第 2 学 年  生命の分子的基盤(生物)
前 期 計 画 表

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教科の特徴
わたしたちのからだはさまざまな細胞から構成される組織、臓器、器官系によりなりたち、それらが外界からの刺激をうけながら恒常性を維持している。近年、ヒトのゲノムの解析もされ遺伝子診断・治療、再生医学など臨床歯科医学でも避けられない問題となってきている。生命の分子的基盤では同時期に開講される生理学、生化学、生体科学などと連携をとりながら、遺伝子、分子、細胞のレベルからこれら生命現象を理解し、歯科臨床医学のための基礎を築くことを目的としている。

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
分子、遺伝子の構造と機能をもとに生命現象の基となる細胞の構造と機能、細胞と細胞のコミュニケーションによる恒常性の維持、細胞の増殖と死の機構、免疫機構の基本的事項について理解する。

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1)細胞の基本的構造とその機能について説明できる
2)細胞を構成する基本的物質の構造と機能について説明できる
3)細胞と細胞、細胞と細胞外マトリックスとの物質と情報の伝達機構について説明できる
4)遺伝子の構造とその複製、転写、翻訳の機構について説明できる
5)細胞周期、分裂機構、細胞の老化と細胞死の機構について説明できる
6)生体防御、免疫の基本的機構について説明できる

3.方略(LS:Learning Strategy)
1)PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション
2)実習 1回
 注:生命の分子的基盤(生物)の実習については、実習自然科学Ⅱの15回目(9月11日/火曜日)に行う。 

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
1)試験(総括的評価):90%  講義内容の理解度を多肢選択試験と記述試験で評価する。
中間試験:45%  定期試験:45%
2)実習態度および実習課題レポート(総括的評価):10%

準備学習
各回の授業内容項目について、教科書「基礎から学ぶ 生物学・細胞生物学 第3版」の該当部分を読んでおくこと。

教科書
基礎から学ぶ 生物学・細胞生物学 第3版 著/和田 勝 羊土社


参考図書
エッセンシャル・キャンベル生物学 原書第6版 池内昌彦他 監訳 丸善出版
Essential細胞生物学 中村桂子監訳 南江堂

オフィスアワー
講義終了後、放課後 (ただし原則として在室日にはいつでも可能)講義室、研究室


総授業コマ数
15コマ

出席について
出席は開始時にとり、遅刻・早退は原則認めないため、事情がある場合には担当教員に申告すること。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 橋本 貞充 教授*, 佐藤 正樹 講師, 国分 栄仁 講師*
 柴山 和子 講師, 中村 安孝 講師*, 村松 敬 教授*
 佐々木 穂高 講師*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 4/15 4 C-1-3) 細胞の構造と機能
C-1-3)-1  細胞膜、核および細胞内小器官の構造と機能を説明できる。
C-1-3)-2  細胞の分泌と吸収機構を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1)細胞膜の構造について説明できる。
2)細胞内小器官の基本構造と機能について説明できる。
3)物質の合成と分泌を概説できる。
4)細胞の分泌と吸収機構を説明できる。  
1)細胞小器官と小胞輸送
2)小胞体(粗面小胞体、滑面小胞体)
3)ゴルジ装置
4)ミトコンドリア
5)リソソーム
6)エンドサイトーシスとファゴサイトーシス
7)分泌・エクソサイトーシス
2 4/22 4 C-1-4) 細胞のコミュニケーション
C-1-4)-1 細胞の接着装置、細胞間と細胞・マトリックス間の接着分子を説明できる。
C-1-4)-3 主な細胞外マトリックス分子の構造と機能を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1)細胞骨格の種類と機能を説明できる。
2)細胞間結合装置の構造と機能を説明できる。 
細胞骨格
1)マイクロフィラメント
2)中間径フィラメ
3)微小管
細胞間結合装置
1)デスモゾーム
2)ヘミデスモゾーム
3)アドヘレンス結合
4)タイト結合
5)ギャップ結合

3 5/13 4 C-1-4)-1 細胞の接着装置、細胞間と細胞・マトリックス間の接着分子を説明できる。
C-1-4)-3 主な細胞外マトリックス分子の構造と機能を説明できる。
C-2-3)-(1)-1 上皮を形態的および機能的に分類できる。
C-2-3)-(1)-2 皮膚と粘膜の基本構造と機能を説明できる。
C-2-3)-(1)-3 腺を分泌物の性状、形態および分泌機構に基づいて分類できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション
 
さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1)唾液腺と口腔粘膜上皮の細胞間結合装置を説明できる。
2)上皮細胞の細胞接着に関わる分子を説明できる。
3)歯と歯周組織の結合・接着様式を説明できる。 
1)唾液腺と口腔粘膜の細胞間結合装置
2)上皮細胞の細胞接着
3)歯と歯周組織の結合・接着様式
4 5/20 4 C-3-4)-(5)-⑨
シナプス伝達の機序と神経伝達物質を説明できる。
C-3-4)-(9)-①
内分泌器官・組織の構造と機能及びホルモンの種類、作用と異常を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  佐藤 正樹
1)細胞間の情報連絡機構について説明できる。
2)シナプス伝達について説明できる。
 
1)細胞間の情報連絡機構
2)シナプス伝達

5 5/27 4   筆記および多肢選択試験(MCQ)  本館13階・第1講義室  橋本 貞充
佐藤 正樹
 
生物学実習試験

6 6/3 4 C-2-4)-②
ホルモン、成長因子、サイトカイン等の受容体を介する細胞情報伝達機構を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  佐藤 正樹
リガンドと受容体の関係を説明できる。
細胞膜受容体を分類できる。
イオンチャネル内蔵型受容体を概説できる。
Gタンパク質共役型受容体の細胞内経路を説明できる。
 
受容体
 1)膜受容体
    イオンチャネル型受容体
    Gタンパク質共役型受容体(GPCR)
    チロシンキナーゼ連鎖型受容体
 2)細胞内受容体
細胞内経路
 1)ホスホリパーゼC(PLC)
 2)アデニル酸シクラーゼ(AC)
    
7 6/10 4 C-3-4)-(3)-②
筋細胞の構造と筋収縮の機序を説明できる。
C-3-4)-(4)-①
心臓の構造、発生、機能及び心電図波形を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  佐藤 正樹
1)骨格筋の収縮、弛緩を説明できる(筋収縮連関)。
2)心筋の収縮を概説できる(刺激伝導系)。 
筋収縮連関
 1.神経筋結合と筋収縮
刺激伝導系
 1.固有心筋と特殊心筋
 2.複合活動電位(心電図)

8 6/17 4   筆記およびマークシートによる多肢選択試験  本館・13階第1講義室  橋本 貞充
佐藤 正樹
 
生命の分子的基盤・中間試験(第1回~第7回までの授業内容)
9 6/24 4 C-4-2)-①
自然免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-②
獲得免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-③
免疫系担当臓器・細胞の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-④
抗原提示機能と免疫寛容を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  国分 栄仁
1) 免疫の概要について説明できる。 
1) 免疫の概念
2) 免疫に関与する臓器・細胞・分子について
10 7/1 4 C-4-2)-①
自然免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-②
獲得免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-③
免疫系担当臓器・細胞の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-④
抗原提示機能と免疫寛容を説明できる。
C-4-2)-⑧
ワクチンの意義と種類、特徴及び副反応を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  国分 栄仁
1)自然免疫について説明できる。 
1)病原体に対する生体防御システムの概要
2)自然免疫のメカニズム
3)体表面/体組織内の自然免疫
11 7/8 4 C-4-2)-①
自然免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-②
獲得免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-③
免疫系担当臓器・細胞の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-④
抗原提示機能と免疫寛容を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  国分 栄仁
1)獲得免疫について説明できる。 
1)病原体に対する生体防御システムの概要
2)獲得免疫(液性/細胞性免疫)

12 7/16 4 C-4-2)-⑤
アレルギー性疾患の種類、発症機序及び病態を説明できる。
C-5-5)
炎症
C-5-6)
腫瘍
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
種々の疾患の病態を細胞分子生物学の知識を用いて説明できる。 
疾患と細胞分子生物学
1)アレルギー
2)糖尿病
3)天疱瘡、類天疱瘡
4)腫瘍、癌
13 7/22 4 C-5-3)-①
修復と再生の機序と幹細胞の役割を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  村松 敬
佐々木 穂高
1)幹細胞を概説できる。
2)幹細胞を分類できる。
3)幹細胞の活用法を説明できる。 
1.幹細胞とは
2.幹細胞の種類
3.幹細胞の活用法
14 9/2 4 C-2-2)
遺伝子と遺伝
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  村松 敬
佐々木 穂高
バイオテクノロジーの基礎的事項を説明できる 
バイオテクノロジーの基礎
1.制限エンドヌクレアーゼ(制限酵素)
2.電気泳動法の原理
3.遺伝子クローニングとライブラリー
4.クローニングベクター
5.DNA、RNA、タンパクの観察
  1)PCR法
  2)Southern blot法
  3)Western blot 法

15 9/9 4 C-2-3)-①
真核細胞の全体像と細胞膜、核、細胞小器官及び細胞骨格の構造と機能を説明できる。
C-2-3)-②
細胞の分泌と吸収を説明できる。
C-4-2)-②
獲得免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-③
免疫系担当臓器・細胞の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-④
抗原提示機能と免疫寛容を説明できる。
C-4-2)-⑤
アレルギー性疾患の種類、発症機序及び病態を説明できる。
 
PowerPoint と書き込みのできるカラーの資料による講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1)細胞の観察法を説明できる。
2)組織別の中間径フィラメントを説明できる。
3)免疫組織化学的染色の原理を説明できる。
4)抗原と抗体を概説できる。 
組織におけるタンパク質の局在の観察

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