↓授業日程表を表示 教科の特徴 医学・歯科医学を総合的に理解して全人的な歯科医療を提供するためには、からだの臓器や器官を構成する細胞や組織の構造を知り、どのような過程を経て形成されるのかについて理解することが必要となる。 発生病態学では、歯科医療を行う上での基礎的な知識、具体的には次年度以降に始まる、口腔外科や口腔内科の基本となる病理学・口腔病理学の基礎としての知識を身に着けるために、科目の前半部では、ヒトの発生と、口腔・顎顔面の形成過程と組織構築について、そして、後半部では、さまざまな病気を理解するための基本的な考え方を、画像および配布プリント等を使って、分かり易く講義する事を目指している。本科目は全人的な歯科医療を行う上で必要な基本的知識を学修するものである。(コンピテンシー3、6、7、8(3)) ナンバリング F3021-2B 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) ヒトの基本的な構造・機能を理解するために、頭蓋・顎顔面、口腔・および関連器官・臓器の発生、個体発生とさまざまな病変との関連について理解する。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1.口腔、顔面(顎骨を含む)、口蓋、舌の発生について説明できる(15%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 2.甲状腺、下垂体、唾液腺、顎関節の発生について説明できる。(10%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 3.歯と歯周組織、唾液腺、顎関節の加齢変化について説明できる(5%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 4.個体発生と先天異常との関連について説明できる。(5%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 5.組織発生とさまざまな病変との関連について説明できる。(25%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 6.主要な病変の発生機序について説明できる。(35%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 7.歯・歯周組織と関連する病変について説明できる。(5%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 3.方略(LS:Learning Strategy) 1)受動的方法:講義 2)能動的方法:ディスカッション、口頭試問・クリッカー・マークシートによるプレテスト(事前事後学修の確認を含む)・口頭試問・クリッカー・マークシートによるポストテスト 3)媒体:教科書、PowerPointおよび配布プリント 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 1)中間試験(1回実施、第1回~第5回の講義内容)(総括的評価):評価中の40% 組織・器官形成を中心に講義内容の理解度を空欄補充、多肢選択問題などの記述試験で評価する。 2)定期試験(第7回~第14回の講義範囲)(総括的評価):評価中の60% 組織・器官形成と関連する病態を中心に、講義内容の理解度を空欄補充、真偽選択問題、多肢選択問題などの記述試験で評価する。なお、定期試験の追再試験は、中間試験の範囲を含んだ全範囲とする。 事前・事後学修 事前学修 第1回:教科書405~411ページを読んでおくこと(10分) 第2回:教科書411~416、418-420ページを読んでおくこと(10分) 第3回:教科書368~372、420~423ページを読んでおくこと(10分) 第4回:教科書368~372、405~423ページを読んでおくこと(15分) 教科書の指定されたページを読み、ポイントをつかんだうえで授業に臨むこと。口頭試問、クリッカーあるいはマークシートを用いたプレテストにより評価する。 事後学修 第1回:教科書405~411ページとノートを照らし合わせて、授業のポイントをリストアップする(15分) 第2回:教科書411~416、418-420ページとノートを照らし合わせて、授業のポイントをリストアップする(15分) 第3回:教科書368~372、420~423ページとノートを照らし合わせて、授業のポイントをリストアップする(15分) 第4回:教科書368~372、405~423ページとノートを照らし合わせて、授業のポイントをリストアップする(15分) 次回の授業の始めに口頭試問、クリッカーあるいはマークシートを用いた確認テストにより評価する。 事前学修 第5回:教科書(はじめの一歩の病理学)14~24ページ、132~144ページを読んでおくこと(10分) 第6回:中間試験の準備 第7回:教科書83~97ページを読んでおくこと(10分) 第8回:教科書83~97ページを読んでおくこと(10分) 第9回:教科書25~40ページを読んでおくこと(10分) 第10回:教科書25~40ページを読んでおくこと(10分) 第11回:教科書41~59ページを読んでおくこと(10分) 第12回:教科書60~82ページを読んでおくこと(10分) 第13回:教科書145~166ページを読んでおくこと(10分) 第14回:歯と歯周組織の構造について復習しておくこと(10分) 事後学修 第5回:教科書(はじめの一歩の病理学)14~24ページ、132~144ページを読んでおくこと(10分) 第6回:中間試験で聞かれた問題について整理しておくこと。 第7回:教科書83~97ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分) 第8回:教科書83~97ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分) 第9回:教科書25~40ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分) 第10回:教科書25~40ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分) 第11回:教科書41~59ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分) 第12回:教科書60~82ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分) 第13回:教科書145~166ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分) 第14回:歯と歯周組織の構造について講義プリントの内容を整理する(10分) 【e-Learning】
教科書 毎回の授業で配布する資料・プリント 安部仁晴、磯川桂太郎、稲井哲一朗、野中直子、本田雅規、山座孝義、山本 仁 著 組織学・口腔組織学・第5版、わかば出版 深山正久編 はじめの一歩の病理学・第2版、羊土社 参考図書 前田健康、網塚憲生他編 口腔組織・発生学、第3版、医歯薬出版 山田重人、安田峯生訳 ラングマン人体発生学第12版 メディカル・サイエンス・インターナショナル 白澤信行編著 Qシリーズ新発生学改訂第4版 日本医事新報社 下野正基、髙田 隆 編 新口腔病理学 第2版 医歯薬出版 下野正基、山根源之 監修 新編・口腔外科病理診断アトラス 医歯薬出版 井出吉信 監修 新編・「歯と口腔のビジュアルガイド」 医歯薬出版 全国歯科衛生士教育協議会監修 病理学・口腔病理学、医歯薬出版 オフィスアワー 平日:さいかち坂校舎4階第1講義室において授業終了後、次の授業が始まるまで (講義担当者がさいかち校舎教員室あるいは本館10階組織・発生学講座研究室に在室であれば可能な限り質問を受け付ける) 総授業コマ数 14コマ 出席について 出席は講義開始後10分以内に取る。また講義開始30分後までに入室した場合は遅刻とする。公共交通機関の遅延が30分を超える場合は出欠席について考慮するが、30分以内の場合は考慮しない。
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