↓授業日程表を表示 教科の特徴 歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科診療を行うには、口腔組織学の知識が必要不可欠である。本実習は口腔組織学を理解するための方略の一つとして行われるものである。本実習は他の基礎科目だけではなく臨床科目とも関連し、医学・歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を提供するために必要な基礎的な知識の根幹となるものである(コンピテンシー3、7)。本実習では歯と歯周組織、舌、唾液腺、口蓋、口腔粘膜、扁桃などのついて光学顕微鏡観察および電子顕微鏡写真を用いた観察をおこなう。また、頭頚部と顔面部の発生や歯の発生についても実習をおこなう。 本実習は、口腔組織学の講義直後に行われ、その日に講義された内容を自分の目で確認するとともに、理解を深めることが求められる。その手段として光学顕微鏡による観察とスケッチが課せられる。また、歯の硬組織や歯の発生過程については光学顕微鏡のみならず、電子顕微鏡写真を用いた微細構造の観察も行われる。 ナンバリング B0704-2B 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) 人体の構造と機能、特に口腔領域の構造物の構造と機能を理解するために、主として光学顕微鏡観察を行うことにより、歯および歯周組織を含む口腔諸器官の正常な構造と発生に関する基本的な知識を修得する。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1)硬組織特有の試料作製法について説明できる。(2%)(コンピテンシー3、7) 2)歯の研磨、および脱灰標本を観察し、エナメル質、象牙質、セメント質を明示して各々の微細構造的特徴を説明できる。(30%)(コンピテンシー3、7) 3)歯周組織の微細構造をその特徴について説明できる。(30%)(コンピテンシー3、7) 4)歯の硬組織の透過電顕像および走査電顕像を読解できる。(3%)(コンピテンシー3、7) 6)歯の発生の標本からエナメル質、象牙質、セメント質、歯周組織の形成過程を説明できる。(20%)(コンピテンシー3、7) 7)唾液腺、舌、口蓋、扁桃などの口腔諸器官について微細構造と機能を説明できる。(15%)(コンピテンシー3、7) 3.方略(LS:Learning Strategy) 1)能動的方法:スケッチ、レポート、ディスカッション 2)媒体:教科書、参考図書、スライド、プリント、コンピュータ画像、組織切片、光学顕微鏡など 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 1)実習試験(総括的評価):80% 各組織の構造の理解度を空欄補充、シェーマ描画、真偽選択、論述などの記述試験で行う。 2)平常点評価(総括的評価):20% 提出物、検印、出欠状況など日常的な実習中の取組状況を評価する。 事前・事後学修 事前学習 第1回 実習書118-130ページを読んでおくこと(10分) 第2回 実習書118-130ページを読んでおくこと(10分) 第3回 実習書132-136ページを読んでおくこと(10分) 第4回 実習書138-140ページを読んでおくこと(10分) 第5回 実習書142-148ページを読んでおくこと(10分) 第6回 実習書142-148ページを読んでおくこと(10分) 第7回 第1-6回実習分を復習しておくこと 第8回 実習書150-158ページを読んでおくこと(10分) 第9回 実習書150-158ページを読んでおくこと(10分) 第10回 実習書160-162ページを読んでおくこと(10分) 第11回 実習書164-170ページを読んでおくこと(10分) 第12回 実習書172-174ページを読んでおくこと(10分) 第13回 第8-12回実習分を復習しておくこと 事後学習 第1回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第2回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第3回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第4回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第5回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第6回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第7回 試験の出題範囲の復習を行う(30分) 第8回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第9回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第10回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第11回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第12回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第13回 試験の出題範囲の復習を行う(30分) 【e-Learning】
教科書 安部仁晴、磯川桂太郎、稲井哲一郎、野中直子、本田雅規、山座孝義、山本仁 著:組織学・口腔組織学(第5版)、わかば出版 磯川桂太郎、下田信治、山本 仁 編:カラーアトラス 口腔組織発生学(第4版)、わかば出版 参考図書 前田健康、網塚憲生、中村浩彰 編:口腔組織・発生学(第3版)、医歯薬出版 オフィスアワー 平日:放課後(16:30~18:00):本館10階組織・発生学講座研究室 (但し、在室であれば可能な限り質問を受け付ける) 総授業コマ数 26コマ 出席について 実習開始後速やかに出席を取る。実習説明中に入室した場合は遅刻とし、それ以降の入室は欠席とする。なお公共交通機関の遅延が30分を超える場合は出欠席について考慮するが、30分以内の場合は考慮しない。
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