第 2 学 年  生体構成物質の化学(化学)
前 期 計 画 表

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教科の特徴
 第2学年になると歯科医学の基礎科目の講義が始まる。これらの専門基礎科目を理解し、国家試験に合格しうる基礎を十分に身につけるためには自然科学系の教養科目は非常に重要である。この「生体構成物質の化学」では、今までに学んできた教養理科科目から専門基礎科目へと効率よく移行していくために、これから学ぶ歯科医学に関連する事項に焦点を当てて講義する。医学・歯科医学を統合的に理解し全人的な歯科医療を提供するために必要な基礎知識としてしっかり修得してください。

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
 歯科医学を学ぶ基礎を作るために、生体を構成する物質、生体を流れる電流や体液の緩衝作用、環境問題、電離放射線について理解する。

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1.タンパク質について概説できる。
2.糖質について概説できる。
3.脂質について概説できる。
4.核酸について概説できる。
5.金属の電気化学的反応を概説できる。
6.水の性質を概説できる。
7.生体での緩衝作用について概説できる。
8.化学反応および化学物質に起因する環境問題を概説できる。
9.電離放射線の種類を概説できる。
10.医療における電離放射線の利用について概説できる。
11.電離放射線の人体への影響を概説できる。
12.原子核壊変の種類、放射能、半減期について概説できる。
13.エックス線の発生機序を概説できる。
14.エックス線撮影装置について概説できる。

3.方略(LS:Learning Strategy)
講義

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
総括的評価:前期定期試験(講義内容の理解度を記述試験で評価する)。形成的評価:クリッカーを使ったプレテスト、ポストテスト。

準備学習
事前:各回の授業内容項目に関連することについて、生物学・化学・物理学で今まで学んだことをよく復習しておくこと。
事後:ポストテストの内容を中心に、復習しておくこと。

教科書
Molly M.Bloomfield著、伊藤ら共訳:生命科学のための基礎化学、有機・生化学編、丸善
必要に応じてプリントを配付する。

参考図書
小林啓二 著:有機化学、裳華房
相本三郎 他著:生体分子の化学
ヴォート:基礎生化学
松久保 隆 他監修:口腔衛生学、一世出版
岡野友宏 他編:歯科放射線学(第6版)、医歯薬出版

オフィスアワー
月から金の昼休みと放課後6時まで(さいかち坂校舎8階)

総授業コマ数
15コマ

出席について

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 加藤 哲男 教授, 西川 慶一 准教授

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 4/15 3 C-2-1)-① アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  加藤 哲男
(1)アミノ酸の構造を説明できる。
(2)タンパク質について概説できる。 
生体基本物質の化学
1.タンパク質
(1)アミノ酸の構造と種類
(2)ペプチド結合とタンパク質
2 4/22 3 C-2-1)-① アミノ酸とタンパク質の構造、機能及び代謝を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  加藤 哲男
(1)アミノ酸の構造を説明できる。
(2)タンパク質について概説できる。  
生体基本物質の化学
2.タンパク質の機能
(1)タンパク質の分類と機能
3 5/13 3 C-2-1)-② 糖質の構造、機能及び代謝を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  加藤 哲男
(1)糖質の構造を概説できる。 
生体基本物質の化学
3.糖質
(1)単糖類
(2)グリコシド結合
(3)二糖類、多糖類
4 5/20 3 C-2-1)-③ 脂質の構造、機能及び代謝を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  加藤 哲男
(1)脂質について概説できる。
 
生体基本物質の化学
4.脂質
(1)脂質の分類
(2)脂肪酸
(3)中性脂肪
(4)リン脂質と細胞膜

5 5/27 3 C-2-2)-① 核酸、遺伝子及び染色体の構造と機能を説明できる。
C-2-2)-② デオキシリボ核酸(DNA)複製と修復の機序を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  加藤 哲男
(1)核酸について概説できる。
 
生体基本物質の化学
5.核酸の化学
(1)塩基、ヌクレオシド、ヌクレオチド
(2)DNAとRNA

6 6/3 3 C-2-2)-③ 転写と翻訳の過程と調節機序を説明できる。
C-2-2)-④ 遺伝性疾患の発生機序を説明できる。
C-2-2)-⑤ 遺伝子解析や遺伝子工学技術を説明できる。

 
講義  さいかち・第1講義室  加藤 哲男
(1)遺伝子の本体について説明できる。 
 
生体基本物質の化学
6.核酸と遺伝
(1)遺伝物質としてのDNA
(2)セントラルドグマ

7 6/10 3 C-1-1)-③ 物質間及び物質とエネルギーの相互作用を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  加藤 哲男
(1)イオン化傾向について説明できる。
(2)酸化と還元について説明できる。
(3)生体と歯科材料の類似点と相違点を説明できる。 
生体と電気
1.生体と酸化還元反応
(1)酸化・還元
(2)イオン化傾向
(3)金属の化学的性質
(4)電池と電気分解
8 6/17 3 C-1-1)-③ 物質間及び物質とエネルギーの相互作用を説明できる。
C-3-4)-(10)-②
体液の量と組成及び浸透圧の調節機構を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  加藤 哲男
(1)溶液について概説できる。
(2)生体における水の作用について概説できる。 
(3)緩衝作用について説明できる。 
体液の化学
1.溶液
(1)溶液
(2)浸透圧と濃度
(3)緩衝作用と緩衝液
2.体液のpH調節
3.アシドーシスとアルカローシス
4.唾液の緩衝作用とう蝕
9 6/24 3 B-2-4)-①
環境による健康への影響を説明できる。
B-2-4)-②
環境基準と環境汚染を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  西川 慶一
(1) 地球温暖化の原因と影響について説明できる。
(2) 酸性雨の原因と影響について説明できる。 
環境と化学(その1)
(1)環境問題
(2)地球温暖化
(3)酸性雨
10 7/1 3 B-2-4)-①
環境による健康への影響を説明できる。
B-2-4)-②
環境基準と環境汚染を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  西川 慶一
(1) オゾン層破壊の原因と影響について説明できる。
(2) 光化学オキシダントの発生原因と影響について説明できる。
(3) 内分泌攪乱物質の発生原因と影響について説明できる。 
環境と化学(その2)
(4)オゾン層破壊
(5)光化学オキダント
(6)内分泌攪乱化学物質
11 7/8 3 E-1-2)-①
放射線の種類、性質、測定法と単位を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  西川 慶一
(1) 電離放射線と非電離放射線を区別できる。
(2) 電離放射線を分類できる。
(3) エックス線画像検査の目的を説明できる。
(4) 核医学検査の目的を説明できる。
(5) 放射線治療の目的を説明できる。 
電離放射線の種類
(1) 電離放射線とは
 1) 定義
 2) 種類
(2) 医療での利用
 1) エックス線画像検査
 2) 核医学検査
 3) 放射線治療
12 7/16 3 E-1-2)-②
放射線の人体(胎児を含む)への影響の特徴(急性影響と晩発影響等)を説明できる。
E-1-2)-③
放射線防護の基準と方法を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  西川 慶一
(1) 電離放射線によって生体内で生じる化学反応を説明できる。
(2) 電離放射線の生物学的作用を説明できる。
(3) 電離放射線による人体への影響を説明できる。 
電離放射線の人体への影響
(1) 電離放射線の生物学的作用
 1) DNA損傷と修復
 2) 直接作用と間接作用
(2) 人体に対する電離放射線の影響
 1) 身体的影響と遺伝的影響
 2) 確定的影響と確率的影響
13 7/22 3 E-1-2)-①
放射線の種類、性質、測定法と単位を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  西川 慶一
(1) 原子核壊変を説明できる。
(2) 半減期の意味を説明できる。
(3) 放射能と放射線の違いを説明できる。 
電離放射線の発生(その1)
(1) 原子核壊変
 1) α壊変
 2) β壊変
 3) γ線放出
(2) 放射能
 1) 放射能の定義
 2) 原子核壊変の法則と半減期
14 9/2 3 E-1-2)-①
放射線の種類、性質、測定法と単位を説明できる。
E-1-2)-④
エックス線画像の形成原理(画像不良の原因と含む)を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  西川 慶一
(1) 制動エックス線の発生機序を説明できる。
(2) 特性エックス線の発生機序を説明できる。
(3) エックス線の一般的な性質を説明できる。 
電離放射線の発生(その2)
(3) エックス線の種類と発生機序
 1) 制動エックス線
 2) 特性エックス線
(4) エックス線の一般的な性質
15 9/9 3 E-1-2)-⑤
エックス線撮影装置とその周辺機器の原理と管理技術を説明できる。
 
講義  さいかち・第1講義室  西川 慶一
(1) 歯科で行うエックス線撮影の種類を説明できる。
(2) 口内法エックス線撮影装置のエックス線管の構造を説明できる。
(3) 口内法エックス線撮影装置のヘッドの構造を説明できる。 
エックス線撮影装置
(1) 歯科で行うエックス線撮影
(2) 口内法エックス線撮影装置
 1) エックス線管の構造
 2) ヘッドの構造
 3)画像化と画像コントラスト
 4)散乱エックス線の影響

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