↓授業日程表を表示 教科の特徴 哲学の問題は多岐にわたりますが、この授業では特に、哲学の基礎および倫理(道徳哲学)に関わる諸問題を取り上げます。「哲学」の営みとは、とらわれのない目で世界や社会を見るとともに、そこにおける私たち自身の人生や生き方にかかわる問題を、先入観や常識に縛られずに根源的かつ自由に考察することにほかなりません。この授業では、現代の倫理的諸問題を視野に入れながら、2年次開講の「生命倫理」の基礎となる知識を提供しつつ、医療人に求められる倫理観や価値観について粘り強く考えていく思考力を養います。さらに、責任ある社会人として、現代を生きる一人の人間として、身に具えるべき素養や知性を涵養していきます。CP1およびDP1に該当する科目です。 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) この授業は、哲学的・倫理学的諸問題について、受講者一人一人に自ら考えてもらうことを狙いとします。それを通して、受講者自身の人生観や幸福観の確立に寄与したいと思います。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) (1) 主体的に考える姿勢を身につけ、自他の考えを批判的に吟味する能力を養う。 (2) 現代社会を生きる私たちが直面している様々な倫理的問題について、その重要性を認識し、問題解決の糸口を探す。 (3) 価値観の多様性を認識し、人間性の複雑と人生の問題の難しさに対する理解を深める。 3.方略(LS:Learning Strategy) 講義形式を基本とします。授業では、各回ごとのテーマに即してなるべく多くの問題を紹介したいと思います。そして、それらの問題について「自分なりの見識」をもてるよう、ヒントとなる考え方を示したいと思います。 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 期末試験(論述式)によります。試験問題は、基本問題と応用問題とから成り、後者については、予め問題の概要を提示しますので、時間をかけて考察した上で試験に臨むことができます。試験答案に現れる授業へ主体的な参画度も参考にします。毎回、講義の「肝」となる部分や事項については、きちんとノートを取ることが大切です。 事前・事後学修 下記の各回の授業テーマについて、インターネットを利用したり、手持ちの関連図書(高校時代の「倫理」の教科書などでも可)を読んだりして、事前にリサーチしておいてください。また、授業後には、最も大切だと思われた問題について、自分なりの考えをまとめておくとよいでしょう(両方合わせて1時間程度)。 教科書 使用しません。 参考図書 必要に応じて、資料を配布もしくは参考文献を紹介します。 オフィスアワー 授業終了後、講師控室にて 総授業コマ数 15コマ 出席について やむなく欠席する場合は、事務室にて本学の所定の手続きを取ること。
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