第 3 学 年 生化学(実習) 《Aクラス》
前 期 計 画 表 |
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教科の特徴 生命は生体構成分子の化学反応によって支えられており、生化学はこの反応プロセスを解明する事で生命現象の理解を試みる学問である。本実習では生化学の実験手技を習得しながら生体構成分子の構造, 機能, 代謝について理解し、生命現象に対する考察能力を養う。論理的思考および問題発見・解決能力の獲得を通じて歯科医学を統合的に理解し、全人的な歯科医療の提供に必須な知識の根幹形成を行う。
(コンピテンシー 4, 6, 7)
ナンバリング B0902-3A
1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) 生命現象の根幹をなす化学反応や遺伝子発現制御機構について理解する能力を養うために、生化学および分子生物学の基本的な実験を通じて講義で学んだ知識を整理・統合する。
2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1)実験の目的と内容を説明できる [10%]
2)実験に用いる機器を正しく使用できる [10%]
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる [10%]
4)分光分析の原理を説明できる [10%]
5)酵素反応について説明できる [10%]
6)原核生物と真核生物の遺伝子発現制御機構を説明できる [10%]
7)分子生物学の基本的な実験手法を説明できる [10%]
8)生体構成分子の分画法を説明できる [10%]
9)実験結果を正しく理解・考察し、文章で表現できる [20%]
3.方略(LS:Learning Strategy) 1)受動的方法:講義
2)能動的方法:実習実験, ディスカッション, レポート
3)媒体:実習書, 教科書, 参考図書, 配布資料など
4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 1)実習試験(総括的評価)[50%]
実習内容に対する理解度を記述試験にて評価する
2) 各回実習結果提出 [33.5%]
3) 研究論文に対するレポート評価 [10%]
4)出席 [6.5%]
出席は1実習2回取る
5) 平常点(減点方式0~100%)
事前・事後学修 事前学習
第1回:第2学年で学んだPCR反応について再確認する(5分)
第2回:実習書の該当部分に目を通す(5分)
第3回:実習書の該当部分に目を通す(5分)
第4回:実習書の該当部分に目を通す(5分)
第5回:実習書の該当部分に目を通す(5分)
第6回:実習書の該当部分に目を通す(5分)
第7回:実習書の該当部分に目を通す(5分)
第8回:実習書, 教科書, レポート等を用いてこれまでの実習内容を再確認する(10~60分)
事後学習
第1回:実習内容を再確認する(5分)
第2回:実習内容を再確認する(10分)
第3回:実習内容を再確認する(10分)
第4回:実習内容を再確認する(10分)
第5回:実習内容を再確認する(10分)
第6回:実習内容を再確認する(10分)
第7回:実習内容を再確認する(10分)
第8回:実習内容を再確認する(20分)
【e-Learning】
教科書 2025年度 生化学実習書 [東京歯科大学 生化学講座 編] *第1回実習にて配布予定
シンプル生化学 改訂第7版 [野口正人, 五十嵐和彦 編集] (南江堂)
口腔生化学 第6版 [早川太郎, 須田立雄 監修] (医歯薬出版)
参考図書 イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書30版 [清水孝雄 監訳] (丸善)
生化学辞典 第4版 [今堀和友, 山川民夫 監修](東京化学同人)
オフィスアワー 1)授業終了後の次の授業が始まるまでの講義室内で実施
2)放課後17:30-18:00、本館10階生化学講座にて実施
*ただし、メールで事前にアポイントを取ること
3)メールでの質問は受け付けない
総授業コマ数 30コマ
出席について 出席確認時に指定された席での学生証提示をもって出席とする。
出席確認は2〜3限目と4〜5限目に各1回、計2回おこない、それぞれ2時限分の出席として扱う。
出席確認は2限目, 4限目の開始直後に行うが、実習の進行具合により変動する場合がある。
※途中からの実習参加は可能だが、出席として扱わない。
遅刻は認めない。
実習書の記載事項も確認しておくこと。
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担当者 『 * 』は実務経験教員を示す 大野 建州 教授*, 小野寺 晶子 准教授*, 間 奈津子 講師*
荒井 昭雄 非常勤講師* | ↑科目ページのtopに戻る
回 |
月日 |
曜 |
時限 |
コア・カリキュラム |
方略(LS) | 場所 |
担当者 |
(その他の)SBOs |
内容項目 |
1 |
4/11 |
金 |
4,5 |
A-1-1-2 分子の成り立ちと生体構成分子に関する化学的性質を理解している。
A-1-3-2 核酸、遺伝子及び染色体の構造と機能を理解している。
A-1-3-3 デオキシリボ核酸(DNA)複製と修復、DNAからリボ核酸(RNA)への転写、タンパク質合成に至る翻訳を含む遺伝情報の発現及び調節を理解している。
A-1-3-5遺伝子解析や遺伝子工学技術を理解している。
C-2-1 講義、国内外の教科書や文献、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出、統合し、客観的、批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
C-2-4 課題の解決にあたり、他の学修者や教員と協力してよりよい解決方法を見出し、自ら課題を解決できる。 |
講義,
実習実験,
ディスカッション |
新館・12階 第2実習講義室
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大野 建州 小野寺 晶子 間 奈津子 |
1)実験の目的と内容を説明できる
2)実験に用いる機器を正しく使用できる
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる
6)原核生物と真核生物の遺伝子発現制御機構を説明できる
7)分子生物学の基本的な実験手法を説明できる |
【実習1-1】実習ガイダンス
【実習1-2】実習で使用する機器の説明
【実習1-3】PCRプライマーの設計
(白衣、筆記用具、学内ネットワークに接続可能なPCを持参すること)
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【e-Learning】
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2 |
4/25 |
金 |
2,3,4,5 |
A-1-1-2 分子の成り立ちと生体構成分子に関する化学的性質を理解している。
A-1-2-1 アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を理解している。
C-2-1 講義、国内外の教科書や文献、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出、統合し、客観的、批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
C-2-4 課題の解決にあたり、他の学修者や教員と協力してよりよい解決方法を見出し、自ら課題を解決できる。 |
講義,
実習実験,
ディスカッション,
レポート,
ポストテスト |
新館・12階 第2実習講義室
|
大野 建州 小野寺 晶子 間 奈津子 |
1)実験の目的と内容を説明できる
2)実験に用いる機器を正しく使用できる
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる
4)分光分析の原理を説明できる
9)実験結果を正しく理解・考察し、文章で表現できる |
【実習2】分光光度計を用いたタンパク質の比色定量分析
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【e-Learning】
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3 |
5/16 |
金 |
2,3,4,5 |
A-1-1-2 分子の成り立ちと生体構成分子に関する化学的性質を理解している。
A-1-2-1 アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を理解している。
A-1-2-2 糖質の構造、機能及び代謝を理解している。
A-1-2-5 酵素の機能と調節、主な代謝異常を理解している。
C-2-1 講義、国内外の教科書や文献、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出、統合し、客観的、批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
C-2-4 課題の解決にあたり、他の学修者や教員と協力してよりよい解決方法を見出し、自ら課題を解決できる。 |
講義,
実習実験,
ディスカッション,
レポート,
ポストテスト |
新館・12階 第2実習講義室
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大野 建州 小野寺 晶子 間 奈津子 荒井 昭雄 |
1)実験の目的と内容を説明できる
2)実験に用いる機器を正しく使用できる
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる
4)分光分析の原理を説明できる
5)酵素反応について説明できる
9)実験結果を正しく理解・考察し、文章で表現できる |
【実習3】分光光度計を用いたアミラーゼ活性測定
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【e-Learning】
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4 |
5/30 |
金 |
2,3,4,5 |
A-1-1-2 分子の成り立ちと生体構成分子に関する化学的性質を理解している。
A-1-3-2 核酸、遺伝子及び染色体の構造と機能を理解している。
A-1-3-3 デオキシリボ核酸(DNA)複製と修復、DNAからリボ核酸(RNA)への転写、タンパク質合成に至る翻訳を含む遺伝情報の発現及び調節を理解している。
A-1-3-5 遺伝子解析や遺伝子工学技術を理解している。
A-1-4-1 真核細胞の全体像と細胞膜、核、細胞小器官及び細胞骨格の構造と機能を理解している。
A-3-1-2-5 硬組織の成分と石灰化の機序を理解している。
C-2-1 講義、国内外の教科書や文献、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出、統合し、客観的、批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
C-2-4 課題の解決にあたり、他の学修者や教員と協力してよりよい解決方法を見出し、自ら課題を解決できる。 |
講義,
実習実験,
ディスカッション,
レポート,
ポストテスト,
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新館・12階 第2実習講義室
|
大野 建州 小野寺 晶子 間 奈津子 |
1)実験の目的と内容を説明できる
2)実験に用いる機器を正しく使用できる
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる
6)原核生物と真核生物の遺伝子発現制御機構を説明できる
7)分子生物学の基本的な実験手法を説明できる
8)生体構成分子の分画法を説明できる
9)実験結果を正しく理解・考察し、文章で表現できる |
【実習4】培養細胞からのtotal RNA抽出とcDNA合成
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【e-Learning】
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5 |
6/13 |
金 |
2,3,4,5 |
A-1-1-2 分子の成り立ちと生体構成分子に関する化学的性質を理解している。
A-1-3-2 核酸、遺伝子及び染色体の構造と機能を理解している。
A-1-3-3 デオキシリボ核酸(DNA)複製と修復、DNAからリボ核酸(RNA)への転写、タンパク質合成に至る翻訳を含む遺伝情報の発現及び調節を理解している。
A-1-3-5 遺伝子解析や遺伝子工学技術を理解している。
A-1-5-3 主な細胞外マトリックス分子の種類、構造及び機能を理解している。
A-3-1-2-5 硬組織の成分と石灰化の機序を理解している。
C-2-1 講義、国内外の教科書や文献、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出、統合し、客観的、批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
C-2-4 課題の解決にあたり、他の学修者や教員と協力してよりよい解決方法を見出し、自ら課題を解決できる。 |
講義,
実習実験,
ディスカッション,
レポート,
ポストテスト
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新館・12階 第2実習講義室
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大野 建州 小野寺 晶子 間 奈津子 |
1)実験の目的と内容を説明できる
2)実験に用いる機器を正しく使用できる
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる
5)酵素反応について説明できる
6)原核生物と真核生物の遺伝子発現制御機構を説明できる
7)分子生物学の基本的な実験手法を説明できる
8)生体構成分子の分画法を説明できる
9)実験結果を正しく理解・考察し、文章で表現できる |
【実習5-1】cDNAを鋳型とするポリメラーゼ連鎖反応
【実習5-2】大腸菌の形質転換
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【e-Learning】
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6 |
6/27 |
金 |
2,3,4,5 |
A-1-1-2 分子の成り立ちと生体構成分子に関する化学的性質を理解している。
A-1-2-1 アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を理解している。
A-1-3-2 核酸、遺伝子及び染色体の構造と機能を理解している。
A-1-3-3 デオキシリボ核酸(DNA)複製と修復、DNAからリボ核酸(RNA)への転写、タンパク質合成に至る翻訳を含む遺伝情報の発現及び調節を理解している。
A-1-3-5 遺伝子解析や遺伝子工学技術を理解している。
C-2-1 講義、国内外の教科書や文献、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出、統合し、客観的、批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
C-2-4 課題の解決にあたり、他の学修者や教員と協力してよりよい解決方法を見出し、自ら課題を解決できる。 |
講義,
実習実験,
ディスカッション,
レポート,
ポストテスト |
新館・12階 第2実習講義室
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大野 建州 小野寺 晶子 間 奈津子 |
1)実験の目的と内容を説明できる
2)実験に用いる機器を正しく使用できる
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる
6)原核生物と真核生物の遺伝子発現制御機構を説明できる
7)分子生物学の基本的な実験手法を説明できる
8)生体構成分子の分画法を説明できる
9)実験結果を正しく理解・考察し、文章で表現できる |
【実習6-1】アフィニティクロマトグラフィーによるタンパク質の分画
【実習6-2】形質転換実験の結果観察
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【e-Learning】
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7 |
7/11 |
金 |
2,3,4,5 |
A-1-1-2 分子の成り立ちと生体構成分子に関する化学的性質を理解している。
A-1-2-1 アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を理解している。
A-1-3-2 核酸、遺伝子及び染色体の構造と機能を理解している。
A-1-3-3 デオキシリボ核酸(DNA)複製と修復、DNAからリボ核酸(RNA)への転写、タンパク質合成に至る翻訳を含む遺伝情報の発現及び調節を理解している。
A-1-3-5 遺伝子解析や遺伝子工学技術を理解している。
C-2-1 講義、国内外の教科書や文献、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出、統合し、客観的、批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
C-2-4 課題の解決にあたり、他の学修者や教員と協力してよりよい解決方法を見出し、自ら課題を解決できる。 |
講義,
実習実験,
ディスカッション,
レポート,
ポストテスト
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新館・12階 第2実習講義室
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大野 建州 小野寺 晶子 間 奈津子 |
1)実験の目的と内容を説明できる
2)実験に用いる機器を正しく使用できる
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる
6)原核生物と真核生物の遺伝子発現制御機構を説明できる
7)分子生物学の基本的な実験手法を説明できる
8)生体構成分子の分画法を説明できる
9)実験結果を正しく理解・考察し、文章で表現できる |
【実習7】SDS-PAGEを用いたタンパク質の分画
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【e-Learning】
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8 |
8/29 |
金 |
2,3,4,5 |
A-1-1-2 分子の成り立ちと生体構成分子に関する化学的性質を理解している。
A-1-2-1 アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を理解している。
A-1-2-2 糖質の構造、機能及び代謝を理解している。
A-1-2-5 酵素の機能と調節、主な代謝異常を理解している。
A-1-3-2 核酸、遺伝子及び染色体の構造と機能を理解している。
A-1-3-3 デオキシリボ核酸(DNA)複製と修復、DNAからリボ核酸(RNA)への転写、タンパク質合成に至る翻訳を含む遺伝情報の発現及び調節を理解している。
A-1-3-5 遺伝子解析や遺伝子工学技術を理解している。
A-1-5-3 主な細胞外マトリックス分子の種類、構造及び機能を理解している。
A-3-1-2-5 硬組織の成分と石灰化の機序を理解している。
C-2-1 講義、国内外の教科書や文献、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出、統合し、客観的、批判的に整理して自分の考えを分かりやすく表現できる。
C-2-4 課題の解決にあたり、他の学修者や教員と協力してよりよい解決方法を見出し、自ら課題を解決できる。 |
実習試験 |
新館・12階 第2実習講義室
新館・11階 第1講義室
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大野 建州 小野寺 晶子 間 奈津子 |
1)実験の目的と内容を説明できる
2)実験に用いる機器を正しく使用できる
3)生体構成分子の基本的性質について説明できる
4)分光分析の原理を説明できる
5)酵素反応について説明できる
6)原核生物と真核生物の遺伝子発現制御機構を説明できる
7)分子生物学の基本的な実験手法を説明できる
8)生体構成分子の分画法を説明できる
9)実験結果を正しく理解・考察し、文章で表現できる |
実習試験
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【e-Learning】
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