↓授業日程表を表示 教科の特徴 第2学年になると歯科医学の基礎科目の講義が始まる。これらの専門基礎科目を理解し、国家試験に合格しうる基礎を十分に身につけるためには自然科学系の教養科目は非常に重要である。この「生体構成物質の化学」では、今までに学んできた教養理科科目から専門基礎科目へと効率よく移行していくために、これから学ぶ歯科医学に関連する事項に焦点を当てて講義する。医学・歯科医学を統合的に理解し全人的な歯科医療を提供するために必要な基礎知識のもととなる教科である。(コンピテンシー6,7) ナンバリング F3181-2A 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) 歯科医学を学ぶ基礎を作るために、環境問題、電離放射線、生体を構成する物質、生体を流れる電流や体液の緩衝作用について理解する。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1.化学反応および化学物質に起因する環境問題を概説できる。(10%) 2.電離放射線の種類を概説できる。(10%) 3.医療における電離放射線の利用について概説できる。(5%) 4.電離放射線の人体への影響を概説できる。(10%) 5.原子核壊変の種類、放射能、半減期について概説できる。(5%) 6.エックス線の発生機序を概説できる。(5%) 7.エックス線撮影装置について概説できる。(5%) 8.脂質について概説できる。(10%) 9.糖質について概説できる。(10%) 10.タンパク質について概説できる。(10%) 11.核酸について概説できる。(10%) 12.金属の電気化学的反応を概説できる。(5%) 13.生体での緩衝作用について概説できる。(5%) 3.方略(LS:Learning Strategy) 1) 受動的方法:講義 2) 能動的方法:ポストテスト、ディスカッション 3) 媒体:教科書、参考図書、スライド、プリント 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 1)形成的評価:ポストテスト(各回の授業において、重要なポイントを把握するために行う。テスト終了後、質問を受け、解説を行う。) 2)総括的評価:前期定期試験100%(講義内容の理解度を記述試験で評価する。) 事前・事後学修 事前学修 第1回 教科書p230~234、インターネット教材(参考資料(A))等で学修する(10分) 第2回 教科書p233~234とp239~241、インターネット教材(参考資料(A))等で学修する(10分) 第3回 教科書p4~6、歯科放射線学の参考図書やインターネット教材(参考資料(B)の「放射線物理」、・参考資料(C)の「電離と励起」、「放射能」、「放射線の種類」、「放射線の発生源」、「医療放射線」、「放射線診断」)等で学修する(10分) 第4回 歯科放射線学の参考図書やインターネット教材(参考資料(B)の「放射線生物学」、「防護」、参考資料(C)の「人体に対する放射線の影響」、「急性効果」、「晩発効果」、「遺伝的影響」、「被ばく線量と影響の現れ方」)等で学修する(10分) 第5回 歯科放射線学の参考図書やインターネット教材(参考資料(B)の「放射線物理」、参考資料(C)の「放射能」、「放射性崩壊」、「ベータ崩壊」、「アルファ崩壊」、「ガンマ線放射」、「放射性崩壊で生まれる娘核種」、「放射能」、「半減期」)等で学修する(10分) 第6回 歯科放射線学の参考図書やインターネット教材(参考資料(B)の「放射線物理」)等で学修する(10分) 第7回 歯科放射線学の参考図書やインターネット教材(参考資料(B)の「放射線物理」)等で学修する(10分) 第8回 教科書p.162~166を読んでおく(10分) 第9回 教科書p.175~177を読んでおく(10分) 第10回 教科書p.196~200を読んでおく(10分) 第11回 教科書p.201~207を読んでおく(10分) 第12回 教科書p.211~217を読んでおく(10分) 第13回 教科書p.220~227を読んでおく(10分) 第14回 酸化還元反応について復習しておく(10分) 第15回 溶液および溶液の濃度について復習しておく(10分) 事後学修 ポストテストの内容を中心に、授業内容を整理しておく。 【e-Learning】
教科書 齋藤勝裕、太田好次、山倉文幸、八代耕児、馬場 猛 共著:メディカル化学-医歯薬系のための基礎化学、裳華房 毎回、プリントを配付する。 参考図書 Molly M.Bloomfield著、伊藤ら共訳:生命科学のための基礎化学、有機・生化学編、丸善 小林啓二 著:有機化学、裳華房 相本三郎 他著:生体分子の化学 ヴォート:基礎生化学 松久保 隆 他監修:口腔衛生学、一世出版 岡野友宏・小林馨・有地榮一郎編、歯科放射線学 第6版、医歯薬出版、2018 国立環境研究所のWEBページ「いま地球がたいへん! -環境を守るNIESのかつやく-」…参考資料(A) http://www.nies.go.jp/nieskids/index.html 新潟大学の2年生向け講義資料 … 参考資料(B) https://www5.dent.niigata-u.ac.jp/~radiology/edu/basics/ 暮らしの中の放射線 … 参考資料(C) http://rcwww.kek.jp/kurasi/ オフィスアワー 月から金の昼休みと放課後6時まで(さいかち坂校舎8階) 総授業コマ数 15コマ 出席について 出席は講義開始直後に確認する。講義開始10分後までに入室した場合は遅刻とし、それ以降は欠席とする。軽微な理由での電車遅延による遅刻は考慮しない。電車の運転見合わせや病気等の特殊事情による遅刻や欠席の場合は、担当教員に相談すること。
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