第 4 学 年  地域包括ケアと高齢者の歯科診療「介護施設実習・地域包括実習・食物物性実習」
後 期 計 画 表

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教科の特徴
「地域包括ケアと高齢者の歯科診療」講義を踏まえ、地域包括支援センター実習、介護保険施設実習、食物物性実習の3つの実習を通じて、単純想起にとどまらない実学としての知識、技能、態度を学修する。

ナンバリング
F3042-4B

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
 人生100年時代を迎えつつある我が国において、歯科医師として地域包括ケアシステムに参画し、地域の包括的な支援・サービスの一環として歯科医療・介護を提供するために、歯科と医療・保健・福祉・介護との連携に必要な知識・技能・態度を身につける。

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1.地域包括ケアの目的と歯科医療の役割を説明する。(想起)(5~10%)
2.加齢による解剖学的、生理学的変化を説明する。(想起)(5~10%)
3.病診連携による在宅医療の仕組みを説明する。(想起)(5~10%)
4.多職種連携のチーム医療を説明する。(想起)(5~10%)
5.歯科医学の健康長寿への貢献を説明する。(想起)(5~10%)
6.高齢者のための栄養学を説明する。(想起)(5~10%)
7.地域包括支援センターの機能を説明する。(解釈)(5~10%)
8.地域包括ケアに関わる多職種とコミュニケートする。(態度)(5~10%)
9.介護保険施設の種類と入所者の特性を説明する。(解釈)(5~10%)
10.介護保険施設の入所者・職員とコミュニケートする。(態度)(5~10%)
11.食物の物性を測定する。(技能)(5~10%)

3.方略(LS:Learning Strategy)
1)受動的方法:講義
2)能動的方法:実習、PBL、グループディスカッション、グループ発表
 3つの大班に分かれ、地域包括支援センター実習、介護保険施設実習、食物物性実習の3つの実習を第2~4回でローテーションする。
 地域包括支援センター実習、介護保険施設実習は、実習先毎に小班に分かれる。
3)媒体:教科書、スライド、プリント

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
1)態度評価(総括的評価)
 欠席または提出物が未提出の場合、不合格とする。
2)実習前の個人作業のプロダクト(形成的評価)
 第1回 実習前個人作業にて作成したプロダクトにて評価する。
3)物性測定のPBL実習終了時相互評価(形成的評価)
 東京歯科大学、大妻女子大学の学生による相互評価を行う。
4)観察記録、PBLのプロダクト、事後のグループワークのプロダクト(総括的評価)100%
 地域包括支援センター実習と介護保険施設実習の観察記録、実習後のグループワークのプロダクト、食物物性実習のPBLのプロダクトを評価する。

事前・事後学修
事前学修:
第1回 「地域包括ケアと高齢者の歯科診療」の講義内容を復習し、知識を身につけておくこと(60分)
第2~4回
 地域包括支援センター実習では、「歯科医療管理学(社会保障制度)」の講義内容を復習しておくこと(30分)
 介護保健施設実習では、介護保険に関する知識を復習しておくこと(30分)
 食物物性実習では、「地域包括ケアと高齢者の歯科療」講義第9、10回(11/5)の講義内容を復習しておくこと(各15分)
第5回 グループワークで他の班のメンバーと情報共有するための資料をまとめておくこと(30分)

事後学修:
第1回 グループワークで作成したプロダクトを見直し、知識を整理しておくこと。
第2~4回 各実習内容を整理し、他の班と情報共有するための資料を作成しておくこと。
第5回 他の班と共有した情報をまとめておくこと。
 各特別区の地域包括支援センターのHP
 医療法人社団日成会HP http://nisseikai.jp/top.php
 電子政府の総合窓口クをスムーズに進められるよう、知識を身につけておくこと(60分)e-Gov『法令』 https://www.e-gov.go.jp/law/

【e-Learning】

教科書
平田創一郎等編著:スタンダード社会歯科学第8版、学建書院

参考図書
大久保真衣等:診察室でもぐもぐの発達を支える本、クインテッセンス出版
上田貴之等編著:診療室ではじめよう!口腔機能管理と栄養指導、永末書店

オフィスアワー
地域包括支援センター実習:平日の放課後(17:30~18:30):本館10階社会歯科学講座
介護保険施設実習:平日の放課後(17:30~18:30):本館10階衛生学講座
食物物性実習:実習期間中 平日(17:30〜18:30) オンライン *事前にメールにて連絡をとるように mokubo@tdc.ac.jp 大久保真衣宛


総授業コマ数
13コマ

出席について
第1、5回:グループワーク
出席をとった時点から20分までを遅刻とし、それ以降は欠席とする。遅刻の際は、教室員に出席番号、氏名を告げて入室すること。20分以内に入室したことが確認できない場合、欠席となることがあるので注意。電車の遅延等であっても同じ扱いとする。その際、遅延証明は提出すること。
第2~4回:実習
現地集合・現地解散のため、小班でまとまって移動すること。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 杉原 直樹 教授*, 平田創一郎 教授*, 大久保 真衣 准教授*
 石塚 洋一 准教授*, 田代 宗嗣 講師*, 大澤 航介 助教*
 川口 美喜子 非常勤講師*, 平井 基之 非常勤講師*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 11/15 4,5 A-7-1)-③
地域包括ケアシステムの概念を理解し、地域における、保健(母子保健、学校保健、産業保健、成人・高齢者保健、地域保健、精神保健)・医療・福祉・介護の分野間及び多職種間(行政を含む)の連携の必要性を説明できる。
A-7-1)-⑦
地域医療に積極的に参加・貢献する。
B-2-2)-③
社会保障制度(社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生)を説明できる。
B-2-2)-④
高齢者の置かれた社会環境を説明できる。
B-2-2)-⑦
社会環境(ノーマライゼーション、バリアフリー、quality of life )の考え方を説明できる。
B-2-2)-⑧
地域における保健・医療・福祉・介護の連携(地域包括ケアシステム)を説明できる。
G-4-①
地域医療・地域保健(在宅医療(訪問歯科診療を含む)、地域包括ケアシステム)を経験する。
 
1.講義
2.実習 
新館・8階 第2講義室
 
杉原 直樹
平田創一郎
大久保 真衣
石塚 洋一
田代 宗嗣
大澤 航介
平井 基之
1.地域包括ケアの目的と歯科医療の役割を説明する。(想起)
2.加齢による解剖学的、生理学的変化を説明する。(想起)
3.病診連携による在宅医療の仕組みを説明する。(想起)
4.多職種連携のチーム医療を説明する。(想起)
5.歯科医学の健康長寿への貢献を説明する。(想起)
6.高齢者のための栄養学を説明する。(想起)
11.食物の物性を測定する。(技能) 
1)3つの実習の実施方法等説明
2)地域包括支援センター実習・介護保健施設実習事前学修
 実習先の地域包括支援センターが所在する市町村の人口、高齢化率、地域包括支援センターの配置、歯科診療所数を調べ、全国との比較を行い、歯科医療提供体制の課題を検討する。
 実習先の介護施設の法的位置づけ、機能、入所者の特性等を調べる。
【e-Learning】地域包括実習レポート フォーマット
【e-Learning】地域包括実習レポート提出フォーム 
【e-Learning】食物物性アンケート
【e-Learning】食物物性資料
2 11/22 3,4,5 A-7-1)-③
地域包括ケアシステムの概念を理解し、地域における、保健(母子保健、学校保健、産業保健、成人・高齢者保健、地域保健、精神保健)・医療・福祉・介護の分野間及び多職種間(行政を含む)の連携の必要性を説明できる。
A-7-1)-⑦
地域医療に積極的に参加・貢献する。
B-2-2)-③
社会保障制度(社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生)を説明できる。
B-2-2)-④
高齢者の置かれた社会環境を説明できる。
B-2-2)-⑦
社会環境(ノーマライゼーション、バリアフリー、quality of life )の考え方を説明できる。
B-2-2)-⑧
地域における保健・医療・福祉・介護の連携(地域包括ケアシステム)を説明できる。
G-4-①
地域医療・地域保健(在宅医療(訪問歯科診療を含む)、地域包括ケアシステム)を経験する。
 
1.講義
2.見学実習
3.レポート作成 
地域包括センター
 
平田創一郎
田代 宗嗣
大澤 航介
1.地域包括ケアの目的と歯科医療の役割を説明する。(想起)
2.加齢による解剖学的、生理学的変化を説明する。(想起)
3.病診連携による在宅医療の仕組みを説明する。(想起)
4.多職種連携のチーム医療を説明する。(想起)
5.歯科医学の健康長寿への貢献を説明する。(想起)
7.地域包括支援センターの機能を説明する。(解釈)
8.地域包括ケアに関わる多職種とコミュニケートする。(態度) 
第2~4回で3つの大班がローテーションで実施する。
地域包括支援センター実習
 地域包括支援センターにて、地域包括支援センターの機能、働く職種と業務内容、地域の課題等を自身が調べた内容や座学での知識と照らしながら現場で学ぶ。
【e-Learning】
(A班)地域包括実習 実習後レポート フォーマット
必ずダウンロードして作成すること
【e-Learning】
(A班)地域包括実習 実習後レポート提出フォーム 
こちらにファイルをアップロードすること
〆切は11月28日(木)18時とする。

※課題2は「課題1」で記載したことに関連して、課題文のキーワードを踏まえて更に調べたことをまとめて記載すること。
課題2の修正が必要な場合は、
12月12日(木)20時までに再提出することとする。
【e-Learning】
(B班)「介護施設実習」 レポートのダウンロード
【e-Learning】
(B班)「介護施設実習」 レポートの提出
【e-Learning】
(C班)食物物性スライドアドレス
3 11/29 3,4,5 A-7-1)-③
地域包括ケアシステムの概念を理解し、地域における、保健(母子保健、学校保健、産業保健、成人・高齢者保健、地域保健、精神保健)・医療・福祉・介護の分野間及び多職種間(行政を含む)の連携の必要性を説明できる。
B-2-2)-③
社会保障制度(社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生)を説明できる。
B-2-2)-④
高齢者の置かれた社会環境を説明できる。
B-2-2)-⑦
社会環境(ノーマライゼーション、バリアフリー、quality of life )の考え方を説明できる。
B-2-2)-⑧
地域における保健・医療・福祉・介護の連携(地域包括ケアシステム)を説明できる。
 
実習  各介護施設
 
杉原 直樹
石塚 洋一
平井 基之
1.地域包括ケアの目的と歯科医療の役割を説明する。(想起)
2.加齢による解剖学的、生理学的変化を説明する。(想起)
3.病診連携による在宅医療の仕組みを説明する。(想起)
4.多職種連携のチーム医療を説明する。(想起)
5.歯科医学の健康長寿への貢献を説明する。(想起)
6.高齢者のための栄養学を説明する。(想起)
7.地域包括支援センターの機能を説明する。(解釈)
8.地域包括ケアに関わる多職種とコミュニケートする。(態度)
9.介護保険施設の種類と入所者の特性を説明する。(解釈)
10.介護保険施設の入所者・職員とコミュニケートする。(態度)
11.食物の物性を測定する。(技能) 
第2~4回で3つの大班がローテーションで実施する。
介護施設実習
 都内の介護老人保健施設、グループホームにて、要介護高齢者が入所する施設の種類・入所者の特性および施設職員の業務を見学し、入所者・職員とコミュニケートする。また、入所者への訪問歯科診療を見学する。
【e-Learning】
(A班)食物物性スライドアドレス
【e-Learning】
(B班)地域包括実習 実習後レポート フォーマット
必ずダウンロードして作成すること
【e-Learning】
(B班) 地域包括実習 実習後レポート提出フォーム
こちらにファイルをアップロードすること
〆切は12/5(木)18時とする。

※課題2は「課題1」で記載したことに関連して、課題文のキーワードを踏まえて更に調べたことをまとめて記載すること。
課題2の修正が必要な場合は、
12月12日(木)20時までに再提出すること。
【e-Learning】
(C班)「介護施設実習」 レポートのダウンロード
【e-Learning】
(C班)「介護施設実習」 レポートの提出
4 12/6 3,4,5 B-1-③
栄養と食育を説明できる。
E-5-1)-⑧
摂食嚥下障害の診察、検査及び診断を説明できる。
E-5-1)-⑨
摂食嚥下リハビリテーションを説明できる。
E-5-1)-⑩
栄養管理や食形態の調整を説明できる。
 
1.講義
2.実習・示説
 
大妻女子大学実習室
 
大久保 真衣
川口 美喜子
1.地域包括ケアの目的と歯科医療の役割を説明する。(想起)
2.加齢による解剖学的、生理学的変化を説明する。(想起)
3.病診連携による在宅医療の仕組みを説明する。(想起)
4.多職種連携のチーム医療を説明する。(想起)
5.歯科医学の健康長寿への貢献を説明する。(想起)
6.高齢者のための栄養学を説明する。(想起)
11.食物の物性を測定する。(技能) 
第2~4回で3つの大班がローテーションで実施する。
摂食嚥下リハビリテーション実習 ケーススタディに基づくディスカッション
 嚥下困難患者について、食形態の指示、食事の指導を行う上で求められる摂食嚥下機能を理解するために、評価および症例提示を行う。大妻女子大学家政学部食物学科2年生と合同で実施する。
【e-Learning】
(A班)「介護施設実習」 レポートのダウンロード
【e-Learning】
(A班)「介護施設実習」 レポートの提出
【e-Learning】
(B班)食物物性ライドアドレス
【e-Learning】
(C班)地域包括実習 実習後レポート フォーマット
必ずダウンロードして作成すること
【e-Learning】
(C班) 地域包括実習 実習後レポート提出フォーム
こちらにファイルをアップロードすること
〆切は12月12日(木)20時とする。

※課題2は「課題1」で記載したことに関連して、課題文のキーワードを踏まえて更に調べたことをまとめて記載すること。
課題2の修正が必要な場合は、
12月12日(木)20時までに再提出することとする。
5 12/13 3,4 A-7-1)-③
地域包括ケアシステムの概念を理解し、地域における、保健(母子保健、学校保健、産業保健、成人・高齢者保健、地域保健、精神保健)・医療・福祉・介護の分野間及び多職種間(行政を含む)の連携の必要性を説明できる。
A-7-1)-⑦
地域医療に積極的に参加・貢献する。
B-2-2)-③
社会保障制度(社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生)を説明できる。
B-2-2)-④
高齢者の置かれた社会環境を説明できる。
B-2-2)-⑦
社会環境(ノーマライゼーション、バリアフリー、quality of life )の考え方を説明できる。
B-2-2)-⑧
地域における保健・医療・福祉・介護の連携(地域包括ケアシステム)を説明できる。
G-4-①
地域医療・地域保健(在宅医療(訪問歯科診療を含む)、地域包括ケアシステム)を経験する。
 
PBL  新館・8階 第2講義室
 
平田創一郎
大久保 真衣
石塚 洋一
田代 宗嗣
大澤 航介
1.地域包括ケアの目的と歯科医療の役割を説明する。(想起)
2.加齢による解剖学的、生理学的変化を説明する。(想起)
3.病診連携による在宅医療の仕組みを説明する。(想起)
4.多職種連携のチーム医療を説明する。(想起)
5.歯科医学の健康長寿への貢献を説明する。(想起)
6.高齢者のための栄養学を説明する。(想起)
11.食物の物性を測定する。(技能) 
3つの大班および小班を混在したグループ内で、地域包括支援センター実習と介護保険施設実習について、他の班のメンバーと学修した内容を情報交換・共有し、レポートを作成する。
【e-Learning】必須アンケート全員(物性実習について)
【e-Learning】
地域包括実習PBL
※スライドはDLせず、Drive上で作成すること

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