↓授業日程表を表示 教科の特徴 歯の病変は、歯の硬組織と歯髄の病変およびその継発疾患を主として扱う科目で、保存修復学、歯内療法学、歯科矯正学、小児歯科学と関連が深く、歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を行う上で必要な基本的知識を学修するものである。(コンピテンシー3、6、7、8(3))具体的には歯の疾患の原因や臨床的所見、組織学的変化や治癒に至るまでの経過に加えて、それら疾患に対する各種臨床処置後の治癒経過や転帰などを、形態学的立場から講義を行い、特に齲蝕と歯髄炎についてバーチャルスライドを用いて診断を行う。 ナンバリング B0705-2B 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) 歯に生じる疾患について理解し、的確な診断、治療および予防を実施できるために、歯の病変の把握、疾患の原因、組織学的な変化、経過、転帰についての基本的な知識を修得する。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1)歯の形成異常について原因と組織学的変化を説明できる。(25%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 2)歯の損傷の種類を挙げ、原因と組織学的変化を説明できる。(25%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 3)う蝕の発症機序とその組織学的変化を説明できる。(25%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 4)歯髄炎の分類、臨床所見と組織学的変化、転帰を説明できる。(20%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 5)歯や歯周組織の再生について説明できる。(5%)(コンピテンシー3、6、7、8(3)) 3.方略(LS:Learning Strategy) 1)受動的方法:講義 2)能動的方法:実習、ディスカッション、クリッカーあるいはマークシートによるプレテスト(事後学修の確認を含む)・ポストテスト 3)媒体:教科書、参考図書、スライド、プリント、コンピュータ画像など 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 1)プレテストと確認テスト(形成的評価) 2)中間試験と定期試験(総括的評価)90~100% 講義内容の理解度を空欄補充、多肢選択、真偽選択、論述などの記述試験で評価する。中間試験(2回実施)40~50%、定期試験50~60% (中間試験はシラバスに記載の範囲、定期試験は中間試験範囲を含めた全範囲とする) 3)平常点評価(総括的評価)0~10% 日常的な授業中の質問事項に対する回答状況や授業の出欠などを評価する。 なお、課題が未提出の場合は最終成績(100点満点から5点を減点する) 4)プレテスト・ポストテスト(形成的評価) 毎回の授業内容について授業開始前に前回の講義と事後学習の内容及び、当日の事前学習の内容についてプレテスト・ポストテストを実施する。 事前・事後学修 事前学習 第1回 実習書118-130ページを読んでおくこと(10分) 第2回 実習書118-130ページを読んでおくこと(10分) 第3回 実習書132-136ページを読んでおくこと(10分) 第4回 実習書138-140ページを読んでおくこと(10分) 第5回 実習書142-148ページを読んでおくこと(10分) 第6回 実習書142-148ページを読んでおくこと(10分) 第7回 第1-6回実習分を復習しておくこと 第8回 実習書150-158ページを読んでおくこと(10分) 第9回 実習書150-158ページを読んでおくこと(10分) 第10回 実習書160-162ページを読んでおくこと(10分) 第11回 実習書164-170ページを読んでおくこと(10分) 第12回 第8-12回の授業を復習しておくこと(10分) 第13回 第7、10回の授業の復習しておくこと(10分) 第14回 第10回の授業を復習しておくこと(10分) 事後学習 第1回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第2回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第3回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第4回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第5回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第6回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第7回 試験の出題範囲の復習を行う(30分) 第8回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第9回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第10回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第11回 実習内容を再度見直し、重要なポイントを整理する(15分) 第12回 試験の出題範囲の復習を行う(30分) 第13回 実習の組織像の復習を行う。(15分) 第14回 実習の組織像の復習を行う。(15分) 事前学修については口腔組織学の歯の発生、エナメル質、象牙質、セメント質、歯髄、歯根膜の部分を読んで、正常構造が分かったうえで授業に臨むこと。プレテストで評価する。 事後学修については当日の授業内容を再度見直し、重要なポイントをリストアップして復習すること。次回授業の始めに確認テストで評価する。 【e-Learning】
教科書 安部仁晴、磯川桂太郎、稲井哲一郎、野中直子、本田雅規、山座孝義、山本仁 著:組織学・口腔組織学(第5版)、わかば出版 参考図書 下野正基、高田隆 編:新口腔病理学、医歯薬出版 高木 實 編:口腔病理アトラス、文光堂 勝海一郎・興地隆史・石井信之・中田和彦 編:歯内治療学(第5版)、医歯薬出版 千田彰、宮崎真至、林美加子、向井義晴、斎藤隆史 編:保存修復学(第7版)、医歯薬出版 飯田順一郎、葛西一貴、後藤滋巳、末石研二、槇宏太郎、山城隆 編:歯科矯正学(第6版)、医歯薬出版 白川哲夫、福本敏、岩本勉、森川和政 編:小児歯科学(第6版) 医歯薬出版 オフィスアワー 平日放課後(16:30~18:00):本館10階組織・発生学講座研究室 (但し、時間外でも在室であれば可能な限り質問を受け付ける。) 総授業コマ数 14コマ 出席について 出席は講義開始後10分以内に取る。また講義開始30分後までに入室した場合は遅刻とする。公共交通機関の遅延が30分を超える場合は出欠席について考慮するが、30分以内の場合は考慮しない。
↑科目ページのtopに戻る
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
↑科目ページのtopに戻る |