第 2 学 年  発生病態学
後 期 計 画 表

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教科の特徴
 医学・歯科医学を総合的に理解して全人的な歯科医療を提供するためには、からだの臓器や器官を構成する細胞や組織の構造を知り、どのような過程を経て形成されるのかについて理解することが必要となる。
 発生病態学では、歯科医療を行う上での基礎的な知識、具体的には次年度以降に始まる、口腔外科や口腔内科の基本となる病理学・口腔病理学の基礎としての知識を身に着けるために、科目の前半部では、ヒトの発生と、口腔・顎顔面の形成過程と組織構築について、そして、後半部では、さまざまな病気を理解するための基本的な考え方を、画像および配布プリント等を使って、分かり易く講義する事を目指している。

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
ヒトの基本的な構造・機能を理解するために、頭蓋・顎顔面、口腔・および関連器官・臓器の発生、個体発生とさまざまな病変との関連について理解する。


2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1.口腔、顔面(顎骨を含む)、口蓋、舌の発生について説明できる(15%)
2.甲状腺、下垂体、唾液腺、顎関節の発生について説明できる。(10%)
3.歯と歯周組織、唾液腺、顎関節の加齢変化について説明できる(5%)
4.個体発生と先天異常との関連について説明できる。(5%)
5.組織発生とさまざまな病変との関連について説明できる。(25%)
6.主要な病変の発生機序について説明できる。(35%)
7.歯・歯周組織と関連する病変について説明できる。(5%)

3.方略(LS:Learning Strategy)
1)受動的方法:講義
2)能動的方法:ディスカッション、口頭試問・クリッカー・マークシートによるプレテスト(事前事後学修の確認を含む)・口頭試問・クリッカー・マークシートによるポストテスト
3)媒体:教科書、PowerPointおよび配布プリント

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
 1)中間試験(1回実施、第1回~第5回の講義内容)(総括的評価):評価中の40%
   組織・器官形成を中心に講義内容の理解度を空欄補充、多肢選択問題などの記述試験で評価する。
 2)定期試験(第7回~第14回の講義範囲)(総括的評価):評価中の60%
   組織・器官形成と関連する病態を中心に、講義内容の理解度を空欄補充、真偽選択問題、多肢選択問題などの記述試験で評価する。なお、定期試験の追再試験は、中間試験の範囲を含んだ全範囲とする。

事前・事後学修
事前学修
第1回:教科書395~401ページを読んでおくこと(10分)
第2回:教科書401~410ページを読んでおくこと(10分)
第3回:教科書360~364、410~413ページを読んでおくこと(15分)
第4回:教科書268、278~279、287~289、298~299、352~353、364ページを読んでおくこと(15分)
教科書の指定されたページを読み、ポイントをつかんだうえで授業に臨むこと。口頭試問、クリッカーあるいはマークシートを用いたプレテストにより評価する。
事後学修
第1回:教科書395~401ページとノートを照らし合わせて、授業のポイントをリストアップする(15分)
第2回:教科書401~410ページとノートを照らし合わせて、授業のポイントをリストアップする(15分)
第3回:教科書360~364、410~413ページとノートを照らし合わせて、授業のポイントをリストアップする(15分)
第4回:教科書268、278~279、287~289、298~299、352~353、364ページとノートを照らし合わせて、授業のポイントをリストアップする(15分)
次回の授業の始めに口頭試問、クリッカーあるいはマークシートを用いた確認テストにより評価する。

事前学修 
第5回:教科書(はじめの一歩の病理学)14~24ページ、132~144ページを読んでおくこと(10分)
第6回:中間試験の準備
第7回:教科書83~97ページを読んでおくこと(10分)
第8回:教科書83~97ページを読んでおくこと(10分)
第9回:教科書25~40ページを読んでおくこと(10分)
第10回:教科書25~40ページを読んでおくこと(10分)
第11回:教科書41~59ページを読んでおくこと(10分)
第12回:教科書60~82ページを読んでおくこと(10分)
第13回:教科書145~166ページを読んでおくこと(10分)
第14回:歯と歯周組織の構造について復習しておくこと(10分)
事後学修
第5回:教科書(はじめの一歩の病理学)14~24ページ、132~144ページを読んでおくこと(10分)
第6回:中間試験で聞かれた問題について整理しておくこと。
第7回:教科書83~97ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分)
第8回:教科書83~97ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分)
第9回:教科書25~40ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分)
第10回:教科書25~40ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分)
第11回:教科書41~59ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分)
第12回:教科書60~82ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分)
第13回:教科書145~166ページを参考にしながら講義プリントの内容を整理する(10分)
第14回:歯と歯周組織の構造について講義プリントの内容を整理する(10分)


教科書
毎回の授業で配布する資料・プリント
磯川桂太郎、稲井哲一朗、中村雅典、山本 仁、渡邊弘樹著 組織学・口腔組織学・第4版、わかば出版
深山正久編 はじめの一歩の病理学・第2版、羊土社

参考図書
脇田稔、前田健康他編 口腔組織・発生学、第2版、医歯薬出版
安田峯生訳 ラングマン人体発生学 メディカル・サイエンス・インターナショナル
口腔の発生と組織、第2版、南山堂
口腔発生学、学建書院
Orban、口腔組織・発生学(第3版)、医歯薬出版
http://bite-it.helsinki.fi/ 
Moor and Persaud / 受精卵からヒトになるまで 基礎的発生学と先天異常、第6版、医歯薬出版
下野正基、髙田 隆 編 新口腔病理学 第2版 医歯薬出版
下野正基、山根源之 監修 新編・口腔外科病理診断アトラス 医歯薬出版
井出吉信 監修 新編・「歯と口腔のビジュアルガイド」 医歯薬出版
全国歯科衛生士教育協議会監修 病理学・口腔病理学、医歯薬出版


オフィスアワー
平日:さいかち坂校舎4階第1講義室において授業終了後、次の授業が始まるまで
(講義担当者がさいかち校舎教員室あるいは本館10階組織・発生学講座研究室に在室であれば可能な限り質問を受け付ける)


総授業コマ数
14コマ

出席について
出席は講義開始後10分以内に取る。また講義開始30分後までに入室した場合は遅刻とする。公共交通機関の遅延が1時間を超える場合は出欠席について考慮するが、1時間以内の場合は考慮しない。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 山本 仁 教授*, 橋本 貞充 教授*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 10/2 1 E-2-3)-①
口腔・顎顔面領域の発生を説明できる。
 
・口頭試問・クリッカーあるいはマークシートによるプレテスト
・講義
・ディスカッション
・クリッカーあるいはマークシートによるポストテスト 
さいかち・第1講義室  山本 仁
1.発生学が病気にかかわる理由や具体的な例について説明できる。
2.顔面の形成に関わる鰓弓や突起を説明できる。
3.口腔の形成機序を説明できる。 
1.発生病態学概論
2.口腔の形成
3.顔面の形成
(教科書p395-400)

2 10/9 1 E-2-3)-①
口腔・顎顔面領域の発生を説明できる。
 
・口頭試問・クリッカーあるいはマークシートによるプレテスト(事後学修の確認を含む)
・講義
・ディスカッション
・クリッカーあるいはマークシートによるポストテスト 
さいかち・第1講義室  山本 仁
1.顎骨の形成について説明できる。
2.一次口蓋の形成について説明できる。
3.二次口蓋の形成について説明できる。
4.舌の形成に関わる鰓弓と突起を説明できる
 
1.顎骨の形成
2.口蓋の形成
3.舌の発生
(教科書p401-405、408-410)


3 10/16 1 E-2-3)-①
口腔・顎顔面領域の発生を説明できる。
 
・口頭試問・クリッカーあるいはマークシートによるプレテスト(事後学修の確認を含む)
・講義
・ディスカッション
・クリッカーあるいはマークシートによるポストテスト 
さいかち・第1講義室  山本 仁
1.甲状腺の発生を説明できる。
2.下垂体の発生を説明できる。
3.唾液腺の発生を説明できる。
4.顎関節の発生を説明できる。 
1.甲状腺の発生
2.下垂体の発生
3.唾液腺の発生
4.顎関節の発生
(教科書p360-364、410-413)

4 10/30 1 E-2-3)-①
口腔・顎顔面領域の発生を説明できる。
E-2-3)-④
口腔・顎顔面領域の老化と歯の喪失に伴う変化を説明できる。
 
・口頭試問・クリッカーあるいはマークシートによるプレテスト(事後学修の確認を含む)
・講義
・ディスカッション
・クリッカーあるいはマークシートによるポストテスト 
さいかち・第1講義室  山本 仁
1.口腔諸器官の加齢変化(歯の喪失に伴う変化を含む)を説明できる。
2.口腔、顔面の形成について説明できる。
3.口蓋、舌の形成について説明できる。
4.甲状腺、下垂体、唾液腺、顎関節の形成について説明できる。
 
1.口腔諸器官の加齢変化
2.第1回から第3回までのまとめ
(教科書p360-364、395-413)
5 11/6 1 C-3-2)-① 人体の正常な個体発生と器官発生を説明できる。
C-5-1)-① 染色体、遺伝子及び発生の異常を説明できる。
C-5-1)-② 環境と疾患の関係を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.ヒトの個体発生とさまざまな病気との関連について概説できる。
 
1.なぜ病気が起きるのか。組織発生と組織構造の関連から理解する。
2.内因と外因
3.個体発生と催奇形因子
(教科書「はじめの一歩の病理学」:14~24ページ、132~144ページ)
6 11/13 1 E-2-3)-①
口腔・顎顔面領域の発生を説明できる。
E-2-3)-④
口腔・顎顔面領域の老化と歯の喪失に伴う変化を説明できる。
C-3-2)-① 人体の正常な個体発生と器官発生を説明できる。
C-5-1)-① 染色体、遺伝子及び発生の異常を説明できる。
 
中間試験  本館13階・第1講義室  山本 仁
橋本 貞充
1. 顔面と口腔の発生を説明できる。
2. 顎骨、口蓋と舌の発生を説明できる。
3.甲状腺、下垂体、唾液腺、顎関節の発生を説明できる。
4. 口腔と顔面諸器官(口蓋・舌・唾液腺・顎関節など)の加齢変化(歯の喪失に伴う変化を含む)を説明できる。
5.ヒトの個体発生とさまざまな病気との関連について概説できる。 
中間試験
7 11/20 1 C-5-4)
循環障害
C-5-4)-① 虚血、充血及びうっ血の徴候、原因、転帰及び関連疾患を説明できる。
C-5-4)-③ 血栓と塞栓の形成機序、形態的特徴、転帰及び関連疾患を説明できる。
C-5-4)-④ 梗塞の種類、形態的特徴、転帰及び関連疾患を説明できる。
C-5-4)-⑤ 浮腫の原因と転帰を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.脈管系の形成と循環障害について概説できる。 
1.心血管系の形成と循環障害
2.リンパ系の形成と循環障害
(教科書83~97ページ)
8 11/27 1 C-5-4)-② 出血の原因、種類及び転帰を説明できる。
C-5-4)-③ 血栓と塞栓の形成機序、形態的特徴、転帰及び関連疾患を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.骨髄・血球の形成と関連する病変について概説できる。 
1.骨髄・血球の形成
2.骨髄・血球と関連する病変
3.止血・血液凝固の機序
(教科書83~97ページ)
9 12/4 1 C-5-2)-① 細胞傷害と組織傷害を説明できる。
C-5-2)-② 変性と関連疾患の病態を説明できる。
C-5-2)-③ 疾患における壊死とアポトーシスを説明できる。
C-5-2)-④ 萎縮と仮性肥大を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.器官の形成と組織における代謝障害と退行性変化について概説できる。 
1.組織の形成と代謝障害・退行性変化
(教科書25~40ページ)
10 12/11 1 C-5-3)-① 修復と再生の機序と幹細胞の役割を説明できる。
C-5-3)-② 肥大と過形成を説明できる。
C-5-3)-③ 化生を説明できる。
C-5-3)-④ 創傷治癒の過程と関与する細胞を説明できる。
C-5-3)-⑤ 器質化を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.器官の形成と組織における増殖・修復と進行性変化について概説できる。 
1.組織の形成と細胞増殖・修復・進行性変化
(教科書25~40ページ)
11 12/18 1 C-5-5)-① 炎症の定義と機序を説明できる。
C-5-5)-② 炎症に関与する細胞の種類と機能を説明できる。
C-5-5)-③ 滲出性炎の種類、形態的特徴及び経時的変化を説明できる。
C-5-5)-④ 肉芽腫性炎の種類、形態的特徴及び経時的変化を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.組織の形成と炎症について概説できる。  
1.組織の形成と炎症
(教科書41~59ページ)
12 1/8 1 C-4-2)-① 自然免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-② 獲得免疫の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-③
免疫系担当臓器・細胞の種類と機能を説明できる。
C-4-2)-④
抗原提示機能と免疫寛容を説明できる。
C-4-2)-⑤
アレルギー性疾患の種類、発症機序及び病態を説明できる。
C-4-2)-⑥ 免疫不全症・自己免疫疾患の種類、発症機序及び病態を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.免疫システムの形成と免疫の異常について概説できる。 
1.免疫系の構築と生体防御
2.組織の形成と免疫の異常に関連する疾患
(教科書60~82ページ)
13 1/15 1 C-5-6)-① 腫瘍の定義を説明できる。
C-5-6)-② 腫瘍の病因を説明できる。
C-5-6)-③ 上皮異形成を説明できる。
C-5-6)-④ 腫瘍の異型性と組織学的分化度を説明できる。
C-5-6)-⑤ 良性腫瘍と悪性腫瘍の異同を説明できる。
C-5-6)-⑥ 腫瘍の増殖、浸潤、再発及び転移を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.組織の形成と腫瘍発生について概説できる。 
1.組織の形成と腫瘍発生。
2.組織の形成と腫瘍の進展。
(教科書145~166ページ)
14 1/22 1 E-3-1)-⑥ 歯周組織の発生、構造及び機能を説明できる。
E-3-2)-③ 歯周疾患の病因と病態を説明できる。
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  さいかち・第1講義室  橋本 貞充
1.歯・歯周組織の形成と病態、治癒を概説できる。 
1.歯周組織と生体防御
1)歯周組織の微細構造と生体防御機構
2)歯周組織の再生
(教科書・組織学・口腔組織学 291~318ページ)

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