糖質の代謝(電子伝達系)について理解し、まとめること(30分) 第7回:糖新生について理解し、まとめること(30分) 第8回:糖新生と新生経路の制御について理解し、まとめること(30分) 第9回:脂質の構造と酸化的リン酸化を理解し、まとめること(30分) 第10回:脂質の構造、機能および代謝について理解し、まとめること(30分) 第11回:空腹時の脂質の代謝について理解し、まとめること(30分) 第12回:アミノ酸とタンパク質の構造について理解し、まとめること(30分) 第13回:アミノ酸とタンパク質の機能について理解し、まとめること(30分) 第14回:アミノ酸とタンパク質の代謝について理解し、まとめること(30分) 第16回:ビタミン、ミネラル、酵素について理解し、まとめること(30分) 第17回:生体のエネルギー酸性と利用について理解し、まとめること(30分) 第18回:核酸の構造について理解し、まとめること(30分) 第19回:核酸の代謝について理解し、まとめること(30分) 第20回:DNA複製と修復について理解し、まとめること(30分) 第21回:DNAからRNAへの転写、転写調節について理解し、まとめること(30分) 第22回:タンパク質合に至る翻訳について理解し、まとめること(30分) 第23回:遺伝性疾患について理解し、まとめること(30分) 第24回:分子生物学的手技について理解し、まとめること(30分) 第25回:細胞周期について理解し、まとめること(30分) 第26回:腫瘍と遺伝子との関わりについて理解し、まとめること(30分) 自宅での復習ではシンプル生化学の該当箇所を熟読しあわせてイラストレーテッドハーパーを通読する。 【e-Learning】
教科書 イラストレイテッド ハーパー・生化学{原書30版}上代淑人 監訳 丸善 シンプル生化学【第7版】 林 典夫,廣野治子,野口正人,五十嵐和彦 編集 南江堂 参考図書 細胞の分子生物学{第6版} 中村 桂子, 松原 謙一(監訳)ニュートンプレス ワトソン 遺伝子の分子生物学{第7版}中村桂子 監訳 東京電機大学出版局 オフィスアワー 1)授業終了後の次の授業が始まるまでの講義室内で実施 2)放課後17:30-18:00、本館10階生化学講座にて実施 *ただし、メールで事前にアポイントを取ること 3)メールでの質問は受け付けない 総授業コマ数 26コマ 出席について 出席は講義開始直後に取る。また講義開始15分後までに入室した場合は遅刻とする。 ※その際には、教卓横にある遅刻者リストに、入室した時間・出席番号・氏名を記載すること。 講義開始15分後に入室した場合は欠席とする。 公共交通機関の遅延は考慮しない。
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