第 4 学 年  歯科矯正学(講義)
前 期 計 画 表

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教科の特徴
歯科矯正学とは、歯・歯周組織・顎骨、さらにそれらを包含する顎顔面領域の正常な成長発育を研究し、それら諸構造の不正な成長発育から引き起こされる不正咬合や顎骨位置の不調和の改善を目的とする歯科分野の一つである。特に診断学においてはセファロ分析を通して不正の状況を論理的に解釈し、問題発見・解決の能力を養成する。また頭頚部領域の解剖や成長発育の基本的知識を統合的に理解し、診断、治療への反映が求められるものである。(コンピテンシー1、2、7、8-1)、3) )

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
矯正歯科臨床における治療学として、初診時から治療開始にいたる経過、成長変化を踏まえた矯正治療による生体の変化、また治療に使用される装置とその術式、不正咬合の予防について、隣接学科と矯正治療の関連を理解できるように履修する。

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1)矯正歯科臨床における治療の種類、開始時期、治療目標について説明できる。
2)矯正力の種類と歯の移動様式、組織変化について説明できる。
3)固定の種類について説明できる。
4)矯正用材料の特性を説明できる。
5)矯正装置の種類について説明できる。
6)リンガルアーチ、その他の唇舌側弧線装置について説明できる。
7)マルチブラケット装置について説明できる。
8)拡大装置について説明できる。
9)顎外固定装置について説明できる。
10)機能的矯正装置について説明できる。
11)乳歯列期、混合歯列期の矯正歯科治療について説明できる。
12)永久歯列期の矯正歯科治療について説明できる。
13)保定、再発、偶発症について説明できる。
14)外科的矯正治療、口唇・口蓋裂治療について説明できる。

3.方略(LS:Learning Strategy)
1)受動的方法:講義
2)能動的方法:SGD、ディスカッション、ポストテスト
3) 媒体 : 教科書、講義資料、SGD資料

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
1)定期試験(総括的評価):95%
  講義内容の理解度を論述、真偽選択、空欄補充、多肢選択試験で評価する。
2)平常点評価:0〜5%
講義の出欠状況、受講態度などを評価する。
3)SGD:0〜5%
ポストテスト(総括的評価)、出欠状況、参加態で評価を行う。
4)ポストテスト(総括的評価):0〜5%
各回の授業後にその日の授業内容と当日の事前学修の内容についてポストテストを行う。

事前・事後学修
 事前学修
第1回:教科書p195-199、p208-214までを読んでおくこと(15分)
第2回:教科書p122-134、p191-194までを読んでおくこと(15分)
第3回:教科書p215-262までを読んでおくこと(20分)
第4回:教科書p217-225までを読んでおくこと(15分)
第5回:教科書p200-207,p237-240までを読んでおくこと(15分)
第6回:教科書p241-243、p246-252までを読んでおくこと(15分)
第7回:教科書p252-256までを読んでおくこと(10分)
第8回:教科書p257-259、p243-246までを読んでおくこと(15分)
第9回:教科書p225-229までを読んでおくこと(15分)
第10回:教科書p229-237までを読んでおくこと(15分)
第11回:教科書p345-369までを読んでおくこと(15分)
第12回:教科書p336-344、p327-335までを読んでおくこと(15分)
第13回:教科書p215-262までを読んでおくこと(20分)
第14回:教科書p191-262までを読んでおくこと(20分)
第15、16回:教科書p263-284、p285-326までを読んでおくこと(15分)

 事後学修
・授業内容を再度見直し、教科書の該当部分を読む(15分)

事前学修、事後学修の評価は授業後のポストテストで合わせて行う。

教科書
【講義】
葛西一貴、他・編:歯科矯正学、第6版、医歯薬出版

参考図書
【講義】
山内一夫、他・編:歯学生のための歯科矯正学、医歯薬出版
飯塚哲夫、他・編:歯科矯正学、クインテッセンス出版
グレーバー:歯科矯正学、医歯薬出版
モイヤース:歯科矯正学ハンドブック、医歯薬出版
プロフィト:現代歯科矯正学、クインテッセンス出版

オフィスアワー
平日 17:30-19:00 本館9F 歯科矯正学講座

総授業コマ数
16コマ

出席について
出席は授業開始時に着席していることとする。
遅刻は原則としてこれを認めないが、公共交通機関の遅延等でやむを得ない場合に限り、その証明を提出した上で30分以内であれば遅刻として認める。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 西井 康 教授*, 野嶋 邦彦 講師*, 宮崎 晴代 講師*
 坂本 輝雄 講師*, 片田 英憲 講師*, 石井 武展 講師*
 立木 千恵 講師*, 安村 敏彦 助教*, 有泉 大 助教*
 森川 泰紀 助教*, 内山 沙姫 助教*, 海老澤 朋宏 助教*
 飯島 由貴 助教, 今村 雅郎 非常勤講師*, 小太刀 健二 非常勤講師*
 渡辺 洋一 非常勤講師*, 野村 真弓 非常勤講師*, 大塚 淳 非常勤講師*
 渡辺 和也 非常勤講師*, 土屋 朋未 非常勤講師*, 福本 恵吾 非常勤講師*
 菅沼 與明 非常勤講師*, 根岸 史郎 非常勤講師*, 荒川 忠博 非常勤講師*
 大塚 和華 非常勤講師*, 林 正樹 非常勤講師*, 福井 健之 非常勤講師*
 吉井 賢一郎 非常勤講師*, 小林 誠 非常勤講師*, 西村 文邦 非常勤講師*
 北總 博之 非常勤講師*, 市村 賢太郎 非常勤講師*, 小坂 竜也 非常勤講師*
 東郷 聡司 非常勤講師*, 今井 利明 非常勤講師*, 小泉 儀明 非常勤講師*
 根津 崇 非常勤講師*, 吉田 章太 非常勤講師*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 5/11 1 D-2-④  
歯科矯正用材料の種類、用途、成分・組成、特性、操作方法を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
2)矯正力の種類と歯の移動様式、組織変化について説明できる。
4)矯正用材料の特性を説明できる。 
13-1. 矯正力
  1) 矯正力の種類
   (1)作用目的による分類
   (2)矯正力の大きさと作用様式による分類
  2)歯の移動様式
15.矯正用材料の特性
  1)矯正用材料の具備すべき条件
  2)矯正用ワイヤー
  3)高分子材料
2 5/18 1 E-4-1)-⑥ 矯正治療によって起こる生体の反応を細胞あるいは分子生物学的に説明できる。
E-4-1)-③ 不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
1)矯正歯科臨床における治療の種類、開始時期、治療目標について説明できる。
2)矯正力の種類と歯の移動様式、組織変化について説明できる。  
Ⅲ治療学
 12.治療学概論
  1)矯正歯科治療の考え方
   (1)予防矯正
   (2)抑制矯正
   (3)本格矯正
 2.矯正歯科治療の開始時期と流れ
   (1)矯正歯科治療の一般的な流れ
   (2)構成歯科治療の開始時期
   (3)矯正歯科治療の種類と注意点
 3.治療結果の評価
   (1)成長および動的治療の評価
   (2)側面頭部エックス線規格写真の重ね合わせ
13ー2.矯正歯科治療に伴う生体反応
  1)全身的反応
  2)局所的反応
   (1)歯・歯周組織
   (2)顎骨、顎関節などに起こる反応
  3)歯の移動に伴う骨改造
  4)最適な矯正力による反応
  5)強い矯正力による反応
  6)上顎歯列弓の拡大
  7)全身状態との関連性
3 5/25 1 E-4-1)-⑤ 矯正装置の種類と特徴及び使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
5)矯正装置の種類について説明できる。 
 16.矯正装置
  1)矯正装置の種類と特徴
   (1)矯正装置の基本的条件
   (2)矯正装置の分類
   (3)歯科技工士との連携
  2)器械的矯正装置
   (1)固定式矯正装置
      a唇舌側弧線装置
      bマルチブラケット
      c拡大装置
   (2)可撤式矯正装置
      a可撤式矯正装置
      b顎外固定装置
  3)機能的矯正装置
  4)その他の矯正装置
4 6/1 1 E-4-1)-⑤ 矯正装置の種類と特徴及び使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
6)リンガルアーチ、その他の唇舌弧線装置について説明できる。 
 16.Ⅱ器械的矯正装置
  1.リンガルアーチ
  1)基本構造
  2)製作手順
  3)特徴と作用機序
  4)使用法
  5)適応症
 2.パラタルアーチ
 3.Nanceのホールディングアーチ
 4.タングクリブ
5 6/8 1 E-4-1)-⑤ 矯正装置の種類と特徴及び使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
3)固定の種類について説明できる。
8)拡大装置について説明できる。 
 14.矯正歯科治療における固定
  1)固定の定義と意義
   (1)定義
   (2)意義
  2)固定の種類
   (1)部位による分類
   (2)抵抗の性質による分類
   (3)抜歯空隙利用のために固定の分類
   (4)歯科矯正用アンカースクリューによる固定
16. Ⅱ.C.拡大装置
  1)急速拡大装置
  2)緩徐拡大装置
  3)クワドヘリックス装置
6 6/15 1 E-4-1)-4
矯正治療に用いる器材の名称と使い方を説明できる。
E-4-1)-5
矯正装置の種類と特徴及び使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
9)顎外固定装置について説明できる。
 
 16. Ⅱ. 2
A.可撤式矯正装置
  1.床矯正装置
  2.スライディングプレート
  B.顎外固定装置
  1.ヘッドギア
  (1)ハイプルヘッドギア
  (2)サービカルヘッドギア
  (3)ストレートプルヘッドギア
  2.チンキャップ
  (1)チンキャップ
  (2)ハイプルチンキャップ
  3.上顎前方牽引装置

7 6/22 1 E-2-2)-④ 歯列と咬合について説明できる。
E-2-2)-⑤
矯正装置の種類と特徴及び使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
10)機能的矯正装置について説明できる。 
16. Ⅲ. 機能的矯正装置
 1)アクチバトール
 3)特徴と作用機序 構成咬合位
           誘導面作成
           
8 6/29 1 E-4-1)-
⑤ 矯正装置の種類と特徴及び使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
10)機能的矯正装置について説明できる。 
 16. Ⅲ. 機能的矯正装置
  (1)アクチバトール
  (2)バイオネーター
  (3)フレンケル装置
  (4)リップバンパー
 16. Ⅱ. 2
  (2)咬合斜面板
  (3)咬合挙上板
9 7/6 1 E-2-2)-④ 歯列と咬合について説明できる。
E-4-1)-⑤ 矯正装置の種類と特徴及び使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
7)マルチブラケット装置について説明できる。 
16. Ⅱ. B. マルチブラケット装置
 1)エッジワイズ装置
  (1)バンド
  (2)ブラケットとチューブ
  (3)アーチワイヤー
  (4)その他
10 7/13 1 E-4-1)-⑤ 矯正装置の種類と特徴及び使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室
 
西井 康
7)マルチブラケット装置について説明できる。 
Ⅱ. B. マルチブラケット装置
  2)基本手技
  (1)バンドとブラケット
  (2)アーチワイヤーの屈曲
  (3)ろう着
  (4)アーチワイヤーの装着
  3)症例
11 7/20 1 E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、障害、診察、検査、診断、治療及び予防法を説明できる。
E-2-4)-(1)-③ 顎変形症の病態と治療法を説明できる。
 
講義
 
新館・第2講義室  西井 康
14)外科的矯正治療、口唇・口蓋裂治療について説明できる。 
20. Ⅱ.顎変形症の矯正歯科治療
Ⅱ−1.外科的矯正治療の目的
Ⅱ−2.外科的矯正治療の適応症
Ⅱ−3.外科的矯正治療の手順
  (1)医療面接と検査
  (2)診断と治療計画の立案
  (3)術前矯正治療
  (4)顎矯正手術
  (5)術後矯正治療
  (6)保定・定期観察
12 7/27 1 E-2-4)-(1)-② 口唇・口蓋裂の病態と治療方針を説明できる。
E-2-4)-(1)-④ 軟組織の異常を説明できる。
B-2-2)-②   医療保険制度と医療経済(国民医療費)を説明できる。
B-2-2)-③   社会保障制度(社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生)を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
14)外科的矯正治療、口唇・口蓋裂治療について説明できる。
13) 保定と再発、偶発症について説明できる。
 
 20. Ⅰ. 口唇裂・口蓋裂の矯正歯科治療
  1.概論
  2.術前顎矯正治療
  3.乳歯列期・混合歯列期の矯正歯科治療
  4.顎裂部骨移植術
  5.永久歯列期の矯正歯科治療  
 19.保定
  1)保定とは
   (1)定義と意義
   (2)保定の種類
  2)保定装置
   (1)可撤式保定装置
   (2)固定式保定装置
  3)保定期間
  4)再発とその防止策
   (1)再発
   (2)再発防止策
   (3)外科的矯正治療後の再発とその防止策
13 8/3 1 E-4-1)-③ 不正咬合の原因、種類、診察、検査、診断、治療および予防法を説明できる。
E-4-1)-⑤ 矯正装置の種類と特徴、および使用目的を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室
 
西井 康
5)矯正装置の種類について説明できる。
11)乳歯列期、混合歯列期の矯正歯科治療について説明できる。
12)永久歯列期の矯正歯科治療について説明できる。 
 20.チーム医療の中の矯正歯科治療
  3)顎関節症と矯正歯科治療
   (1)顎関節症の概念と病態分類
   (2)一般的な注意点
   (3)筋と顎関節の症候
   (4)診察
   (5)検査
   (6)顎関節症の患者への矯正歯科治療の適否
  4)その他の矯正歯科治療
   (1)補綴科・保存修復科との連携
   (2)歯周病科との連携
   (3)口腔外科との連携

 矯正装置まとめ
14 9/7 1 E-2-4)-(11)-①
咬合異常と咀嚼障害の原因と診察、検査、診断及び治療方針を説明できる。
E-4-1)-③
不正咬合の原因、種類、障害、診察、検査、診断、治療及び予防法を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  西井 康
1)矯正歯科臨床における治療の種類、開始時期、治療目標について説明できる。
5)矯正装置の種類について説明できる。
11)乳歯列期、混合歯列期の矯正歯科治療について説明できる。
12)永久歯列期の矯正歯科治療について説明できる。 
治療学のまとめ
15 9/7 2 E-4-1)-3
不正咬合の原因、種類、障害、診察、検査、診断、治療及び予防法を説明できる。
 
SGD  新館・第2・3実習講義室  西井 康
安村 敏彦
全員
5)矯正装置の種類について説明できる。
11)乳歯列期、混合歯列期の矯正歯科治療について説明できる。
 
SGD
 早期治療の矯正歯科治療
  分析・診断・問題点抽出・治療計画
16 9/7 3 E-4-1)-3
不正咬合の原因、種類、障害、診察、検査、診断、治療及び予防法を説明できる。
 
SGD  新館・第2・3実習講義室  西井 康
安村 敏彦
全員
12)永久歯列期の矯正歯科治療について説明できる。 
SGD
 本格矯正治療
  分析・診断・問題点抽出・治療計画

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