↓授業日程表を表示 教科の特徴 心はあると感じた経験はあっても、手のひらにのせてじーっと見つめたことのある人はいるでしょうか。 目で見たり、さわったりできない心についての学問は、近年大きなブームの傍らで、その実際はよく知られていないという実情が今でも残っています。 この授業では、心のしくみと働きを実証科学的に解明していく心理学の基礎知識や理論を概観した上で、習得した知見をもとに、人のこころを、幅広い視野、柔軟なものの見方とともに、深く汲みとる姿勢を身につけ、青年期という自分らしさを形成する時期にある皆さんの心身の成長につなげていただくことを目標とします。 歯科領域疾患のケースでも、その成り立ちや経過には心がかかわっています(心身相互作用)。 歯科学の専門家として有意義に機能し、社会に貢献するために、心理学の知見、そして、常にこころを見る・理解しようとする姿勢は必要不可欠になっています。 授業の中でとりあげるテーマに、科学的思考と豊かな感性、洞察力をもって、問題解決・対処に自主的・積極的に取り組む態度で臨んでいただき、相乗的相互作用的に広がり、深められる授業を一緒につくっていきたいと思います。 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) 人のこころや行動について多面的・多角的視点からとらえ、知見を習得するとともに、感性を豊かに働かせ、丁寧に理解を深めていく習慣を形成する。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) ①心理学を知り、人の心を科学的に理解することの意義について理解し、適切に説明できる(5%)。 ②心のしくみと働きについて理解する(15%)。 ③心の発達や臨床について理解する(20%)。 ④心への多角的・多面的かつ奥深い視点を養い、理解を深める(20%)。 ⑤心の障害と支援について理解する(20%)。 ⑥自他のこころを知る、自身のこころを豊かに耕す(20%)。 3.方略(LS:Learning Strategy) 1)受動的方法:講義 2)能動的方法:リアクションペーパー・授業参加・ディスカッション・体験学習 3)媒体:プリント、スライド、コンピューター画像、参考図書 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 1)定期試験(50%)行動目標に挙げた内容の理解度について、空欄補充、多肢選択式、論述などの記述試験にて評価する。 2)平常点評価:授業の出席状況と積極的受講態度、リアクションペーパー(授業テーマに関連する課題の答え、授業内容についての質問・省察などを含む)の提出状況と内容の質も評価の対象とする(50%) 事前・事後学修 事前:各回のプリントを事前に配布するので、毎回目を通し、要点を把握し、テーマによっては問題意識や自分なりの感覚・考えをもった上で授業に臨むこと(30分程度)。 事後:当日の講義内容を振り返り、重要事項、専門用語について、プリントをもとにノートを作成し、理解・考えを深める、また、こころ見る習慣を積み重ねる(30分)。 教科書 プリントを配布 参考図書 鹿取 廣人ら著編『心理学 第5版補訂版』(東京大学出版会) 長谷川寿一ほか著『はじめて出会う心理学 改訂版』(有斐閣) 斉藤 勇編 『図説 心理学入門 第2版』(誠信書房) 詫摩 武俊 編 『心理学 改訂版』(新曜社) 無藤 隆ら著『心理学 新版』(有斐閣) ほか オフィスアワー 出講日の授業終了後、さいかち坂校舎1階・講師控室 総授業コマ数 14コマ 出席について 出席は講義開始時にとる。また講義開始後30 分までに入室した場合は遅刻とし、それ以降は原則欠席とする。欠席回数に応じた点数を総合成績から減点する。
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