第 4 学 年  地域包括ケアと高齢者の歯科診療
後 期 計 画 表

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教科の特徴
医学・歯科医学を統合的に理解して、全人的な歯科医療を行うために、健康寿命の延伸に向けて進められる地域包括ケアの中で、高齢者を中心とした安全な歯科医療の展開と多職種連携について学ぶ。

1.一般目標(GIO:General Instructional Objective)
医学・歯科医学を統合的に理解して全人的な歯科医療を行うために、特に高齢者に対する地域包括ケアで求められる医療・保健・福祉・介護の活動についての知識を修得する。

2.行動目標(SBOs:Specific Behavioral Objectives)
1)地域包括ケアの目的と歯科医療の役目を説明できる。
2)加齢による解剖学的、生理学的変化を説明できる。
3)病診連携による在宅医療の仕組みを説明できる。
4)多職種連携のチーム医療を説明できる。
5)歯科医学の健康長寿への貢献を説明できる。
6)高齢者のための栄養学を説明できる。

3.方略(LS:Learning Strategy)
1)受動的方法:講義
2)能動的方法:ディスカッション、クリッカーを用いたプレ・ポストテスト、レポートなど
3)媒体:教科書、スライド、プリントなど

4.評価(Evaluation)(形成的評価・総括的評価)
1)形成的評価
各回の小テスト、レポートなど
2)総括的評価
・定期試験90~100%
 講義内容の理解度を空欄補充、真偽選択、多選択肢、論述などの記述試験で評価する
・平常点評価0~10%
 日常的な授業中の質問事項に対する回答状況、レポート提出状況、授業の出欠状況を評価する

準備学習
事前学修:各回の授業内容の項目について教科書の該当部分を読み、ポイントをつかんで授業に臨むこと
事後学修:当日の授業内容を再度見直し、重要なポイントをリストアップすること。

教科書
森戸光彦 編集主幹、山根源之、櫻井薫、羽村章、下山和弘、柿木保明 編著:老年歯科医学、医歯薬出版

参考図書


オフィスアワー
平日:授業終了後、次の授業が始まるまで新館8階第2講義室内で行う(講義担当者が新館6階あるいは本館9階、10階の研究室に在室であれば可能な限り質問を受け付ける)

総授業コマ数
12コマ

出席について
授業開始後約10分後までに出席をとり。着席していたものを出席とする。これ以降の入室については欠席とする。

   担当者  『 * 』は実務経験教員を示す
 澁川 義幸 教授*, 石田 瞭 教授*, 大久保 真衣 准教授*
 片倉 朗 教授*, 松坂 賢一 教授*, 橋本 貞充 教授*
 酒井 克彦 講師*, 一戸 達也 教授*, 松浦 信幸 准教授*
 上田 貴之 教授*, 笠原 正貴 教授*, 石川 昂 講師*
 野村 武史 教授*, 鳥山 佳則 教授*, 杉原 直樹 教授*
 川口 美喜子 非常勤講師*, 杉山 哲也 准教授*

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月日 時限 コア・カリキュラム 方略(LS)場所 担当者
(その他の)SBOs
内容項目
1 10/4 4 B-2-2)-④
高齢者の置かれた社会環境を説明できる。
B-2-2)-⑦
社会環境(ノーマライゼーション、バリアフリー、quality of life )の考え方を説明できる。
B-4-2)-②
主な保健医療統計(歯科疾患実態調査、国民健康・栄養調査、国勢調査、人口動態調査、患者調査、医療施設 調査、医師・歯科医師・薬剤師調査、学校保健統計調査等)を説明できる。 B-4-2)-③ 主な健康指標(平均寿命、平均余命、新生児・乳幼児死亡率等)を説明できる。
B-2-2)-2 医療保険制度を説明できる
B-2-2)-3 介護保険制度を説明できる。
B-2-2)-4 社会福祉制度を説明できる。
B-2-2)-9 地域における保健・医療・福祉・介護の分野間の連携および他職種間の連携の必要性について説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  鳥山 佳則
杉原 直樹
1.高齢者にかかわる医療及び福祉の制度について説明できる
2.高齢化社会と高齢社会(人口統計学的解説)を説明できる
3.健康の概念(健康寿命)とノーマライゼーションを説明できる
4.ADLとQOLを説明できる
5.健康寿命と平均寿命について説明できる
 
1.概論
2.高齢者の社会環境(6~29ページ)
3.社会保障と医療・保健・福祉(29~47ページ)
2 10/4 5 C-3-3)-①
人体の老化の特性と機序及び寿命を概説できる。
C-3-3)-②
老化に伴う細胞、組織、器官及び個体の形態的・機能的な変化を概説できる。
C-3-3)-③
老化に伴う精神的・心理的変化を説明できる。
E-5-1)-①
高齢者の生理的、心理的及び行動的特徴を説明できる。
E-5-1)-③
口腔機能低下の検査と予防法(介護予防を含む)を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  上田 貴之
1 顎顔面口腔領域の形態的・機能的な加齢変化を説明できる。
2 口腔の加齢変化への対応を説明できる。
3 高齢者の心理的特徴を説明できる。 
1 顎顔面領域の形態と機能の加齢変化
2 顎顔面領域の加齢変化の診察・検査
3 顎顔面領域の加齢変化への対応
4 高齢者の心理的特徴
3 10/11 4 C-3-3)-③
老化に伴う精神的・心理的変化を説明できる
E-5-1)-①
高齢者の生理的、心理的及び行動的特徴を説明できる。
E-5-1)-⑩
栄養管理や食形態の調整を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  酒井 克彦
1.高齢者の精神神経学的特徴とそれにかかわる疾患について説明できる
2.高齢者の栄養学的特徴と栄養管理について説明できる 
1.高齢者の精神神経疾患(127~134ページ)
2.高齢者における低栄養
3.高齢者の栄養管理(165~179ページ)
4 10/11 5 A-7-3) 患者中心のチーム医療
B-2-2)-9
* 地域における保健・医療・福祉・介護の分野間の連携および他職種間の連携の必要性について説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  野村 武史
1.医療等に係る他職種連携について説明できる
2.急性期、回復期、周術期、終末期診療での歯科の役割について説明できる
3.周術期の歯科治療と管理について説明できる 
1.保健・医療・福祉・介護間の他職種連携
2.急性期、回復期、周術期、終末期における歯科の役割
3.周術期の歯科治療と管理
(430~438ページ)
5 10/18 4 C-3-4)-(5)-①
末梢神経系の種類、走行及び支配領域を説明できる。
C-3-4)-(5)-②
体性神経系と自律神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(5)-③
交感神経系と副交感神経系の構造と機能を説明できる。
C-3-4)-(5)-④
脳と脊髄の構造と機能(運動機能、感覚機能、高次神経機能及び自律機能)を説明できる。
C-3-4)-(5)-⑥
反射、半自動運動、随意運動の発現と調節の機序を説明できる。
E-2-1)-⑨
嚥下の意義と制御機構を説明できる。
E-2-1)-⑩
嘔吐反射と絞扼反射を説明できる。
E-2-1)-⑪
咽頭と喉頭の構造と機能を説明できる。
E-2-3)-④
口腔・顎顔面領域の老化と歯の喪失に伴う変化を説明できる。
 
1)講義の実施
2)スライドプロジェクターを用いた電子黒板によるノートを作製する。
3)従来の黒板を用いたノートの作製を作製する。
4)講義で作製されたノートを元に自己学習を実施する。
  
新館・第2講義室  澁川 義幸
1. 咀嚼運動機能の末梢・中枢性制御機構を説明できる。
2. 咀嚼運動機能の中枢性制御の歯科医療における臨床的意義を説明できる。
3. 嚥下の時間・空間発生パターンを説明できる
4. 嚥下の反射性制御を説明できる。
5. 嚥下機能の末梢-中枢制御機構を説明できる。
6. 摂食嚥下機能の加齢変化を感覚機能変化から説明できる
7. 摂食嚥下機能の加齢変化を運動機能統合変化から説明できる
8. 摂食嚥下機能の加齢変化に影響するその他の因子を説明できる 
嚥下反射と加齢現象
1)嚥下行動
2)嚥下器官の概説
3)嚥下の時間・空間発生パターン
4)摂食嚥下機能の加齢変化に影響する感覚機能変化
5)摂食嚥下機能の加齢変化に影響する運動機能統合変化
6)摂食嚥下機能の加齢変化に影響するその他の因子

6 11/15 4 E-2-2)-5 唾液腺の構造と機能を説明できる。
E-2-4)-(7) 唾液腺疾患
 
Power Point と書き込みのできる配布プリントによる講義・ディスカッション  新館・第2講義室  橋本 貞充
1.唾液腺の構造と機能について説明できる
2.唾液腺の加齢変化について説明できる
3.唾液腺の非腫瘍性疾患の特徴について説明できる
4.唾液腺腫瘍の特徴と病理組織像について説明できる 
1.唾液腺の構造と機能
2.唾液腺の加齢変化の概略
3.唾液腺の非腫瘍性疾患の概略
4.唾液腺腫瘍の特徴と病理組織像の概略
7 11/22 4 C-6-2)-①
薬理作用の基本形式と分類を説明できる。
C-6-2)-②
薬物作用とその作用機序を説明できる。
C-6-4)-①
薬物の一般的副作用と有害事象を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  笠原 正貴
1.高齢者慢性疾患に投与される薬物のうち、全身疾患に対する薬物の作用と副作用について説明できる
2.1.高齢者慢性疾患に投与される薬物のうち、口腔疾患に対する薬物の作用と副作用について説明できる
 
1.全身疾患に対する薬物
2.口腔疾患に対する薬物
8 11/29 4 E-1-4)-(1)-⑤ 患者の服用薬物の歯科治療への影響と歯科治療時の対応を説明できる。
E-1-4)-(1)-⑥ 患者(小児、妊産婦、高齢者を含む)の全身状態の評価を説明できる。
E-6-① 全身の症候・病態を説明できる。(発熱、全身倦怠感、体重減少・増加、ショック、意識障害、脱水、浮腫、けいれん、めまい、黄疸、呼吸困難、チアノーゼ、頭痛、動悸、息切れ、胸痛、睡眠障害、嘔吐、下痢)
E-6-② 医科疾患合併患者の歯科治療時の注意点を説明できる。
 
ディスカッションを活用した講義  新館・第2講義室  一戸 達也
松浦 信幸
1. バイタルサインの確認が出来る。
2. 生体モニタを使用法を説明できる。
3. 高齢患者の患者の全身状態評価を説明できる。
4. 高齢者の歯科治療時の注意点を説明できる 
1. 高齢者の全身状態の評価
2. 高齢者の歯科治療時の管理
(64~127ページ)

9 12/6 4 E-1-4)-(1)-⑤ 患者の服用薬物の歯科治療への影響と歯科治療時の対応を説明できる。
E-1-4)-(1)-⑥ 患者(小児、妊産婦、高齢者を含む)の全身状態の評価を説明できる。
E-6-① 全身の症候・病態を説明できる。(発熱、全身倦怠感、体重減少・増加、ショック、意識障害、脱水、浮腫、けいれん、めまい、黄疸、呼吸困難、チアノーゼ、頭痛、動悸、息切れ、胸痛、睡眠障害、嘔吐、下痢)
E-6-② 医科疾患合併患者の歯科治療時の注意点を説明できる。
 
ディスカッションを活用した講義  新館・第2講義室  一戸 達也
松浦 信幸
1. 高齢者に多い循環器疾患を説明できる。
2. 高齢者に多い代謝・内分泌疾患を説明出来る。
3. 高齢者に多い呼吸器疾患を説明出来る。
4. 高齢者に多い消化器・泌尿器疾患を説明出来る。
5. 高齢者の歯科治療における全身管理法を説明出来る。 
高齢者に多い全身疾患
(64~127ページ)
10 12/13 3 E-1-6)-(2)-4
適切な食事指導(栄養指導)を実施できる。
 
講義  新館・第2講義室  大久保 真衣
川口 美喜子
1.栄養と健康について説明できる
2.熱量とエネルギー代謝について説明できる
3.栄養素の種類について説明できる
4.栄養指導のための栄養学について説明できる 
1.栄養学概論
2.エネルギー代謝の測定および基礎代謝、作業代謝
3.三大栄養素、無機質、ビタミン
4.栄養の現状と問題点(165~179ページ)
11 12/13 4 E-4-3)-1 * 老化の身体的、精神的および心理的特徴を説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  大久保 真衣
川口 美喜子
1.高齢者の食生活・栄養確保と健康状態について説明できる
2.咀嚼、嚥下機能と栄養について説明できる。
3.栄養摂取とその問題点について説明できる。 
1.高齢者の食生活
2.高齢者と栄養(165~179ページ)
3.栄養アセスメント
4.医療、福祉、介護と臨床栄養
12 1/17 4 B-2-2)-9*地域における保健・医療・福祉・介護の分野間の連携および他職種間の連携の必要性について説明できる。
E-4-3)-4*高齢者における口腔ケア処置について説明できる。
E-4-3)-8*要介護高齢者(在宅要介護者も含む)の歯科治療時の注意点を説明できる。
E-4-3)-9*歯科訪問診療について説明できる。
 
講義  新館・第2講義室  杉山 哲也
1.在宅環境での多職種連携について説明できる。
2.訪問歯科診療について説明できる。
3.口腔健康管理について説明できる。 
1.訪問診療の制度および体制
2.訪問歯科診療
3.訪問歯科保健指導
4.口腔健康管理
(150~164ページ、262~298ページ)

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