↓授業日程表を表示 教科の特徴 局部床義歯は、1歯欠損から1歯残存まで非常に幅広い欠損様式に対応できる補綴装置であると同時に、可撤式のメリットを生かして予知性の高い口腔内環境を整えることが可能である。局部床義歯の第一原則は残存歯との共存であり、義歯を装着することにより、残存歯の喪失スピードが加速されてはならない。そのためには、術前の診断と適切な設計が鍵となる。第4学年での講義の目標は、さまざまな歯の欠損様式に対して常に適切な対応ができるよう、局部床義歯の基礎から臨床応用まで理解を深めることである。また、同時に始まる臨床基礎実習を通じて具体的な手技を体験することで、理解度をより高めることが可能となる。それとともに、医療人として高い倫理性や人間性・協調性を醸成するために、能動的学修を取り入れた教育方法を実施する。これによって、医学・歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を提供するために必要な基礎的な知識の根幹が築かれる。本科目は、実務経験のある教員が担当している。(コンピテンシー1、2、3、6、7、8(1、3、5)) ナンバリング C1522-4A 1.一般目標(GIO:General Instructional Objective) 歯列の部分欠損に対する補綴治療の臨床的意義と方法を理解するために、基礎的な知識と治療の考え方を修得する。 2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives) 1)局部床義歯の構成要素を説明する(10%)。 2)局部床義歯の製作過程を説明する(10%)。 3)局部床義歯の設計原理を理解し、口腔内診察、検査、診断模型およびエックス線写真等により適切に設計を行う(5%)。 4)印象採得の種類と方法を説明する(5%)。 5)歯列と咬合について説明する(5%)。 6)局部床義歯の咬合様式とその意義を説明する(5%)。 7)フェイスボウトランスファーとチェックバイト法を説明し、調節性咬合器の基本的操作を説明する(5%)。 8)咬合採得する下顎位と咬合採得法を説明する(5%)。 9)局部床義歯の製作過程を説明し、基本的手技を行う(10%)。 10)局部床義歯の製作に必要な材料の特性を説明する(5%)。 11)局部床義歯の種類、目的および意義を説明する(10%)。 12)局部床義歯の特徴と適応症を説明する(10%)。 13)局部床義歯の調整、術後管理、リラインおよび修理を説明する(10%)。 14)局部床義歯装着後における定期検診の重要性を説明する(5%)。 3.方略(LS:Learning Strategy) 1)受動的方法:講義 2)能動的方法:インタラクティブ・ティーチング、ポストテスト、ディスカッション 3)媒体:スライド、配布資料、教科書、参考図書 4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価) 1)定期試験(総括的評価):95% 講義内容の理解度を論述による記述試験で評価する。 2)平常点評価(総括的評価):5% 日常的な授業における取組状況を評価する。 3)ポストテスト(形成的評価) 各回の授業において、前回の復習と学生の理解度把握のために行う。 事前・事後学修 事前学修: 第1回 教科書 81-92ページを読んでおくこと(20分) 第2回 教科書 133-150ページを読んでおくこと(20分) 第3回 教科書 115-122ページを読んでおくこと(20分) 第4回 教科書 123-131ページを読んでおくこと(20分) 第5回 教科書 151-158ページを読んでおくこと(20分) 第6回 教科書 159-166ページを読んでおくこと(20分) 第7回 教科書 167-174ページを読んでおくこと(20分) 第8回 教科書 93-97ページを読んでおくこと(15分) 第9回 教科書 175-183ページを読んでおくこと(20分) 第10回 教科書 185-190ページを読んでおくこと(15分) 第11回 教科書 191-196ページを読んでおくこと(15分) 第12回 参考図書1) 95-100ページを読んでおくこと(20分) 第13回 教科書 215-224ページを読んでおくこと(20分) 第14回 教科書 203-214ページを読んでおくこと(20分) 事後学修: 第1~14回 授業内容を再度見直し、重要なポイントをリストアップする(20分) 事前学修については当日の講義中にディスカッションで確認する。 事後学修については翌週の講義最初のポストテストで確認する。 オープンな教育リソース 日本補綴歯科学会診療ガイドライン https://www.hotetsu.com/c_2006.html 【e-Learning】
教科書 1)山下秀一郎 他 編:スタンダードパーシャルデンチャー補綴学(第4版)、学建書院 2)山下秀一郎 他 編:有床義歯補綴学、永末書店 参考図書 1)山下秀一郎 他 編:パーシャルデンチャーテクニック(第6版)、医歯薬出版 2)赤川安正 他 編:歯学生のパーシャルデンチャー(第6版)、医歯薬出版 3)日本補綴歯科学会診療ガイドライン: https://www.hotetsu.com/c_2006.html 4)歯科補綴学専門用語集 第6版: https://www.hotetsu.com/files/f664/pword_v6.pdf オフィスアワー 毎週火曜日・木曜日 17:30~18:30 本館8F パーシャルデンチャー補綴学講座 事前に予約すること 総授業コマ数 14コマ 出席について 授業開始時に出席をとる。 遅刻は認めない。 交通機関のトラブルによる場合は証明書を提出のこと。
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