第 1 学 年  生命倫理《Aクラス》
後 期 計 画 表

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教科の特徴
1.現代社会の倫理・道徳について、全人的な歯科医療を提供するために必要な基本的知識を修得する。
2.現代社会の生命倫理的諸問題を理解することを通じて、医療人としての高い倫理観や人間性・協調性を身につけ、多様性の中で常に向上しようと努力する姿勢の修得を目指す。
3.現代社会の情報倫理(ネットリテラシー)を理解することにより、問題発見・解決のための基本的な能力を修得する。
(コンピテンシー1、2、4、5)

ナンバリング
A0102-1B

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
1)現代社会の倫理・道徳にかかわる諸問題を幅広く理解する。
2)様々な理論、概念、事例を通じて、生命倫理的諸問題を理解する。
3)現代社会の情報倫理(ネットリテラシー)を理解する。


2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1)現代社会の倫理・道徳にかかわる諸問題を説明する。(45~50%)
2)様々な理論、概念、事例を用いて、倫理・道徳的知識を説明する。(40~45%)
3)現代社会の情報倫理(ネットリテラシー)を説明する。(10~15%)


3.方略(LS:Learning Strategy)
1)講義(スライド、プリント、コンピュータ画像・動画等を使用)
2)講義中に課す前回あるいは当日講義の内容に関するリアクション・ペーパー(解答用紙の提出、あるいはGoogle Forms、Classroomやクリッカーの使用による)


4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
1)定期試験(総括的評価)60%
講義内容の理解度を空欄補充、論述などの記述試験で評価する。
2)講義中に課す前回あるいは当日講義の内容に関するリアクション・ペーパー(解答用紙の提出、あるいはGoogle Forms、Classroomやクリッカーの使用による)40%



事前・事後学修
【事前学修】
第1回:歯科医師にとって生命倫理が意味することを各自で自由に考えておくこと(15分)
第2回~13回:講義資料をダウンロードし読んでおくこと(20分)

【事後学修】
第1回~12回:授業内容を再度見直し、重要なポイントをリストアップする。(15分)
第13回:授業で示された定期試験準備を行う。(20分)

【e-Learning】

教科書
必要に応じてプリントを配布する。

参考図書
講義で適宜提示する。

オフィスアワー
授業終了後次の授業が始まるまで、あるいは昼12時まで:講師控室

総授業コマ数
13コマ

出席について
出席は講義開始後10分以内に取る。また講義開始30分後までに入室した場合は遅刻とし、それ以降は欠席とする。公共交通機関の遅延が30分を超える場合は考慮するが、30分以内の場合は考慮しない。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 新島 典子 非常勤講師

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 10/5 1 A-2 医の倫理
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
医の倫理と生命倫理の歴史経過と諸問題を概説できる。
医の倫理に関する規範・国際規範(ヒポクラテスの誓い、ジュネーブ宣言、ヘルシンキ宣言等)を概説できる。 
 歯科医師に必要な倫理・道徳(1)
1.倫理の基本概念・歴史
2.医の倫理と生命倫理の歴史と諸問題
2 10/12 1 B-2 健康と社会、環境
B-2-2) 保健・医療・福祉制度
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
高齢者のおかれた社会環境を説明できる。
障害者のおかれた社会環境を説明できる。 
 生と死を数値化する
1.死亡率、死因、平均寿命
2.現代社会の生きづらさ、さまざまな障害と病い
3 10/19 1 A-2 医の倫理
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
生と死に関わる倫理的問題を説明できる。 
 生と死を定義する
1.死の社会的・物理的定義
2.脳死判定・臓器移植の諸問題
4 10/26 1 A-1 患者の尊厳
A-3 歯科医師の責務
A-4 インフォームドコンセント
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
患者の権利を説明できる。
患者の自己決定権を説明できる。
患者が自己決定ができない場合の対応を説明できる。
患者との信頼関係を築くことができる。
患者に最も適した医療を説明できる。
インフォームドコンセントの意義と重要性を説明できる。
説明を受ける患者の心理状態や理解度に配慮できる。 
 生と死を操作する
1.安楽死について、誰がいつ決めるか
2.決定のプロセスとインフォームドコンセント
5 11/2 1   講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
 
 これまでのまとめ(1)

6 11/9 1 A-1 患者の尊厳
A-2 医の倫理
A-3 歯科医師の責務
A-4 インフォームドコンセント
A-7 対人関係能力
A-7-2) 医療面接
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
患者が自己決定ができない場合の対応を説明できる。
生と死に関わる倫理的問題を説明できる。
患者との信頼関係を築くことができる。
患者の価値観が多様であることを認識し、柔軟に対応できる。
説明を受ける患者の心理状態や理解度に配慮できる。
医療面接の役割を説明できる。 
 死を迎える・受け入れる   
1.老い衰えゆくこと、家族の死
2.終末期医療とホスピス
3.喪失体験と回復、葬儀
7 11/16 1 3.情報の科学
3-(1)-【2】-1)1)インターネットシステムの概要、問題点、危険性、使用上のマナーを説明できる。
3-(1)-【2】-2)2)アカウントとパスワードを説明できる。
3-(1)-【2】-3)3)パスワードの管理ができる。
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
インターネットシステムの概要、問題点、危険性、使用上のマナーを説明できる。
アカウントとパスワードを説明できる。
パスワードの管理ができる。 
 インターネットとメールの倫理
1.インターネットを用いた情報収集とモラル
2.電子メールのモラルとマナー
3.トラブル回避のために
8 11/30 1 3.情報の科学
3-(1)-【2】-1)1)インターネットシステムの概要、問題点、危険性、使用上のマナーを説明できる。
3-(1)-【2】-2)2)アカウントとパスワードを説明できる。
3-(1)-【2】-3)3)パスワードの管理ができる。
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
インターネットシステムの概要、問題点、危険性、使用上のマナーを説明できる。
アカウントとパスワードを説明できる。
パスワードの管理ができる。 
 ソーシャルメディア利用の倫理
1.ソーシャルメディア利用のリスク
2.ソーシャルメディア利用上のモラルとマナー
3.トラブル回避のために
9 12/7 1 3.情報の科学
3-(1)-【2】-1)1)インターネットシステムの概要、問題点、危険性、使用上のマナーを説明できる。
3-(1)-【2】-2)2)アカウントとパスワードを説明できる。
3-(1)-【2】-3)3)パスワードの管理ができる。
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
インターネットシステムの概要、問題点、危険性、使用上のマナーを説明できる。
アカウントとパスワードを説明できる。
パスワードの管理ができる。 
 ネット上の個人情報と倫理
1.携帯電話やパソコンの個体識別と本人追跡性
2.情報セキュリティ
3.トラブル回避のために
10 12/14 1   講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
 
 これまでのまとめ(2)

11 1/11 1 A-2 医の倫理
A-3 歯科医師の責務
A-6 生涯学習

 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
生と死に関わる倫理的問題を説明できる。
患者の価値観が多様であることを認識し、柔軟に対応できる。
医療の改善のために不断の評価・検証と倫理的および患者の利益と安全に配慮した科学的研究が必要であることの重要性を説明できる。 
 歯科医師に必要な倫理・道徳(2)
1.道徳的正しさとは: 正義論
2.実験動物をめぐる倫理・道徳的議論
12 1/18 1 A-2 医の倫理
A-4 インフォームドコンセント
A-6 生涯学習
A-6-2) 研究マインドの涵養
 
講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
生と死に関わる倫理的問題を説明できる。
説明を受ける患者の心理状態や理解度に配慮できる
研究は、医学・医療の発展や患者の利益の増進を目的としてに行われるべきことを説明できる。 
 歯科医師に必要な倫理・道徳(3)
1.技術と実践のせめぎあい: いのちの操作と優性思想
2.高度生殖医療の現状をめぐる倫理・道徳的議論
13 1/25 1   講義(スライド、プリント、コンピュータ動画、画像などを使用);
Google Classroomあるいはクリッカーあるいはマークシートあるいは配布解答用紙によるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト、ディスカッション 
さいかち・第2講義室  新島 典子
 
 これまでのまとめ(3)

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