↓授業日程表を表示 教科の特徴 哲学の問題は多岐にわたりますが、この授業では特に、哲学の基礎および、倫理や価値に関わる問題を取り上げます。「哲学」とは、とらわれのない目で世界や社会を見ることによって、私たち自身の人生や生き方にかかわる問題を、先入観や常識に縛られずに根本的に考察することにほかなりません。このような哲学観に基づき、この授業は、現代の倫理的諸問題を視野に入れながら、混迷をきわめる世界に生きる一人の人間として身に付けるべき素養や知性を育むことを目標とします。また、教養系科目「生命倫理」の基礎となる知識を扱いつつ、医療人に求められる倫理観や価値観についても粘り強く考えていく思考力を養います。CP1およびDP1に該当する科目です。 ナンバリング A0105-1A 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) この授業は、哲学的・倫理学的諸問題について、学生のみなさん一人一人に自ら考えてもらうことを狙いとします。それを通して、みなさん自身の人生観や幸福観の確立に寄与したいと思います。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) (1) 主体的に考える姿勢を身につけ、自他の考えを批判的に吟味する能力を養う。 (2) 現代社会を生きる私たちが直面している様々な倫理的問題について、その重要性を認識し、問題解決の糸口を探す。 (3) 価値観の多様性を認識し、人間性の複雑と人生の問題の難しさに対する理解を深める。 3.方略(LS:Learning Strategy) 講義とその内容に関するコメントシート記入・提出をもって一回の授業とします。毎回、それぞれのテーマに即してなるべく身近に感じられる問題を取り上げ、みなさんがそれらのテーマについて自分自身で考えるためのヒントを示します。記入していただいたコメントシートは、次週にその一部を匿名でご紹介し、コメントします。 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 期末試験(論述式を予定)100%で評価します。答案の書き方など、詳細は授業内で説明します。(SBOs1~3の観点から総合的に評価します。) 事前・事後学修 各回の授業で扱う思想家について、手持ちの関連図書(高校時代の「倫理」の教科書などでも可)や、図書館など利用して、事前にリサーチしておいてください。しかし、事前よりもむしろ事後学習に力を入れるとよいでしょう。授業後には、その回で取り上げた問題について反芻し、自分なりの考えをまとめておいてください。そうすることで授業の理解が深まり、また試験の準備ともなるでしょう。(両方合わせて20分程度)。 【e-Learning】
教科書 使用しません。 授業の内容を簡潔にまとめたプリントを配布します。 参考図書 必要に応じてご紹介します。 オフィスアワー 授業終了後に講義室内にて。もしくは講師控室にて。 総授業コマ数 15コマ 出席について 出席は講義開始後10分以内に取る。また講義開始30分後までに入室した場合は遅刻とし、それ以降は欠席とする。公共交通機関の遅延が30分を超える場合は考慮するが、30分以内の場合は考慮しない。
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