第 3 学 年  薬理学(実習) 《Aクラス》
前 期 計 画 表

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教科の特徴
薬理学は薬物と生体の相互作用を、個体、臓器、組織、細胞、分子のレベルで総合的に研究し、薬物の疾病治療への応用を視野に入れ、薬物治療の基盤を確立する科学であると定義されている。この薬物と生体との相互作用の結果生じた現象を理解するため、解剖学、生理学、生化学、分子生物学、遺伝学などの基礎医学・生命科学の知識が必要とされる。反対に薬理学を学修することが、これら基礎科目の知識を再確認することになり、基礎医学・生命科学の知識全般の深化を図ることができる。また、薬理学は臨床科目に最も近い基礎科目であると考える。薬力学、薬物動態学を中心とした薬理学総論は薬物の使い方の基礎となるし、各薬物を論じた薬理学各論については、その目的、作用機序、副作用、薬物相互作用を学ぶことで臨床科目へと発展していく。以上から薬理学は、基礎臨床一体型医学の基盤になるものと考える。
 一方、現在の日本は深刻な「超高齢社会」を迎えている。予備力の少ない高齢者は、概して複数の疾患を合併していることが多く、それに起因する多剤併用は、薬物有害事象のリスク増加、服薬過誤、服薬アドヒアランス低下など、ポリファーマシーの問題につながる。また高齢者に限らず、基礎疾患を合併している患者も多く、歯科医師は薬物を有効かつ安全に使用するための知識が要求される。したがって、歯学部学生も幅広い薬物の知識をよく整理しながら学ばなければならない。本教科は他の基礎科目だけではなく臨床科目とも関連し、医学・歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を提供するために必要な基礎的な知識の根幹となるものである。
 薬理学実習は、授業で講義される主要な薬物について、マウス、ラットやウサギなどの動物を用いて、グループで実習を行い、医療人としての高い倫理観や人間性、協調性を身につける。また、実習で観察された薬物の作用についてレポートを作成することにより、積極的な自主学習態度と、結果に至った理由を整理することで、論理的思考および問題の発見、解決の能力を身につける。(コンピテンシー4、6、7、8)

ナンバリング
B1202-3A

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
1)動物を用いて主要な薬物の薬理作用と作用機序を理解する。
2)論文を読解し発表することで論理的思考とプレゼンテーション能力を習得する。

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1)薬物の取扱いについて説明できる。(10%)(コンピテンシー7)
2)薬物の取扱いを理解し、投与量の計算ができる。(10%)(コンピテンシー7)
3)吸入麻酔薬の特徴について説明できる。(10%)(コンピテンシー7)
4)止血薬と抗凝固薬について説明できる。(10%)(コンピテンシー7)
5)血圧と呼吸運動に及ぼす自律神経作動薬について説明できる。(10%)(コンピテンシー7)
6)腸管運動に及ぼす自律神経作動薬について説明できる。(10%)(コンピテンシー7)
7)薬物の代謝過程について説明できる。(10%)(コンピテンシー7)
8)薬物依存について説明できる。(10%)(コンピテンシー7)
9)ゲノム薬理について説明できる。(10%)(コンピテンシー7)
10)英語論文を読み、実験目的、方法、結果、考察について説明できる。(5%)(コンピテンシー4,6,7)
11)プレゼンテーションを作成し、学会形式で発表できる。(5%)(コンピテンシー4,6,7)

3.方略(LS:Learning Strategy)
1)受動的方法:講義
2)能動的方法:実習、ディスカッション、レポート(実習ノート)
3) 媒体:実習書、実習ノート、教科書、参考図書、スライド、プリント

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
1)実習試験(総括的評価):40% 
 実習内容をマークシート形式で試験を行う。40点満点で換算したものを評価点とする。
2)平常点評価(総括的評価):15%
 実習態度、出欠状況など日常的な実習中の取組状況を評価する。
3) レポート(形成的評価):45%
レポートの内容について評価する。

事前・事後学修
事前学習
【オリエンテーション】 実習書1-13ページを読んでおくこと(10分)
【実習A】 配布された論文のアブストラクトを読んでおくこと(10分)
【実習B】 実習書15-21ページを読んでおくこと(10分)
【実習C】 実習書22-29ページを読んでおくこと(10分)
【実習D】 実習書30-32ページを読んでおくこと(10分)
【実習E】 実習書33-34ページを読んでおくこと(5分)
事後学習
【オリエンテーション】 実習ノート1-5ページを記載すること(15分)
【実習A】 グループで話し合い、レポートおよび発表スライドを準備すること(15分)
【実習B】 実習ノート6-15ページを記載すること(15分)
【実習C】 実習ノート16-24ページを記載すること(15分)
【実習D】 実習ノート25-31ページを記載すること(15分)
【実習E】 実習ノート32-37ページを記載すること(15分)
事前学習については、各回の実習内容項目について実習書の該当部分を読み実習に臨むこと。実習の講義時間中にディスカッションで確認する。
事後学習については、当日の実習内容を再度見直し、実習ノートの記載を行うこと。提出されたものを評価し、誤りがあった場合は再レポートとする。再レポートは次回の実習時間内に修正し、担当教員に確認すること。


【e-Learning】

教科書
1)鈴木 邦明他 監修:現代歯科薬理学 第7版、医歯薬出版
2)笠原 正貴他 編集:ポイントがよくわかるシンプル歯科薬理学 第3版 永末書店

参考図書
1)医療情報科学研究所 編:薬がみえる、メディックメディア
2)清野 裕 日本語版監修:病態生理に基づく臨床薬理学、MEDSi
3)Brunton,L.L. 編:Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics 12th Edition、McGraw-Hill


オフィスアワー
毎週金曜日
新館6階 薬理学講座研究室
(但し、在室であれば可能な限り質問を受け付ける。)


総授業コマ数
30コマ

出席について
薬物や注射針を使用する実習のため、10時35分から行われる説明を聞けなかった場合は十分な安全性を確保できない。そのため10時35分に出席を確認する。その後、30分後までに入室した場合は遅刻とし、それ以降は欠席する。体調不良による遅刻や早退は、内容を吟味し考慮する。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 笠原 正貴 教授*, 髙橋 有希 講師*, 石束 叡 助教*
 伊藤 慎一郎 助教*, 澤木 康平 客員教授*, 渡邊 正人 非常勤講師
 川野 壽彦 非常勤講師*, 田村 仁志 非常勤講師, 坂井 隆之 非常勤講師*
 山岸 久子 非常勤講師*, 大久保 みぎわ 非常勤講師*, 小菅 康弘 非常勤講師*
 四宮 敬史 非常勤講師*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 4/12 2,3 PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
PR-06
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して協調的にふるまうことができる。
LL-05
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して助言、指導ができる。
RE-01
自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
RE-02
研究の基礎となる科学的理論や方法論を身に付ける。
A-6-2-1
薬物療法の種類や薬理作用の基本形式と分類を理解している。
A-6-3-1
薬物の投与方法の種類と特徴を理解している。
 
・講義
・実習
・ディスカッション(事前学修の確認を含む)
・レポート 
新館・13階 第1実習講義室
新館・11階 第1講義室
 
全員
1. 薬物のとり扱いについて説明できる。
2. 薬物の取扱いを理解し、投与量の計算ができる。 
1.オリエンテーション
  1)実習に際しての心構え
  2)基本的知識
    (1)動物の取り扱い方
    (2)薬物の投与方法
【e-Learning】
2 4/19 2,3,4,5 【実習A】
PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
PR-06
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して協調的にふるまうことができる。
LL-01
生涯学修に向けて自らの将来を構想し、自己主導型学習により常に自己の向上を図ることができる。
LL-03
医療の評価・検証とそれに基づく自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
LL-04
生涯を通じて新しい知識や技術を学び続けることができる。
LL-05
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して助言、指導ができる。
RE-02
研究の基礎となる科学的理論や方法論を身に付ける。
RE-03
未知・未解決の臨床的あるいは科学的問題を発見し、解決に取組むことができる。
RE-04
新しい情報を生み出すための意欲、基礎的素養と研究上求められる倫理的対応を身に付ける。
RE-05
国内外の論文や書籍、検索情報等の科学的情報を評価し、論理的・批判的考察や吟味によって有用な情報を選別できる。
 
・講義
・実習
・ディスカッション(事前・事後学修の確認を含む)
・グループワーク
・プレゼンテーション
・レポート
 
新館・11階 第1講義室
新館・13階 第1実習講義室
 
全員
【実習A】
1. 選択したテーマについて、約8名の班を作る。
2. 各班に割り当てられた英語論文を読み、実験目的、方法、結果、考察について理解する。
3. プレゼンテーションを作成する。

【実習B】
1. 吸入麻酔薬による導入・覚醒時間の違いを測定する。
2. 吸入麻酔薬による導入・覚醒の状態を観察する。
3. 導入・覚醒時間の長短が生じる機構を考察する。
4. 相乗作用の機構について考察する。

【実習C】
1. 自律神経調節について腸管の収縮・弛緩反応を観察して理解する。
2. 受容体に対するアゴニストの作用を累積法を用いて観察し、理解する。
3. Kd値とBmax値を算出し、親和性と受容体数について考察する。
4.アゴニストとアンタゴニストの関係性を理解する。 

【実習D】
1. ウサギの血圧に及ぼす自律神経作動薬・麻酔薬の影響を観察する。
2. 交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
3. 副交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
4. 受容体に作用する薬物とイオントランスポーターに作用する薬物が心臓の収縮力、収縮回数に及ぼす違いを観察し、結果について考察する。

【実習E】
1. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型を解析する。
2. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型の解析結果を判定する。
3. 薬物の代謝過程、薬物依存、ゲノム薬理について考察する。 
2.実習班を10班に分け、【実習A】から【実習E】を、ローテーションを組んで行う。
4/21
【実習A】1、2(班)
【実習B】3、4(班)
【実習C】5、6(班)
【実習D】7、8(班)
【実習E】9、10(班)

【実習A】
1. グループフォーラム

【実習B】
2. 中枢神経系に作用する薬物に関する実験
  1)概論
  2)全身麻酔作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)吸入麻酔 b)静脈麻酔
  3)血液に作用する薬物
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)止血薬、抗凝固薬

【実習C】
3. 消化器系に関する実験
  1)概論
  2)腸管に対する作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)magnus法
      b)コンピューター解析(Kd値の算出)

【実習D】
4. 観血的血圧測定実験
  1)交感神経作動薬
  2)副交感神経作動薬
  3)全身麻酔薬
  4)血管拡張薬

【実習E】
5. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の多型解析実験
  1)薬物の代謝
  2)薬物依存
  3)ゲノム薬理
【e-Learning】
3 5/10 2,3,4,5 【実習A】
PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
PR-06
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して協調的にふるまうことができる。
LL-01
生涯学修に向けて自らの将来を構想し、自己主導型学習により常に自己の向上を図ることができる。
LL-03
医療の評価・検証とそれに基づく自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
LL-04
生涯を通じて新しい知識や技術を学び続けることができる。
LL-05
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して助言、指導ができる。
RE-02
研究の基礎となる科学的理論や方法論を身に付ける。
RE-03
未知・未解決の臨床的あるいは科学的問題を発見し、解決に取組むことができる。
RE-04
新しい情報を生み出すための意欲、基礎的素養と研究上求められる倫理的対応を身に付ける。
RE-05
国内外の論文や書籍、検索情報等の科学的情報を評価し、論理的・批判的考察や吟味によって有用な情報を選別できる。
 
・講義
・実習
・ディスカッション(事前・事後学修の確認を含む)
・グループワーク
・プレゼンテーション
・レポート
 
新館・11階 第1講義室
新館・13階 第1実習講義室
 
全員
【実習A】
1. 選択したテーマについて、約8名の班を作る。
2. 各班に割り当てられた英語論文を読み、実験目的、方法、結果、考察について理解する。
3. プレゼンテーションを作成する。

【実習B】
1. 吸入麻酔薬による導入・覚醒時間の違いを測定する。
2. 吸入麻酔薬による導入・覚醒の状態を観察する。
3. 導入・覚醒時間の長短が生じる機構を考察する。
4. 相乗作用の機構について考察する。

【実習C】
1. 自律神経調節について腸管の収縮・弛緩反応を観察して理解する。
2. 受容体に対するアゴニストの作用を累積法を用いて観察し、理解する。
3. Kd値とBmax値を算出し、親和性と受容体数について考察する。
4.アゴニストとアンタゴニストの関係性を理解する。 

【実習D】
1. ウサギの血圧に及ぼす自律神経作動薬・麻酔薬の影響を観察する。
2. 交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
3. 副交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
4. 受容体に作用する薬物とイオントランスポーターに作用する薬物が心臓の収縮力、収縮回数に及ぼす違いを観察し、結果について考察する。

【実習E】
1. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型を解析する。
2. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型の解析結果を判定する。
3. 薬物の代謝過程、薬物依存、ゲノム薬理について考察する。 
2.実習班を10班に分け、【実習A】から【実習E】を、ローテーションを組んで行う。
5/12
【実習A】3、4(班)
【実習B】5、6(班)
【実習C】7、8(班)
【実習D】9、10(班)
【実習E】1、2(班)

【実習A】
1. グループフォーラム

【実習B】
2. 中枢神経系に作用する薬物に関する実験
  1)概論
  2)全身麻酔作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)吸入麻酔 b)静脈麻酔
  3)相乗作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)全身麻酔の相乗効果

【実習C】
3. 消化器系に関する実験
  1)概論
  2)腸管に対する作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)magnus法
      b)コンピューター解析(Kd値の算出)

【実習D】
4. 観血的血圧測定実験
  1)交感神経作動薬
  2)副交感神経作動薬
  3)全身麻酔薬
  4)血管拡張薬

【実習E】
5. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の多型解析実験
  1)薬物の代謝
  2)薬物依存
  3)ゲノム薬理
【e-Learning】
4 5/24 2,3,4,5 【実習A】
PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
PR-06
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して協調的にふるまうことができる。
LL-01
生涯学修に向けて自らの将来を構想し、自己主導型学習により常に自己の向上を図ることができる。
LL-03
医療の評価・検証とそれに基づく自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
LL-04
生涯を通じて新しい知識や技術を学び続けることができる。
LL-05
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して助言、指導ができる。
RE-02
研究の基礎となる科学的理論や方法論を身に付ける。
RE-03
未知・未解決の臨床的あるいは科学的問題を発見し、解決に取組むことができる。
RE-04
新しい情報を生み出すための意欲、基礎的素養と研究上求められる倫理的対応を身に付ける。
RE-05
国内外の論文や書籍、検索情報等の科学的情報を評価し、論理的・批判的考察や吟味によって有用な情報を選別できる。
 
・講義
・実習
・ディスカッション(事前・事後学修の確認を含む)
・グループワーク
・プレゼンテーション
・レポート 
新館・11階 第1講義室
新館・13階 第1実習講義室
 
全員
【実習A】
1. 選択したテーマについて、約8名の班を作る。
2. 各班に割り当てられた英語論文を読み、実験目的、方法、結果、考察について理解する。
3. プレゼンテーションを作成する。

【実習B】
1. 吸入麻酔薬による導入・覚醒時間の違いを測定する。
2. 吸入麻酔薬による導入・覚醒の状態を観察する。
3. 導入・覚醒時間の長短が生じる機構を考察する。
4. 相乗作用の機構について考察する。

【実習C】
1. 自律神経調節について腸管の収縮・弛緩反応を観察して理解する。
2. 受容体に対するアゴニストの作用を累積法を用いて観察し、理解する。
3. Kd値とBmax値を算出し、親和性と受容体数について考察する。
4.アゴニストとアンタゴニストの関係性を理解する。 

【実習D】
1. ウサギの血圧に及ぼす自律神経作動薬・麻酔薬の影響を観察する。
2. 交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
3. 副交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
4. 受容体に作用する薬物とイオントランスポーターに作用する薬物が心臓の収縮力、収縮回数に及ぼす違いを観察し、結果について考察する。

【実習E】
1. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型を解析する。
2. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型の解析結果を判定する。
3. 薬物の代謝過程、薬物依存、ゲノム薬理について考察する。 
2.実習班を10班に分け、【実習A】から【実習D】を、ローテーションを組んで行う。
5/26
【実習A】5、6(班)
【実習B】7、8(班)
【実習C】9、10(班)
【実習D】1、2(班)
【実習E】3、4(班)

【実習A】
1. グループフォーラム

【実習B】
2. 中枢神経系に作用する薬物に関する実験
  1)概論
  2)全身麻酔作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)吸入麻酔 b)静脈麻酔
  3)相乗作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)全身麻酔の相乗効果

【実習C】
3. 消化器系に関する実験
  1)概論
  2)腸管に対する作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)magnus法
      b)コンピューター解析(Kd値の算出)

【実習D】
4. 観血的血圧測定実験
  1)交感神経作動薬
  2)副交感神経作動薬
  3)全身麻酔薬
  4)血管拡張薬

【実習E】
5. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の多型解析実験
  1)薬物の代謝
  2)薬物依存
  3)ゲノム薬理
【e-Learning】
5 6/7 2,3,4,5 【実習A】
PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
PR-06
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して協調的にふるまうことができる。
LL-01
生涯学修に向けて自らの将来を構想し、自己主導型学習により常に自己の向上を図ることができる。
LL-03
医療の評価・検証とそれに基づく自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
LL-04
生涯を通じて新しい知識や技術を学び続けることができる。
LL-05
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して助言、指導ができる。
RE-02
研究の基礎となる科学的理論や方法論を身に付ける。
RE-03
未知・未解決の臨床的あるいは科学的問題を発見し、解決に取組むことができる。
RE-04
新しい情報を生み出すための意欲、基礎的素養と研究上求められる倫理的対応を身に付ける。
RE-05
国内外の論文や書籍、検索情報等の科学的情報を評価し、論理的・批判的考察や吟味によって有用な情報を選別できる。
 
・講義
・実習
・ディスカッション(事前・事後学修の確認を含む)
・グループワーク
・プレゼンテーション
・レポート
 
新館・11階 第1講義室
新館・13階 第1実習講義室
 
全員
【実習A】
1. 選択したテーマについて、約8名の班を作る。
2. 各班に割り当てられた英語論文を読み、実験目的、方法、結果、考察について理解する。
3. プレゼンテーションを作成する。

【実習B】
1. 吸入麻酔薬による導入・覚醒時間の違いを測定する。
2. 吸入麻酔薬による導入・覚醒の状態を観察する。
3. 導入・覚醒時間の長短が生じる機構を考察する。
4. 相乗作用の機構について考察する。

【実習C】
1. 自律神経調節について腸管の収縮・弛緩反応を観察して理解する。
2. 受容体に対するアゴニストの作用を累積法を用いて観察し、理解する。
3. Kd値とBmax値を算出し、親和性と受容体数について考察する。
4.アゴニストとアンタゴニストの関係性を理解する。 

【実習D】
1. ウサギの血圧に及ぼす自律神経作動薬・麻酔薬の影響を観察する。
2. 交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
3. 副交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
4. 受容体に作用する薬物とイオントランスポーターに作用する薬物が心臓の収縮力、収縮回数に及ぼす違いを観察し、結果について考察する。

【実習E】
1. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型を解析する。
2. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型の解析結果を判定する。
3. 薬物の代謝過程、薬物依存、ゲノム薬理について考察する。 
2.実習班を10班に分け、【実習A】から【実習E】を、ローテーションを組んで行う。
6/9
【実習A】7、8(班)
【実習B】9、10(班)
【実習C】1、2(班)
【実習D】3、4(班)
【実習E】5、6(班)

【実習A】
1. グループフォーラム

【実習B】
2. 中枢神経系に作用する薬物に関する実験
  1)概論
  2)全身麻酔作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)吸入麻酔 b)静脈麻酔
  3)相乗作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)全身麻酔の相乗効果

【実習C】
3. 消化器系に関する実験
  1)概論
  2)腸管に対する作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)magnus法
      b)コンピューター解析(Kd値の算出)

【実習D】
4. 観血的血圧測定実験
  1)交感神経作動薬
  2)副交感神経作動薬
  3)全身麻酔薬
  4)血管拡張薬

【実習E】
5. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の多型解析実験
  1)薬物の代謝
  2)薬物依存
  3)ゲノム薬理
【e-Learning】
6 6/21 2,3,4,5 【実習A】
PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
PR-06
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して協調的にふるまうことができる。
LL-01
生涯学修に向けて自らの将来を構想し、自己主導型学習により常に自己の向上を図ることができる。
LL-03
医療の評価・検証とそれに基づく自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
LL-04
生涯を通じて新しい知識や技術を学び続けることができる。
LL-05
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して助言、指導ができる。
RE-02
研究の基礎となる科学的理論や方法論を身に付ける。
RE-03
未知・未解決の臨床的あるいは科学的問題を発見し、解決に取組むことができる。
RE-04
新しい情報を生み出すための意欲、基礎的素養と研究上求められる倫理的対応を身に付ける。
RE-05
国内外の論文や書籍、検索情報等の科学的情報を評価し、論理的・批判的考察や吟味によって有用な情報を選別できる。
 
・講義
・実習
・ディスカッション(事前・事後学修の確認を含む)
・グループワーク
・プレゼンテーション
・レポート 
新館・11階 第1講義室
新館・13階 第1実習講義室
 
全員
【実習A】
1. 選択したテーマについて、約8名の班を作る。
2. 各班に割り当てられた英語論文を読み、実験目的、方法、結果、考察について理解する。
3. プレゼンテーションを作成する。

【実習B】
1. 吸入麻酔薬による導入・覚醒時間の違いを測定する。
2. 吸入麻酔薬による導入・覚醒の状態を観察する。
3. 導入・覚醒時間の長短が生じる機構を考察する。
4. 相乗作用の機構について考察する。

【実習C】
1. 自律神経調節について腸管の収縮・弛緩反応を観察して理解する。
2. 受容体に対するアゴニストの作用を累積法を用いて観察し、理解する。
3. Kd値とBmax値を算出し、親和性と受容体数について考察する。
4.アゴニストとアンタゴニストの関係性を理解する。 

【実習D】
1. ウサギの血圧に及ぼす自律神経作動薬・麻酔薬の影響を観察する。
2. 交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
3. 副交感神経性受容体に対するアゴニストの作用と、アンタゴニストによる拮抗作用を観察する。
4. 受容体に作用する薬物とイオントランスポーターに作用する薬物が心臓の収縮力、収縮回数に及ぼす違いを観察し、結果について考察する。

【実習E】
1. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型を解析する。
2. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子多型の解析結果を判定する。
3. 薬物の代謝過程、薬物依存、ゲノム薬理について考察する。 
2.実習班を10班に分け、【実習A】から【実習E】を、ローテーションを組んで行う。
6/23
【実習A】9、10(班)
【実習B】1、2(班)
【実習C】3、4(班)
【実習D】5、6(班)
【実習E】7、8(班)

【実習A】
1. グループフォーラム

【実習B】
2. 中枢神経系に作用する薬物に関する実験
  1)概論
  2)全身麻酔作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)吸入麻酔 b)静脈麻酔
  3)相乗作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)全身麻酔の相乗効果

【実習C】
3. 消化器系に関する実験
  1)概論
  2)腸管に対する作用
    (1)目的
    (2)実験方法
      a)magnus法
      b)コンピューター解析(Kd値の算出)

【実習D】
4. 観血的血圧測定実験
  1)交感神経作動薬
  2)副交感神経作動薬
  3)全身麻酔薬
  4)血管拡張薬

【実習E】
5. アルデヒド脱水素酵素ALDH2の多型解析実験
  1)薬物の代謝
  2)薬物依存
  3)ゲノム薬理
【e-Learning】
7 7/5 2,3,4,5 PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
LL-01
生涯学修に向けて自らの将来を構想し、自己主導型学習により常に自己の向上を図ることができる。
LL-03
医療の評価・検証とそれに基づく自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
LL-04
生涯を通じて新しい知識や技術を学び続けることができる。
LL-05
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して助言、指導ができる。
RE-01
自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
RE-02
研究の基礎となる科学的理論や方法論を身に付ける。
RE-03
未知・未解決の臨床的あるいは科学的問題を発見し、解決に取組むことができる。
RE-04
新しい情報を生み出すための意欲、基礎的素養と研究上求められる倫理的対応を身に付ける。
RE-05
国内外の論文や書籍、検索情報等の科学的情報を評価し、論理的・批判的考察や吟味によって有用な情報を選別できる。
RE-06
科学的考察に基づいて、研究発表を行うことができる。
 
・ディスカッション(事前・事後学修の確認を含む)
・グループワーク
・プレゼンテーション 
新館・11階 第1講義室
 
全員
1. 選択したテーマについて、約8名の班を作る。
2. 各班に割り当てられた英語論文を読み、実験目的、方法、結果、考察について理解する。
3. プレゼンテーションを作成し学会形式で発表する。
4. 抄録の作成によるレポート提出を行う。 
3. グループフォーラム発表
【e-Learning】
8 7/19 2,3,4,5 PR-04
自己の知識、技術、態度を恒常的に評価し、自己主導型学習を行い、自己評価能力を高めながら、常に自己の向上を図ることができる。
PR-06
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して協調的にふるまうことができる。
LL-01
生涯学修に向けて自らの将来を構想し、自己主導型学習により常に自己の向上を図ることができる。
LL-03
医療の評価・検証とそれに基づく自らの行動を論理的、批判的に振り返り、生涯に向けた自己研鑽に取り組むことができる。
LL-04
生涯を通じて新しい知識や技術を学び続けることができる。
LL-05
同級生や後輩、同僚、チーム構成員に対して助言、指導ができる。
RE-02
研究の基礎となる科学的理論や方法論を身に付ける。
RE-03
未知・未解決の臨床的あるいは科学的問題を発見し、解決に取組むことができる。
RE-04
新しい情報を生み出すための意欲、基礎的素養と研究上求められる倫理的対応を身に付ける。
RE-05
国内外の論文や書籍、検索情報等の科学的情報を評価し、論理的・批判的考察や吟味によって有用な情報を選別できる。
A-6-2-2
薬物作用とその作用機序を理解している。
D-1-2-3-1
全身麻酔の概念、種類並びに麻酔時の生体反応を理解している。
D-1-2-3-2
全身麻酔時に使用する薬物とその基本的な薬理作用及び使用機器・器具を理解している。
A-3-1-4-5
血液の構成要素と役割を理解している。
A-3-1-4-8
止血、血液凝固及び線溶の機序を理解している。
A-6-2-2
薬物作用とその作用機序を理解している。
A-3-1-5-3
自律神経系(交感神経系と副交感神経系)の構造と機能を理解している。
A-3-1-5-5
反射、半自動運動及び随意運動の発現と制御機構を理解している。
A-3-1-5-8
シナプス伝達の機序と神経伝達物質を理解している。
A-3-1-7-1
消化管の構造、機能及び調節機構を理解している。
A-3-1-4-1
心臓の構造、発生、機能及び心電図波形を理解している。
A-3-1-4-2
血液循環(肺循環、体循環及び胎児循環)の経路と主要な動静脈の名称を理解している。
A-3-1-4-4
循環調節の機序を理解している。
A-3-1-5-3
自律神経系(交感神経系と副交感神経系)の構造と機能を理解している。
A-3-1-5-8
シナプス伝達の機序と神経伝達物質を理解している。
A-3-1-8-2
肺の構造、機能、呼吸運動及びガス運搬の機序を理解している。
A-1-3-1
メンデルの法則や遺伝子型と表現型の関係を理解している。
A-1-3-4
遺伝性疾患の発生機序を理解している。
A-1-3-5
遺伝子解析や遺伝子工学技術を理解している。
A-1-3-7
薬剤の有効性や安全性とゲノムの多様性との関係を理解している。
A-6-3-2
薬物動態(吸収、分布、代謝、排泄)について理解している。
A-6-3-3
年齢、妊娠、病態、併用薬物、遺伝的素因が影響する薬物動態の特徴を理解している。
A-6-4-3
薬物の連用の影響(耐性、蓄積及び薬物依存)を理解している。
 
試験  本館・13階 第1講義室
 
全員
第1回から第7回の内容すべてを説明できる。 
8  筆記試験
【e-Learning】

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