第 3 学 年  口腔微生物学
前 期 計 画 表

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教科の特徴
口腔微生物学では、微生物学的な視点から口腔環境を把握し、そこから歯科の2大疾患であるう蝕と歯周病を中心とした口腔感染症の病因について考える。それにより、口腔感染症の予防と処置についての正しい視点を身につける事を通して、医学・歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を提供するために必要な基本的知識と技能を修得する。それによって医学・歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を提供するために必要な基本的知識と技能を修得する。

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
1)口腔内微生物の特徴を理解する。
2)バイオフィルム感染症を理解する。
3)口腔固有の免疫機構を理解する。

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1)口腔内バイオフィルムについて説明できる。
2)齲蝕・歯周病という感染症の発症と進行が説明できる。
3)唾液の感染防御機能について説明できる。
4)口腔の細菌が全身の健康におよぼす影響について説明できる。

3.方略(LS:Learning Strategy)
1)講義
2)英語論文によるチュートリアル。


4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
総括的評価を行う(定期試験)。
講義内容の理解度を記述試験で評価する

事前・事後学修
教科書の該当する部分を予習しておく(30分程度)。

教科書
口腔微生物学 第6版、学研書院 2018年

参考図書
最新口腔微生物学 一世出版
口腔微生物学・免疫学 医歯薬出版株式会社

オフィスアワー
月曜日(朝9時から午後7時まで):新館6F 微生物学講座

総授業コマ数
15コマ

出席について

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 石原 和幸 教授*, 宇田川 信之 非常勤講師*, 国分 栄仁 講師*
 君塚 隆太 非常勤講師*, 齋藤 淳 教授*, 稲垣 覚 非常勤講師*
 菊池 有一郎 講師*, 柴山 和子 講師, 福本 裕 非常勤講師

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 4/16 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  石原 和幸
1) 口腔の環境とそこに定着している菌種について説明できる。
2) 口腔内細菌の定着メカニズムを説明できる。
3) デンタルプラークバイオフィルムの特徴を説明できる。
4) 歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークの違いを説明できる。
5) 歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラーク細菌の栄養源を説明できる。
6) 口腔の自然免疫機構について説明できる。
7) 分泌型IgAの構造および働きを説明できる。
8) 歯肉溝滲出液中の免疫物質を挙げられる。
9) 口腔粘膜に症状を現す免疫関連疾患を挙げられる。 
細菌が住み着く口腔内環境
  口腔細菌概説
  口腔環境
  口腔内各部位の環境と細菌叢
  口腔内細菌の栄養源
口腔領域の防御性免疫と口腔粘膜の免疫疾患
 唾液中の非特異的抗菌物質
 唾液中の分泌型IgA
 歯肉溝滲出液の免疫物質
 口腔粘膜に症状を表わす免疫疾患
2 4/23 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  菊池 有一郎
1) ペリクルの構成成分と、その生理学的作用を説明できる。
2) デンタルプラーク細菌の付着因子を挙げられる。
3) デンタルプラーク形成プロセスを概説できる。
4) デンタルプラーク細菌間の相互作用について説明できる。 
デンタルプラークの形成
 細菌の付着機構
 デンタルプラークの組成の変化と環境・時間
 細菌の共生と拮抗
3 5/7 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
E-3-2)-①
歯の硬組織疾患(tooth wear(酸蝕症、咬耗、摩耗等)、歯の変色、象牙質知覚過敏症を含む)の病因と病態を 説明できる。
 
講義  新館第1講義室  柴山 和子
1) 口腔レンサ球菌を分類できる。
2) 口腔レンサ球菌の存在部位と特徴を説明できる。
3) ミュータンスレンサ球菌の特徴を説明できる。
4) ミュータンスレンサ球菌のタンパク質抗原と菌体外多糖の機能を説明できる。 
口腔内レンサ球菌
 口腔内レンサ球菌群の特徴
  Mitis group, Anginosus group,
  Mutans group, Salivarius group
4 5/14 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
E-3-2)-②
歯髄・根尖性歯周疾患の病因と病態を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  国分 栄仁
1) レンサ球菌以外のグラム陽性球菌を挙げられる。
2) デンタルプラークに存在するグラム陽性桿菌を挙げられる。
3) 口腔内Neisseria菌種と
  Veillonella菌種を挙げられる。
4) 顎放線菌症の特徴を説明できる。
4) Corynebacterium matruchotiiの生態学的特徴を説明できる。 
レンサ球菌以外のグラム陽性球菌
  Peptococcus
  Peptostreptococcus
  Parvimonas
グラム陰性球菌
  NeisseriaとVeillonella
グラム陽性桿菌
  Actinomyces
  Corynebacterium matruchotii
  Rothia
  Propionibacterium
  乳酸桿菌
5 5/21 1 E-3-2)-③
歯周疾患の病因と病態を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  齋藤 淳
歯周組織の構造を理解し、歯周炎の病態を説明できる 
歯周病
 歯周炎の病態

6 5/28 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
E-3-2)-③
歯周疾患の病因と病態を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  石原 和幸
1) 血液平板培地上で黒色集落を形成する細菌を挙げられる。
2) Prevotella intermediaの特徴を説明できる。
3) Fusobacterium nucleatumの特徴を説明できる。
4) Tannrella forsythiaの特徴を説明できる。
5) Aggregatibacter actinomycetemcomitansの病原因子を挙げられる。 
グラム陰性桿菌群
  Porphyromonas gingivalis
  Prevotella intermedia
  Tannerella forsythia
  Fusobacterium nucleatum
  Aggregatibacter actinomycetemcomitans 他
7 6/4 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
E-3-2)-③
歯周疾患の病因と病態を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  石原 和幸
1) 口腔トレポネーマの形態的特徴を説明できる。
2) Treponema denticolaの病原因子を挙げられる。
3) Campylobacter rectusの特徴を説明できる。
4) 歯周病局所に増加している運動性菌を挙げられる。 
口腔内スピロヘータなど運動性細菌
   口腔内スピロヘータ
   Treponema denticola
   運動性小桿菌
   Selenomonas
   Campylobacter
8 6/11 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
E-3-2)-①
歯の硬組織疾患(tooth wear(酸蝕症、咬耗、摩耗等)、歯の変色、象牙質知覚過敏症を含む)の病因と病態を 説明できる。
E-3-2)-②
歯髄・根尖性歯周疾患の病因と病態を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  石原 和幸
1) 齲蝕が感染症である根拠を挙げられる。
2) ミュータンスレンサ球菌の齲蝕に関わる性質を挙げられる。
3) 非齲蝕誘発性甘味料を挙げられる。
4) 齲蝕の細菌学的検査法を挙げられる。
5) 歯髄の感染防御メカニズムと歯髄感染症の特徴を説明できる。 
齲蝕症および歯髄感染
 ミュータンスレンサ球菌の齲蝕原性
 歯根面齲蝕
 齲蝕症の細菌学的検査
 非齲蝕誘発性甘味料
 歯髄・根管への細菌の感染

9 6/18 1 E-3-2)-③
歯周疾患の病因と病態を説明できる。
C-3-4)-(2)-④
骨発生(軟骨内骨化と膜内骨化)、骨成長及びリモデリングの機序と調節機構を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  宇田川 信之
歯周炎での骨吸収と生理的骨吸収について理解し、相違点を説明できる。 
歯周炎と骨吸収
10 6/25 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
 
学生によるプレゼンテーションとそれに対する討論  新館第1講義室  石原 和幸
国分 栄仁
菊池 有一郎
柴山 和子
口腔バイオフィルム”デンタルプラーク”の特性を理解する。 
前半、英語論文を読んだ学生によるセミナー
後半、その内容についてのFeedback
11 7/2 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
E-3-2)-①
歯の硬組織疾患(tooth wear(酸蝕症、咬耗、摩耗等)、歯の変色、象牙質知覚過敏症を含む)の病因と病態を 説明できる。
E-3-2)-②
歯髄・根尖性歯周疾患の病因と病態を説明できる。
 
学生によるプレゼンテーションとそれに対する討論  新館第1講義室  石原 和幸
国分 栄仁
菊池 有一郎
柴山 和子
齲蝕のメカニズムを理解する。 
前半、英語論文を読んだ学生によるセミナー
後半、その内容についてのFeedback

12 7/9 1 C-4-1)-④
滅菌と消毒の意義、種類及び原理を説明できる。
C-4-1)-⑤
化学療法の目的と原理及び化学療法薬の作用機序並びに薬剤耐性機序を説明できる。
E-1-5)-⑧
器具の消毒・滅菌法を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  福本 裕
1) Universal precautions、Standard precautionsについて概説できる。
2) 医療現場で感染しやすい微生物を列挙できる。
3) 口腔内で使える消毒薬の利点と欠点を挙げられる。
4) 医療担当者として受けるべきワクチンを挙げられる。  
感染予防
 医療現場で感染し易い微生物
 口腔清掃と院内感染
 医療担当者に必要なワクチン
13 7/23 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
E-3-2)-①
歯の硬組織疾患(tooth wear(酸蝕症、咬耗、摩耗等)、歯の変色、象牙質知覚過敏症を含む)の病因と病態を 説明できる。
E-3-2)-②
歯髄・根尖性歯周疾患の病因と病態を説明できる。
E-3-2)-③
歯周疾患の病因と病態を説明できる。
 
講義  新館第1講義室  石原 和幸
国分 栄仁
菊池 有一郎
柴山 和子
歯周病原性菌の病原性を理解する。 
前半、英語論文を読んだ学生によるセミナー
後半、その内容についてのFeedback
14 9/3 1 E-3-2)-④
口腔細菌、プラーク(口腔バイオフィルム)及び歯石を説明できる。
E-3-2)-③
歯周疾患の病因と病態を説明できる。
E-3-3)-(3)-②
歯周疾患の検査法、診断及び治療方針(メインテナンス法を含む)を説明できる。
 
講義  新館 第1講義室   石原 和幸
歯周病原性菌の病原性を理解する。 
歯周炎と歯周病原性細菌

15 9/10 1 E-2-4)-(3)-①
歯性感染症の原因菌と感染経路を説明できる。
E-3-2)-③
歯周疾患の病因と病態を説明できる。
E-3-3)-(3)-①
歯周疾患の症状及び全身疾患との関連を説明できる(疾患の細胞レベル、分子生物学的レベルでの説明を含む)。
 
講義  新館第1講義室  石原 和幸
1) デンタルプラーク細菌が血流中に入り込むルートを説明できる。
2) デンタルプラーク細菌と菌血症、細菌性心内膜炎、敗血症との関係を説明できる。
3) デンタルプラーク細菌と誤嚥性肺炎の関係を説明できる。
4) Periodontal medicine について概説できる。  
口腔細菌の全身疾患への関与
 病巣感染とは
 細菌性心内膜炎など循環系疾患
 糖尿病
 呼吸器感染症

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