↓授業日程表を表示 教科の特徴 口腔インプラント学は多領域連携型の包括的学問であるといわれている。これは口腔インプラント治療を行うためにすべての歯科臨床医学に精通する必要があるということばかりでなく、インプラントを生体に植立することは、天然歯には存在しない異物と生体との新しい組織界面(上皮界面、結合織界面、骨界面)を形成させ、これを有効に利用するという今までの歯科医療にはなかった概念を確立したからである。まったく新しい概念を取り入れるためには、今まで学んできた歯科医学の基本を充分に理解する必要がある。これらを理解したうえで、それぞれの科目を縦横に結びつける能力をつけることが口腔インプラント学を修得する近道である。さらにこれらは本学のディプロマポリシーである「生涯研修研究を行うための態度・問題解決能力を身につける」ことへとつながるものである。したがって今回は、講義により口腔インプラント治療とその他の系統科目との結びつきを理解し、口腔インプラント学の基本を修得することを目的とする。本科目は、実務経験のある教員が担当している。(コンピテンシー2,5,6,7,8) ナンバリング C2201-4B 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) 歯科医学の基礎知識を整理し、系統科目間の横のつながりを理解するために、口腔インプラント学を通して統合型学習を修得する。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1 口腔インプラントの種類と特徴を説明できる。(約5%) 2 口腔インプラント治療の目的と流れについて説明できる。(約5%) 3 従来型補綴治療と口腔インプラント治療の違いを説明できる。(約5%) 4 インプラント周囲軟組織の組織学的特徴について説明できる。(約2%) 5 口腔インプラント治療における創傷治癒過程の病理学的特徴を説明できる。(約3%) 6 口腔インプラント治療に関連する解剖学的特徴について説明できる。(約5%) 7 口腔インプラント治療に用いられる生体材料の理工学的特徴を説明できる。(約5%) 8 口腔インプラント治療に関するリスクファクターについて説明できる。(約5%) 9 口腔インプラント治療に必要な全身的・局所的な診察と検査について説明する。(約5%) 10 口腔インプラント治療の治療計画・医療面接について説明できる。(約3%) 11 口腔インプラント治療の外科処置について説明できる。(約5%) 12 口腔インプラント治療の硬組織・軟組織マネジメントについて説明できる。(約5%) 13 口腔インプラント治療を用いた顎顔面の再建について説明できる。(約5%) 14 口腔インプラント上部構造の種類・特徴について説明できる。(約5%) 15 口腔インプラント上部構造の製作手順(印象採得・咬合採得)について説明できる。(約5%) 16 口腔インプラント上部構造の装着手順について説明できる。(約5%) 17 口腔インプラント治療に用いるデジタル技術について説明できる。(約2%) 18 口腔インプラント治療と歯周病との関連について説明できる。(約5%) 19口腔インプラント治療におけるリコールとメインテナンスについて説明できる。(約5%) 20 口腔インプラント治療のおける併発症と対応法について説明できる。(約5%) 21 口腔インプラント治療における免疫応答・アレルギーについて説明できる。(約5%) 22 口腔インプラント治療の長期経過症例のおける対応について説明できる。(約5%) 3.方略(LS:Learning Strategy) 1 受動的方法:講義 2 能動的方法:対話型講義・問題解決型講義・ディスカッション・ポストテスト 3 媒体:教科書、参考図書、スライド、プリント 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 1 定期試験(総括的評価)100% 講義内容の理解度を論述・空欄補充などの記述試験で評価する。 2 ポストテスト(形成的評価) 事前学修と講義の内容についてポストテストを実施する。さらに、方略の評価として用い、次年度の方略を検討する材料とする。 事前・事後学修 事前学修:教科書該当ページを読んでおくこと(15~20分) 授業回 教科書該当ページ 第1-2回 P1-36 第3-4回 P31-53 第5-6回 P54−133 第7-8回 P140-170, 235-248, 257-262 第9-10回 P165-234 第11-12回 P190-234, 266-273 第13-14回 P274-284, 248-256 第15-16回 P1-30, 285-322 事後学修:講義内容とポストテストの内容を再確認すること(15~20分) さらに関連する、すでに学修している他の系統科目の教科書内容を理解し、科目の横のつながりを確認する。 事前学修については、当日の講義内容とともにポストテストで確認する。 【e-Learning】
教科書 医歯薬出版 よくわかる口腔インプラント学 第4版 永末書店 公益社団法人日本口腔インプラント学会編 口腔インプラント学実習書 参考図書 医歯薬出版 公益社団法人日本口腔インプラント学会編 口腔インプラント治療指針2020 検査法・診断からリスクマネジメントまで オフィスアワー 平日の放課後(17:30~19:00):本館11階 口腔インプラント学講座 総授業コマ数 17コマ 出席について 出席は講義開始後10分以内に取る。 講義開始後30分経過までの入室は遅刻とする。 講義開始後30分以降の入室は欠席とする。 公共交通機関の遅延が30分を超える場合は考慮するが,30分以内の場合は考慮しない。
↑科目ページのtopに戻る
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
↑科目ページのtopに戻る |