第 2 学 年  解剖学(実習)《Bクラス》
後 期 計 画 表

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教科の特徴
 医療に携わる者の共通認識である生命の尊さを認識し、人体の基本形態を理解する。同時に、各器官の機能および病態の発現機序など、他の基礎/臨床教科を学習するために必要不可欠な基礎知識を深めることにある。歯科医学を習得するためには、頭頸部のみならず全身の構造・機能ならびにこれらの相互関係を知らなければならない。解剖学講義のみでは理解が困難な、人体の三次元的形態について実習する。解剖学実習を通し、医療人としての高い倫理観を養うとともに、グループ学習の中で人間性・協調性を身につける。さらには、医学・歯科医学を統合的に理解して、全人的な医療を提供するために必要な基本的知識を修得するための基盤をつくる。解剖学実習を通して、積極的な自主学習態度と論理的思考および問題発見・解決のための基本的な能力を身につける。

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
 歯科大学の学部(アンダーグラジュエイト)教育において、教養科目から基礎科目への登竜門である解剖実習を通して、医療人としての倫理観、人体の基本形態の理解、1人1人がリーダー足りうる人間性・協調性を身に着ける。

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
 1)全身の運動器系を説明する。
 2)全身の循環器系を説明する。
 3)全身の神経系を説明する。
 4)呼吸器系を説明する。
 5)全身の消化器系を説明する。
 6) 泌尿器系を説明する。
 7) 内分泌系を説明できる。
 8)口腔の基本構造と機能を説明する。
 9)鼻腔、咽頭、喉頭の基本構造と機能を説明する。

3.方略(LS:Learning Strategy)
グループ実習(6人グループ12班構成)13回
 班単位のグループワークを基本とし、事前に出された課題として実習中に明示・理解すべき解剖学的構造を2人1組にて剖出した後(課題解決型学習)、6人でそれぞれが受け持ったパートについてお互いに説明しあう(グループワーク、プレゼンテーション)。このディスカッションには担当教員が参加し、逐次正しい解剖学的知識獲得に導くためのタスクマネージメントを行う。

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
(1)実習試験(総括的評価):80%
 実習内容の理解度を実際に実習で使用したご遺体および標本を用いた記述試験で評価する。
(2)ポストテスト(総括的評価):20%
 実習にて剖出した解剖学的構造物について、その日の最後にポストテストを行う。逐次教員が採点し、合格点に満たない場合には次週に再テストを行う。
(3)平常点評価(総括的評価):減点
 正当な理由なく欠席した者については、最終評価において減点する。

事前・事後学修
 1)生物学等でこれまで学習した生体の基本構造を復習しておくこと。
 2)学習予定の項目に関しては必ず予習してから実習に臨むこと。
 3)前週にアップされる資料(PDF形式)を確認・予習し、印刷して実習に持参すること。

教科書
・口腔解剖学、医歯薬出版
・人体解剖学、南江堂

参考図書
・口腔解剖学1・2、アナトーム社
・上肢、アナトーム社
・下肢、アナトーム社
・口腔解剖学、医歯薬出版
・口腔顎顔面解剖ノート、学建書院

オフィスアワー
平日 8:20~8:50 12:00~12:50 17:40~18:50 
:別棟6F 解剖学講座

総授業コマ数
26コマ

出席について
実習開始の号令(黙祷)以降に入室したものは欠席とする。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 阿部 伸一 教授*, 松永 智 准教授*, 山本 将仁 講師*
 廣内 英智 助教*, 﨑山 浩司 非常勤講師*, 野口 拓 非常勤講師*
 森田 純晴 非常勤講師*, 奈良 倫之 非常勤講師*, 永倉 遼太郎 非常勤講師*
 中村 安孝 講師*, 笠原 典夫 助教*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 10/9 3,4 C-3-4)-(1)-②
皮膚と粘膜の基本的な構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(4)-②
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
1) 全身の運動器系を説明する。
表情をつくる顔面筋の構造と機能を理解する。
2)全身の脈管系を説明する。
ヒト前面における皮下の構造物、特に採血や投薬で重要な皮静脈の走行を理解する。
 
脂肪除去、顔面筋・皮静脈の剖出
仰臥位(前面)

2 10/23 3,4 E-2-1)-③
咀嚼筋、表情筋及び前頸筋の構成と機能を説明できる。
E-2-1)-⑤
脳神経の走行、分布及び線維構成を説明できる。
E-2-2)-⑥
唾液腺の構造、機能及び分泌調節機序を説明できる。
C-3-4)-(3)-①
筋組織の分類と分布を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
1)全身の運動器系を説明する。3)全身の神経系を説明する。5)全身の消化器系を説明する。
前面浅層における筋の名称と機能を把握する。
顔面筋と耳下腺の位置、顔面神経の走行を理解する。 
前面浅層の筋・表情筋・耳下腺
仰臥位(前面)

3 10/30 3,4 C-3-4)-(3)-①
筋組織の分類と分布を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
野口 拓
森田 純晴
中村 安孝
笠原 典夫
1)全身の運動器系を説明する。
後面浅層に存在する筋、特に僧帽筋、頭板状筋、広背筋、三角筋、上腕三頭筋、ハムストリングス、下腿三頭筋などの主要な全身の筋の位置と機能を理解する。
 
後面浅層の筋
伏臥位(後面)

4 11/6 3,4   慰霊祭  解剖実習室
新館・第1実習講義室 
阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
野口 拓
森田 純晴
中村 安孝
笠原 典夫
 
解剖慰霊祭
5 11/13 3,4 E-2-1)-③
咀嚼筋、表情筋及び前頸筋の構成と機能を説明できる。
C-3-4)-(3)-①
筋組織の分類と分布を説明できる。
C-3-4)-(4)-②
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
﨑山 浩司
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
1)全身の運動器系を説明する。3)全身の神経系を説明する。5)全身の消化器系を説明する。
前面深層における筋の名称と機能を把握する。
咀嚼筋と前頸筋・側頸筋の位置と機能を理解する。
 
前面深層の筋・咀嚼筋・前頸筋・側頸筋・膝関節
6 11/20 3,4 C-3-4)-(3)-①
筋組織の分類と分布を説明できる。
C-3-4)-(4)-②
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を説明できる。
C-3-4)-(5)-②
体性神経系と自律神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(8)-①
気道系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(9)-①
内分泌器官・組織の構造と機能及びホルモンの種類、作用と異常を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
1)全身の運動器系を説明する。3)全身の神経系を説明する。
頸部、胸部、腰部の背筋を剖出し、位置と機能を把握する。大殿筋を切断・翻転して回旋筋と坐骨神経を確認する。
 
後面深層の筋(頭板状筋・頭半棘筋・後頭下筋・脊柱起立筋・回旋筋・内転筋・下腿三頭筋)、坐骨神経
伏臥位(後面)

7 11/27 3,4 C-3-4)-(3)-①
筋組織の分類と分布を説明できる。
C-3-4)-(4)-②
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を説明できる。
C-3-4)-(5)-②
体性神経系と自律神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(8)-①
気道系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(9)-①
内分泌器官・組織の構造と機能及びホルモンの種類、作用と異常を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室 
 
阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
﨑山 浩司
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
1)全身の運動器系を説明する。2)全身の脈管系を説明する。3)全身の神経系を説明する。7) 内分泌系を説明できる。8)口腔の基本構造と機能を説明する。
顎顔面領域において極めて重要な顎動脈、下顎神経の三次元的走行と周囲に存在する内側・外側翼突筋の位置関係を把握する。 
頬骨切断 側頭筋、咬筋切断・翻転 筋突起切断
頬筋・前頸筋・咀嚼筋
総頸動脈・迷走神経・甲状腺・顎動脈・舌神経
仰臥位(前面)

8 12/4 3,4 C-3-4)-(3)-①
筋組織の分類と分布を説明できる。
C-3-4)-(4)-②
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を説明できる。
C-3-4)-(5)-②
体性神経系と自律神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(5)-④
脳と脊髄の構造と機能(運動機能、感覚機能、高次神経機能及び自律機能)を説明できる。
C-3-4)-(8)-①
気道系の構造と機能を説明できる。
 
解剖実習   解剖実習室   阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
﨑山 浩司
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
1)全身の運動器系を説明する。2)全身の脈管系を説明する。3)全身の神経系を説明する。4)呼吸器系を説明する。5)全身の消化器系を説明する。8)口腔の基本構造と機能を説明する。 
脳摘出(脳神経、脳底動脈、内頸動脈、椎骨動脈)
オトガイ孔、眼窩下孔、顔面動脈、下顎後静脈、翼突筋静脈叢
顎動脈、舌神経、下歯槽神経、内外側翼突筋
腕神経叢、斜角筋、鎖骨下動脈、鎖骨下静脈
仰臥位(前面)

9 12/11 3,4 C-3-4)-(3)-①
筋組織の分類と分布を説明できる。
C-3-4)-(4)-②
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を説明できる。
C-3-4)-(5)-②
体性神経系と自律神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(5)-④
脳と脊髄の構造と機能(運動機能、感覚機能、高次神経機能及び自律機能)を説明できる。
C-3-4)-(8)-①
気道系の構造と機能を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
1)全身の筋系を説明する。2)全身の脈管系を説明する。3)全身の神経系を説明する。4)全身の呼吸器系を説明する。5)全身の消化器系を説明する。
脳の構造(脳室や脳梁を含む)の位置を把握する。迷走神経の分枝である反回神経の走行を確認する。胸郭・腹腔に存在する臓器の位置と機能を把握する。
 
脳割断、胸郭・腹腔にある構造物の観察
仰臥位(前面)

10 1/8 3,4 C-3-4)-(3)-①
筋組織の分類と分布を説明できる。
C-3-4)-(4)-①
心臓の構造、発生、機能及び心電図波形を説明できる。
C-3-4)-(4)-②
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を説明できる。
C-3-4)-(5)-②
体性神経系と自律神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(5)-④
脳と脊髄の構造と機能(運動機能、感覚機能、高次神経機能及び自律機能)を説明できる。
C-3-4)-(7)-①
消化管の基本構造、消化機能及び調節機構を説明できる。
C-3-4)-(7)-②
肝臓の構造と機能及び胆汁と胆道系を説明できる。
C-3-4)-(7)-③
膵臓(外分泌部と内分泌部)の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(8)-①
気道系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(8)-②
肺の構造・機能と呼吸運動を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
1)全身の筋系を説明する。2)全身の脈管系を説明する。3)全身の神経系を説明する。4)全身の呼吸器系を説明する。5)全身の消化器系を説明する。
心臓、肺、肝臓、十二指腸、膵臓の内部構造を三次元的に把握する。
 
舌神経、鼓索神経、舌下神経
心肺摘出 十二指腸・膵臓・肝臓摘出、上腸間膜動脈
仰臥位(前面)

11 1/15 3,4 E-2-1)-④
頭頸部の脈管系を説明できる。
E-2-1)-⑤
脳神経の走行、分布及び線維構成を説明できる。
C-3-4)-(4)-①
心臓の構造、発生、機能及び心電図波形を説明できる。
C-3-4)-(4)-②
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を説明できる。
C-3-4)-(5)-②
体性神経系と自律神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(5)-④
脳と脊髄の構造と機能(運動機能、感覚機能、高次神経機能及び自律機能)を説明できる。
C-3-4)-(7)-①
消化管の基本構造、消化機能及び調節機構を説明できる。
C-3-4)-(8)-①
気道系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(8)-②
肺の構造・機能と呼吸運動を説明できる。
C-3-4)-(10)-①
腎臓、尿管、膀胱及び尿道の構造と機能を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
﨑山 浩司
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
2)全身の脈管系を説明する。4)呼吸器系を説明する。5)全身の消化器系を説明する。6) 泌尿器系を説明する。8)口腔の基本構造と機能を説明する。9)咽頭、喉頭の基本構造と機能を説明する。
上顎神経の支配領域を把握し、理解する。心臓の構造と心臓を栄養する動脈、静脈の走行を把握する。
さらに咽頭、喉頭、気管の空間的位置関係を三次元的に捉える。
 
心臓(冠状動脈) 腎臓摘出、割断
空腸・回腸摘出 上顎神経(スケッチ)
仰臥位(前面)
※上顎神経が範囲のため、小テスト10問

12 1/22 3,4 E-2-1)-④
頭頸部の脈管系を説明できる。
E-2-1)-⑤
脳神経の走行、分布及び線維構成を説明できる。
E-2-1)-⑨
嚥下の意義と制御機構を説明できる。
E-2-1)-⑪
咽頭と喉頭の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(5)-②
体性神経系と自律神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(5)-④
脳と脊髄の構造と機能(運動機能、感覚機能、高次神経機能及び自律機能)を説明できる。
C-3-4)-(7)-①
消化管の基本構造、消化機能及び調節機構を説明できる。
C-3-4)-(8)-①
気道系の構造と機能を説明できる。
 
解剖実習  解剖実習室  阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
﨑山 浩司
野口 拓
森田 純晴
奈良 倫之
永倉 遼太郎
中村 安孝
笠原 典夫
2)全身の脈管系を説明する。3)全身の神経系を説明する。4)呼吸器系を説明する。8)口腔の基本構造と機能を説明する。9)咽頭、喉頭の基本構造と機能を説明する。
頭部矢状断面における顎口腔領域の名称と機能を把握する。前頭蓋窩の骨を除去し、眼球の上を走る眼神経の分枝を確認する。下顎神経の支配領域を把握し、理解する。
さらに咽頭、喉頭、気管の空間的位置関係を三次元的に捉える。
 
眼球と眼神経 咽頭周囲筋
脊髄剖出
下顎神経(スケッチ)
伏臥位(後面)
※下顎神経が範囲のため、小テスト10問

13 1/29 3,4   試験  解剖実習室
新館・第1実習講義室 
阿部 伸一
松永 智
山本 将仁
廣内 英智
中村 安孝
笠原 典夫
 
最終実習試験

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