第 4 学 年  外科学
通 年 計 画 表

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教科の特徴
前期
外科学は、手術を中心とした治療医学の中核であり、総論はその基礎的部門である。歯科学は、主に手術的ないし一般的な医学知識は、歯科学の習得・研究および歯科診療上、欠くべからざるものであり、その量的な方法を治療手段として用いるので、その理論的な基礎として外科学を習得する必要がある。また、基礎が増加し、その質が良くなれば良くなるほど歯科医の奥行きは広く、かつ深くなる。この意味でも、医学のなかで内科学に対峙する外科学の持つ役割は大きい。
一方、歯科医師国家試験問題に関して外科学の立場から見ると、これまで医学からの出題は全体の1/4 を占めるものの、解剖学、生理学、病理学、薬理学など基礎医学からのものが多く、純粋な外科学からの出題は極めて少ない。しかしながら、外科学を学ぶことにより自然にこれら基礎医学の力が身に付く。なぜならば、外科学を十分に理解し実践するには上記のような基礎医学に関する知識が必要であり、重要な基礎知識は、たとえ重複してもいくつかの教科で講義を受け、基礎医学に関する十分な学力を習得しなければならない。
第4学年前期に10回の講義を行う。なお、このなかには、東京歯科大学市川総合病院の泌尿器科による臓器移植、人工臓器、および同麻酔科による麻酔学の講義が含まれる(それぞれ1および2回)。
注:外科学各論は第4学年後期に行われる。
後期
第4学年前期の外科学総論を基礎にした、臓器別外科学各論の系統的な講義である。
外科学各論では各臓器の解剖・生理・病理学の復習も行い、臓器別の手術を中心とする外科治療の方法についての講義が行われる。内容としては、現代外科学の対象の多くを占める「悪性腫瘍」や救急疾患に関する講義が多くを占める。
第4学年後期に計14回の講義を行う。なおこのなかには、東京歯科大学市川総合病院の心臓血管外科による呼吸器、循環器、同脳神経外科による脳・脊髄、および同泌尿器科による尿路系と副腎に関する講義が含まれる。
注:外科学病院実習は第5学年に東京歯科大学市川総合病院で行われる。

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
前期
1.外科学の概念の把握
2.外科治療の中心である外傷・手術などの侵襲に伴う病態への対応(創傷治癒、出血・止血、消毒、感染、患者管理、麻酔、救急処置など)
3.現代外科学の主な対象である腫瘍および先端にある臓器移植、内視鏡手術に関する概要の理解

後期
1.一般・消化器外科、心臓・血管外科、脳神経外科、泌尿器科で扱う主要臓器の解剖・生理・病理に関する知識の復習と確実な習得
2.各臓器に対する外科的なアプローチの概要の理解
3.現代外科の主な対象である悪性腫瘍に関する知識の整理

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
前期
1.外科学の概念を説明できる。
2.外科治療の中心である外傷・手術などの侵襲に伴う病態への対応を説明できる。
3.現代外科学の主な対象である腫瘍および先端にある臓器移植、内視鏡手術に関する概要を説明できる。
後期
1.一般・消化器外科、心臓・血管外科、脳神経外科、泌尿器科で扱う主要臓器の解剖・生理・病理に関する知識を説明できる。
2.各臓器に対する外科的なアプローチの概要を説明できる。
3.現代外科の主な対象である悪性腫瘍に関する知識を説明できる。

3.方略(LS:Learning Strategy)
講義

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
前期
前期期末試験において、外科学総論に関し、授業内容に沿って筆記試験を行う。
後期
後期期末試験において、外科学各論に関し、授業内容に沿って、筆記試験を行う。

準備学習
特に準備学習の必要はない

教科書
なし

参考図書
畠山勝義・監:標準外科学、第14版、医学書院、2016年
出月康夫、古瀬 彰、杉町圭三・編:NEW外科学、改訂第3版、南江堂、2011年

オフィスアワー
授業後 教室
なお、第5学年外科学病院実習時に積極的な質問を歓迎する。

総授業コマ数
24コマ

出席について

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 松井 淳一 教授*, 菅 貞郎 教授*, 小板橋 俊哉 教授*
 中川 健 教授*, 大久保 剛 教授*, 長谷川 博俊 准教授*
 和田 徳昭 准教授*, 江口 圭介 准教授*, 大内 貴志 准教授*
 笠原 啓史 准教授*, 瀧川 穣 講師*, 小倉 正治 助教*
 小野 滋司 助教*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 4/12 5   講義  新館・第2講義室  大久保 剛
 
外科学の歴史
術前・術後管理-1
  1)体液
  2)輸液
  3)非経口的栄養補給
2 4/26 5   講義  新館・第2講義室  大久保 剛
 
術前・術後管理-2
  1)侵襲と生体反応
  2)術後管理
  3)ショック、MOF
3 5/10 5   講義  新館・第2講義室  大久保 剛
 
出血、凝固、止血
輸血
DIC
4 5/17 5   講義  新館・第2講義室  大久保 剛
 
外科的診断法
外科基本手技
5 5/24 5   講義  新館・第2講義室  大久保 剛
 
外科的感染症
抗菌化学療法
6 5/31 5   講義  新館・第2講義室  大久保 剛
 
腫瘍学総論
7 6/14 5   講義  新館・第2講義室  大内 貴志
 
救急蘇生法
8 6/28 5   講義  新館・第2講義室  大内 貴志
 
麻酔学-2
集中治療
9 7/5 5   講義  新館・第2講義室  小板橋 俊哉
 
麻酔学-1
10 7/19 5   講義  新館・第2講義室  中川 健
 
臓器移植
人工臓器
11 10/3 4   講義  新館・第2講義室  和田 徳昭
 
乳腺
12 10/3 5   手術ビデオを用いた講義。
実際の手術器械も紹介する。 
新館・第2講義室  松井 淳一
 
内視鏡下手術
13 10/10 4   講義  新館・第2講義室  小倉 正治
 
消化器(食道)
14 10/10 5   講義  新館・第2講義室  小倉 正治
 
消化器(胃・十二指腸)
15 10/17 4   講義  新館・第2講義室  長谷川 博俊
 
消化器(大腸・直腸・肛門)-1
16 10/17 5   講義  新館・第2講義室  長谷川 博俊
 
消化器(大腸・直腸・肛門)-2
17 10/31 4   肝、胆道を中心とした講義。  新館・第2講義室  松井 淳一
 
消化器(肝・胆・膵・脾)-1
18 10/31 5   膵、脾を中心とした講義。  新館・第2講義室  松井 淳一
 
消化器(肝・胆・膵・脾)-2
19 11/8 5   講義  新館・第2講義室  瀧川 穣
 
消化器
  1)急性腹症
  2)イレウス
  3)腹部外傷
  4)ヘルニア
20 11/14 4   講義  新館・第2講義室  小野 滋司
 
血管
  大血管(腹部)
  末梢血管
  静脈
21 11/14 5   講義  新館・第2講義室  中川 健
 
泌尿器
22 11/15 5   講義  新館・第2講義室  笠原 啓史
 
循環器
  心臓
  大血管(胸部)
23 11/29 5   講義  新館・第2講義室  江口 圭介
 
呼吸器
  肺
  縦隔
24 12/6 5   講義  新館・第2講義室  菅 貞郎
 
脳・脊髄

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