第 3 学 年  歯科矯正学(講義)
後 期 計 画 表

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教科の特徴
当校学位授与の方針の中に、全人的な医療を提供するために必要な基本的知識と技能を修得することが挙げられている。歯科矯正学とは、歯・歯周組織・顎、さらにそれらを包含する顔面の正常な成長発育を研究し、それら諸構造の不正な成長発育から引き起こされる不正咬合や顎異常な関係を改善して顎口腔系の正しい機能を営ませ、同時に顔貌の改善をはかって、社会的、心理的に個人のQOL向上に寄与し、不正状態の発生を予防するための研究と技術を含む歯科の一分野である。

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
矯正歯科臨床における診断学として、生体の成長発育に関する知識を基盤に、正常咬合と不正咬合の原因と分類および検査法を理解し、治療方針の立案ができるように履修する。


2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1)矯正治療の目的について説明できる。
2)不正咬合による障害について説明できる。
3)頭蓋顎顔面および歯列の成長発育について説明できる。
4)正常咬合と不正咬合について説明できる。
5)不正咬合の原因について説明できる。
6)不正咬合の形態的並びに機能的な検査について説明できる。
7)矯正治療における抜歯について説明できる。
8)矯正治療の治療方針について説明できる。


3.方略(LS:Learning Strategy)
1)受動的方法:講義
2)能動的方法:チュートリアル
3) 媒体 : 教科書、講義資料、チュートリアル資料

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
1)定期試験(総括的評価):95%
  講義内容の理解度を記述試験、多肢選択試験で評価する。
2)出席、態度、レポート(総括的評価):5%
  PBLチュートリアルについては、出席、態度、レポート内容で評価を行う

事前・事後学修
 事前学習・各回の授業内容項目について、教科書の該当部分を読んでおくこと。
 事後学習・授業内容を再度見直し、教科書の該当部分も含めてノートにまとめる。


教科書
【講義】
葛西一貴、他・編:歯科矯正学、第6版、医歯薬出版

参考図書
【講義】
山内一夫、他・編:歯学生のための歯科矯正学、医歯薬出版
飯塚哲夫、他・編:歯科矯正学、クインテッセンス出版
グレーバー:歯科矯正学、医歯薬出版
モイヤース:歯科矯正学ハンドブック、医歯薬出版
プロフィト:現代歯科矯正学、クインテッセンス出版

オフィスアワー
平日 17:30-19:00 本館9F 歯科矯正学講座

総授業コマ数
13コマ

出席について
出席は授業開始時に着席していることとする。
遅刻は原則としてこれを認めない。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 西井 康 教授*, 野嶋 邦彦 講師*, 宮崎 晴代 講師*
 坂本 輝雄 講師*, 片田 英憲 講師*, 石井 武展 講師*
 立木 千恵 講師*, 安村 敏彦 助教*, 有泉 大 助教*
 森川 泰紀 助教*, 内山 沙姫 助教*, 海老澤 朋宏 助教*
 今村 雅郎 非常勤講師*, 小太刀 健二 非常勤講師*, 渡辺 洋一 非常勤講師*
 野村 真弓 非常勤講師*, 中川路 健司 非常勤講師*, 大塚 淳 非常勤講師*
 渡辺 和也 非常勤講師*, 土屋 朋未 非常勤講師*, 福本 恵吾 非常勤講師*
 菅沼 與明 非常勤講師*, 根岸 史郎 非常勤講師*, 荒川 忠博 非常勤講師*
 大塚 和華 非常勤講師*, 林 正樹 非常勤講師*, 福井 健之 非常勤講師*
 吉井 賢一郎 非常勤講師*, 小林 誠 非常勤講師*, 西村 文邦 非常勤講師*
 飯島 由貴 助教, 北總 博之 非常勤講師*, 小坂 竜也 非常勤講師*
 市村 賢太郎 非常勤講師*, 東郷 聡司 非常勤講師*, 小泉 儀明 非常勤講師*
 吉田 章太 非常勤講師*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 10/8 1 E-4-1)-①
矯正治療の目的と意義を説明できる。
E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、障害、診察、検査、診断、治療及び予防法を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
1)歯科矯正学の意義、歴史を理解する。
2)矯正治療の目的について説明できる。 
Ⅰ 矯正学総論
 1.歯科矯正学の定義と歩み
  1)歯科矯正学の定義
  2)歯科矯正学の歩み
   (1)欧米における歯科矯正学の歩み
   (2)日本における歯科矯正学の歩み
 2.矯正歯科治療の目的と意義
  1)矯正歯科治療の目的
  2)不正咬合による障害
   (1)う蝕の誘因
   (2)歯周疾患の誘因
   (3)外傷の誘因
   (4)歯根吸収の誘因
   (5)咀嚼機能障害
   (6)筋機能障害
   (7)顎骨の発育障害
   (8)発音障害
   (9)審美的欲求と心理的な背景
 3.矯正歯科治療の意義
2 10/15 1 C-3-2)-① 人体の正常な個体発生と器官発生を説明できる。
C-3-2)-③ 人体の形態的な成長と機能的な発達を説明できる。
C-3-2)-④ 小児の身体発育、精神発達の特徴と評価法を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
3)全身の成長発育を理解する。
4)成長発育の評価法について説明できる。 
3.成長発育
  1)成長発育概論
   (1)成長発育の定義
   (2)成長発育のパターン
   (3)一般的な身体発育の経過
   (4)成長発育の評価法
   (5)相対成長
   (6)生理的年齢
   (7)社会性・言語・情動の発育
   (8)成長発育の影響因子
3 10/29 1 E-2-3)-①
口腔・頭蓋・顎顔面領域の発生を説明できる。
E-2-3)-②
口腔・顎顔面領域の成長・発育を説明できる。
E-2-3)-③
口腔・顎顔面の成長・発育異常及び不正咬合へ及ぼす影響を説明できる。
E-2-3)-④
口腔・顎顔面領域の老化と歯の喪失に伴う変化を説明できる。
E-2-4)-(1)-①
口唇・口腔・頭蓋・顎顔面に症状を示す先天性異常を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
5)頭蓋・顔面の成長について説明できる。
6)歯列と咬合の成長変化について説明できる。 
  2)頭蓋およぎ顎顔面骨の発生および成長
   (1)頭部の発生
   (2)頭蓋骨の発生
   (3)頭蓋骨の成長発育
   (4)脳頭蓋の成長発育
   (5)顔面頭蓋の成長発育
   (6)加齢変化(成人以降の加齢変化)
  3)歯列と咬合の成長発育・加齢変化
   (1)歯の形成と萌出
   (2)乳歯列期の咬合
   (3)混合歯列期の咬合
   (4)永久歯列期の咬合
   (5)咬合発育段階(歯齢)
   (6)歯列弓の大きさの変化
   (7)歯列弓の加齢変化
  4)口腔機能の発達
   (1)咀嚼
   (2)嚥下
   (3)発音
4 11/5 1 E-2-2)-④
歯列と咬合について説明できる。
E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、障害、診察、検査、診断、治療及び予防法を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
7)咬合、下顎運動について説明できる。
8)正常咬合について説明できる。
9)不正咬合について説明できる。 
 4.咬合
  1)咬合概論
   (1)咬合の定義
   (2)咬合の解剖学
   (3)咬合の生理学
   (4)咬合と顎運動
  2)正常咬合
   (1)正常咬合の概念
   (2)正常咬合の種類
  3)不正咬合
   (1)不正咬合の疫学
   (2)不正咬合の種類
   (3)不正咬合の分類
 5.不正咬合の原因
  1)不正咬合の原因の捉え方
   (1)環境的要因と遺伝的要因
   (2)先天的原因と後天的原因
  2)先天的原因
   (1)不正咬合を発現する先天異常
   (2)歯数の異常
   (3)歯の形態異常
   (4)口腔軟組織の形態異常
  3)後天的原因
   (1)全身的原因
   (2)局所的原因
5 11/12 1 E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
10)矯正診断法を理解する。
11)診査項目を説明できる。
12)形態的検査法を説明できる。 
 6.不正咬合の予防
  1)不正咬合の予防の目的と意義
  2)乳歯列期の予防
   (1)歯列の保隙
   (2)咬合の機能的偏位の早期改善
   (3)上下顎の前後的関係の早期改善
   (4)口腔習癖の除去
  3)混合歯列期の予防
   (1)過剰歯への対応
   (2)歯の大きさ、形態の異常への対応
   (3)歯の先天的欠如への対応
   (4)小帯の異常への対応
   (5)乳歯早期喪失への対応
   (6)晩期残存している乳歯への対応
   (7)歯の骨性癒着への対応
   (8)口腔習癖への対応
  4)永久歯列期の予防
   (1)歯周疾患の予防
   (2)大臼歯萌出余地不足と萌出異常の予防
Ⅱ診断学
 8.診断
  1)診断の基本
   (1)診断の意義
   (2)初診から治療終了までのプロセス
   (3)患者へのアプローチ
   (4)根拠に基づく医療
   (5)統計学的評価
  2)医療面接と診察
   (1)医療面接
   (2)診察
 9.検査
  1)形態的検査
   (1)全身的検査
   (2)顔面写真
   (3)口腔内写真
6 11/19 1 E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③ 不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
13)Angle分類を説明できる。
14)症例分析法について理解する。 
   (4)口腔模型
   (5)セットアップモデル
   (6)画像検査
   (7)頭部エックス線規格写真分析
7 11/26 1 E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
E-4-1)-7
矯正治療に必要な力学を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
15) 機能的検査について理解する。
16) 矯正治療における抜歯について説明できる。 
  1)機能検査
   (1)下顎運動検査
   (2)筋機能検査
   (3)咀嚼機能検査
   (4)咬合機能検査
   (5)嚥下機能検査
   (6)発音機能検査
 10.矯正歯科治療における抜歯
  1)歴史的背景
  2)抜歯の必要性
   (1)目的
   (2)適応症
   (3)抜歯基準
 ※1チュートリアル
   1)入門ガイド
8 12/3 1 E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
PBL  新館・第2・3実習講義室  西井 康
安村 敏彦
全員
17)正常咬合、不正咬合について概説できる。
18)不正咬合の診査、検査について概説できる。 
 ※1チュートリアル
   2)チュートリアル(チューター付き) 1回目
      課題シート1問題抽出
9 12/10 1 E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
PBL  新館・第2・3実習講義室
 
西井 康
安村 敏彦
全員
17)正常咬合、不正咬合について概説できる。
18)不正咬合の診査、検査について概説できる。 
 ※1チュートリアル
   3)チュートリアル(チューター付き) 2回目
      課題シート1 学習項目の発表
10 12/17 1 E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
PBL  新館・第2・3実習講義室  西井 康
安村 敏彦
全員
17)正常咬合、不正咬合について概説できる。
18)不正咬合の診査、検査について概説できる。 
 ※1チュートリアル
   4)チュートリアル(チューター付き) 3回目
      課題シート1 学習項目の発表
   5)チュートリアル(チューター付き) 3回目
      分析実習
11 1/14 1 E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
19)症例の総合評価について説明できる。
20)治療目標について説明できる。 
 10.矯正歯科治療における抜歯
  3)抜歯の部位と数
   (1)乳歯の抜歯
   (2)永久歯の抜歯
   (3)過剰歯などの抜歯
  4)連続抜去法
   (1)連続抜去法とは
   (2)術式
   (3)連続抜去法の利点と欠点
 11.治療目標・治療方針・治療計画の立案
  1)診察および症例分析結果の総合評価
12 1/21 1 E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
講義  新館・第1講義室  西井 康
19)症例の総合評価について説明できる。
20)治療目標について説明できる。
 
  2)診療目標の確立
   (1)顎関係の不正
   (2)歯列・咬合の不正
   (3)その他
  3)治療計画の設定
   (1)治療の開始時期
   (2)治療方法(装置)
  4)術後安定性の推定
13 1/28 1 E-4-1)-②
正常咬合の概念と成立・保持条件を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
講義・ポストテスト  新館・第1講義室  西井 康
21)不正咬合の原因について説明できる。
22)矯正治療の診断について説明できる。 
  5)まとめ

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